記録ID: 7228578
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍
御嶽山
2024年09月13日(金) [日帰り]
長野県
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 03:38
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 884m
- 下り
- 887m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:35
距離 6.6km
登り 884m
下り 887m
9:50
ゴール地点
天候 | 雲海のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
約十年前、私は学校行事で登った八ヶ岳から噴煙を眺め、呆然としていた。その時、私は子供ながらに畏怖の念を抱いたのであった。当時はまさか自分がこの山に登るとは微塵も思っていなかっただろう。しかし、あの日から十年まであと二週間に迫った今日、いつもは直前に計画を立てる自分が、一週間前から計画を立ててこの山に登ることにしたのである。
田ノ原から登山開始。道中では、時折腐卵臭が鼻を突き、地球の息吹を感じる。九号目付近までは霧に覆われていたが、高度を上げると次第に晴れ、中央アルプスが徐々に姿を現す。王滝頂上に着いた頃には、東側の視界がかなり開け、雲海の上に中央アルプス、南アルプス北端、奥秩父、そして八ヶ岳を望むことができた。王滝頂上から剣ヶ峰までは、未だ噴石の爪痕が残る道。しかし、登山開始時には想像し難いほど紺碧に染まった空の下を歩き、山頂に着くことができた。山頂からは東側の眺望に加え、一ノ池、二ノ池、先週登った乗鞍岳、その奥に穂高岳と槍ヶ岳を望むことができた。あまりにも美しい雲海と、その上に浮かぶ山々を眺めたとき、十年前に起きたことを想像するのは非常に困難なものとなっていた。だがしかし、それと同時に、自然は人間の想像を遥かに超える力を持ち、それは突如として放たれるのだと再認識させられたのであった。畏怖の念が畏敬の念に変わった瞬間である。
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