登山歴4年目にして最強の山?!容易に人を寄せ付けぬトムラウシ山!!
- GPS
- 12:13
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,507m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 12:13
もちろんワタクシの本意ではなく、歩くのがどんどん遅れてしまったが故の時刻である。午前中はあれほど賑わっていた登山道も徐々に人の姿が消えていくのは不安の芽がでてくるというもの。
天候 | 終日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トムラウシ短縮登山口に車で行くのがオススメ 80台止められる駐車場があるので安心 またトムラウシ温泉東大雪荘からも登山口がある(往復6kmくらい長くなるが) トムラウシ温泉と新得町間で予約制のバスがあるので、公共交通機関勢はまずはこの温泉までくることが必須か |
コース状況/ 危険箇所等 |
コマドリ沢で水流があるので注意と言えば注意 ロックガーデンにて、浮石が多く見分けずらいので歩く際は極力慎重に。 下山(復路)にも関わらず登りが3回ほど発生するのでペース配分も必要。 |
その他周辺情報 | トムラウシ温泉 日帰り温泉もあるし宿泊もできる 旅館や民宿ではなく普通にビジネスホテルレベルの綺麗さ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
常備薬
携帯
タオル
|
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共同装備 |
リポビタンD <br />ヘッドライト
|
備考 | クマよけスプレーを持って行った。茂みが強風の影響で揺れているのか、それとも動物が動いて揺れているのか判断がつかないときにすぐさまスプレーに手を伸ばしておくだけで安心感が増す。 強風対策の多用途ロープを持っていけばより安心だったかも? |
感想
日本百名山14座目、北海道にある日本百名山5座目に挑む!
トムラウシ山。2009年には登山歴20年以上を誇るベテラン集団とガイドが遭難する事故が起きた厳しい山だ。
上記のチームは旭岳から入山して2泊3日で大縦走する超過酷な登山ルートだ。しかも2日目から大雨と風で装備も体も濡れた状態で3日目のトムラウシ山迂回ルートをこれまた悪天候が襲うという悪条件に悪条件が重なった結果の事故だった。わたくしも8月26日に登山予定だったが強風のうえ曇りのち雨という天候だったので延期した。
そして逝去された方々の教訓を活かして晴れの日に挑み直した今回。
朝5時40分頃、トムラウシ山短縮登山口へ。
日は完全に上っている。ワタクシ達以外にもこれから登る人達はたくさんいた。5組10人くらい?に抜かれた
ランドマーク.ムイ天上までぬかるんだ、なかなかの泥の量がある登山道だが木道が整備されていたので泥に足をとられることなく歩けるので早いペースで登ることができた。カムイ天上で休憩していると完全に日が姿を見せ、まあまあ眩しい状況に。サングラスを着用している方もチラホラと増え始めた。
そしてここからコマドリ沢までおよそ2時間もかかってしまうことに。コマドリ沢に辿り着くには一度高度を下げねばならずせっかく稼いだ標高が100mは減る。ということは帰りは100mも登らないといけないのか、トホホ。コマドリ沢手前には簡易トイレ用のテントが整備されている。かなり多くの人々と絶え間なくすれ違い続けた。コマドリ沢には20人程が水を沸かしたり持参した椅子にこしかけたりして休憩していた。自分たちはペースが遅れているので最低限の休息を取り、登りを再開。
ランドマーク△離灰泪疋蠡瑤ら前トム平まで岩だらけのロックガーデンが広がる。大岩だらけなので旭岳や富士山の砂地とは違い滑ることはないが、足がグラグラする。転ぶことよりも岩そのものが崩れるんじゃないかとか、岩場の隙間に足が挟まってしまうのではないかという懸念に注意しながら登る必要がある。そして岩にペンキで矢印がかかれているのだが、これが微妙に見にくい。道がどこにあるか、下山者がどこから来るかを見定めながら慎重に登った。ただそれでも1時間で到着できたのは幸い。
ランドマークの前トム平では一気に強風が吹き始め防寒着を着込んだ。わたくしたちの他にも着込む人が増え始めていた。休憩しやすい広さを確保できる地点でもあるのでここで一息いれるのがオヌヌメ。
ランドマークい離肇爛薀Ε係園までの道のりは巨岩郡を 降 り る ことで始まる。往路にも関わらず、またおりんのかい!と突っ込んでしまいたくなるが致し方なし(´・ω・`)。トムラウシ公園は確かに平らではあるが、道が狭いので休憩には不向きか。この地点で最も多くの登山者とすれ違った。時刻は11時頃。なんて早いんだ。中にはカムイ天上前で抜かれたばかりの人達すらいた。まあ、速さは重要じゃないから、、、と自己昇華をしつつ登山をすすめる。
ランドマークイ瞭郛促ャンプ指定地と頂上分岐に50分かけて到達。トムラウシ公園に着いた時はやや疲れていたが、もうその疲れも抜け、体も順応してきたのでそのまま一気に頂上へ。ロックガーデンほどではないものの、それなりの岩壁をよじ登りながら頂上へ。正午過ぎ、ついに歓喜の瞬間が。
頂上では他の方に聞いたところによると17m/sの強風が吹き荒れていた。実際風よけの岩に身を潜めながらの休憩。30分ほどで休憩を負えたが、阿寒岳方面、旭岳方面、幌尻岳方面と全てを見渡せる大雪山国立公園の中央、ど真ん中!さすがは大雪山の奥座敷!すばらしい眺望に、すばらしい達成感!
頂上に来る人、人、人が皆「やったー」とか「着いたー」とか必ず声を上げ、必ず表情がほころぶのが印象的だった。他の山では必ずしも頂上に着いたことを喜んでいるわけではないので、本当にこのトムラウシ山が如何にわたくし含め人々を魅了するのかがよくわかった瞬間だった。
下山時は2回の大きな登りに苦しみながらもゆっくりゆっくり歩いて下山。16時を過ぎてからはヘッドライトが点くかを確認してからペースを速めて歩いた。
そして18時下山!状況を心配したのか、親やホテルの人達から電話がかかってきていた。圏外でなかなか連絡できず申し訳ない。本当に日没ギリギリになって下山完了。現にホテルに戻る道すがら真っ暗になっていました。あぶねあぶねー
これを書くのも久々だ!荒島岳で登頂失敗し、4月に霧島山を登った以来の新百名山
日本百名山第14座、登頂!!
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