以東岳 以東小屋最後の夜と絶景の紅葉
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- GPS
- 10:10
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,832m
- 下り
- 1,854m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:18
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 4:54
2日目はアプリ復活。
天候 | 1日目:晴れのちガスのち晴れ 2日目:ガスのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装路は大鳥集落先の蘇岡発電所まで。その先ダート路(約20分)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 |
その他周辺情報 | 以東小屋は22日から解体作業が始まりました。 |
写真
装備
備考 | 大鳥小屋までは水場がいたるところにあります。 |
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感想
シルバーウィークは家庭事情により21日22日の2日間しかフリーな時間がない。であるならば、この時期にこの2日間で行ける場所ということで真っ先に思い当たったのが「以東岳」。紅葉のピークに訪れたい自分にとっての憧憬の山だ。
当初、1日目に狐穴小屋宿泊、寒江山折り返しを計画した。初日の自宅出発時間が遅くなるため、ややキツイ行程だとは思っていたが行ける気がした。大鳥小屋まではほぼ予定通りだったが、直登コースを1時間ほど登ったところで両足が痙攣をおこし、一気にペースダウン。予定を40分遅れで以東小屋に到着。天候も悪く視界も効かないうえ、痙攣がとまらない足ではこの先に進めない。今シーズンは解体の為、緊急時以外使用禁止の以東小屋で避難する。すると新潟から来たという男性が、やはり体調不良で先に休んでいた。無理せず休んでいったほうが良いとのアドバイスを聞いて予定変更し、ここでの宿泊を決意した。
1時間半ぐらい休んで外に出たらガスが晴れ、あたりは絶景の紅葉が姿を現していた。日本海に沈むダイナミックな夕陽に感動。こんなに綺麗な夕陽は何年振りか。予定変更も結果オーライ。
あたりが暗くなった18時頃、突然小屋の扉が開いた。大荷物を背負った3人組で、明日から解体作業に入るという工事業者だった。向こうも最初驚いたようだったが、事情を聞き入れ宿泊を許可してもらった。以東小屋解体前最後の夜に宿泊というなんとも都合の良すぎる一夜を工事業者の方々と過ごす。深夜10℃以下に冷え込んだ外に出ると、これまたスゴすぎる星空。新潟の夜景。忘れられない。
翌朝、ご来光を見るべく4時に起床したが、生憎の強風そしてガス。ガスが晴れるのを待ったが、もうひとりの方はガスが晴れない中、6時に出発。私は天候の回復を信じ更に1時間じっと小屋で待つ。待って正解。風が止みガスが徐々に消え出した。工事業者の方に御礼をし、以東岳山頂に向け出発。頂上に着いた頃にはすっかりガスが消え、雄大な朝日連峰と360度のパノラマが待っていた。
あとはまさに最盛期の紅葉と好天の中、気持ちの良い稜線歩きだ。ガイドブックなどでは何度も見たが、やはりナマは違う。生涯一、二の美しい紅葉だった。
22日から解体に入った以東小屋。アクシデント発生で最後の夜に宿泊という数奇な体験をしてしまった。お世話になってしまった工事業者、そして同じ新潟から来られた同年代と思われる男性。わがままを許し全容を見せてくれた以東岳。すべてに感謝。追伸:以東小屋解体後の再建予定は今のところ無いという。
以東小屋が本当に使えないのか調べていたら、この記録に当たりました。来年2017年7月に泡滝から朝日鉱泉へ縦走する予定です。情報感謝します。
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