六甲山(油コブシ〜裏六甲縦走路〜湯桶山〜有馬温泉)
- GPS
- 03:13
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 825m
- 下り
- 477m
コースタイム
- 山行
- 3:05
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:14
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ全般的に良好に整備された一般登山道 湯桶山から最後の有馬への下降が堰堤のところから道が分かりにくい (スマホのバッテリー切れで湯桶山の降りでログは途切れています) |
写真
感想
9月も半ば過ぎだというのにも関わらず、依然として盛夏のような蒸し暑い日々が続く。
六甲山なら海風のせいで少しは涼しいかと期待して、久しぶりに六甲に出かけることにする。一昨年のコロナ禍の季節はケーブルカーは運休していたせいで、六甲道からケーブルカーの駅に向かうバスはガラガラであったが、今年は六甲山で六甲ミーツ・アートが開催されていることもあり、六甲山に向かう人が多いようだ。
ケーブルカーの六甲山下の駅前に到着すると大型の観光バスも数台停まっていた。油コブシの登山口に向かって右手に伸びる車道を歩き始める。一つ目のカーブを過ぎるとすぐに大きなマンションが現れ、その先にはいわゆる老人ホームと思しき養護施設が連なっている。いずれも眼下に眺める市街の景色が綺麗そうだ。養護施設の裏手から登山口の階段を登ると早速にも市街と六甲灘の展望が広がった。
ここまで期待通り、海風が吹いており、涼しく感じられたが、登山口から山の中に入ると途端に風が感じられなくなる。すぐにも擬木階段の急登が続くようになり、汗が噴き出すことになる。油コブシとはこの道を歩いた油を運ぶ商人が急登のせいで油をこぼしたという謂れに由来するらしい。
尾根の上部に達し、途端に斜度が緩やかになり六甲らしい丈の低い笹原が登山道の周囲に広がるrと、ようやく海から吹いていくるずずしい風を感じることが出来る様になる。忽然とケーブルカーの駅に向かう車道に飛び出す。道沿いには砂で作った小さな船や発泡スチロールで作った実物大の家が現れる。いずれも六甲ミーツ・アートの展示作品のようだ。
車道から離れると六甲の全山縦走路に入ると重苦しく蒸し暑い空気が漂っている。ゴルフ場に差し掛かると丁度昼時でゴルフ場のクラブ・ハウスは昼餐を楽しむゴルフ客が集まっているようだ。瀟洒なゴルフ・ウェアを纏った数名のマダム達がクラブ・ハウスに入っていくところであった。
ゴルフ場を抜けてみよし観音の前を差し掛かると再び六甲の市街の好展望が大きく広がる。六甲枝垂れのあるガーデン・テラスに来ると、途端に多くの観光客で賑わっている。六甲山上に涼を求めて来られた人も多いのだろう。
しばらく全山縦走路を東進し、裏六甲縦走路への分岐点は極楽茶屋跡は車道沿いの車数台分の小さな駐車場にの近くには自動販売機とベンチが設けられている。ここで保冷袋に入れてきた缶ビールを開け、行動食のおにぎりで小休憩をとる。海側には展望が開け、気持ち良いところではあるのだが、ベンチの周りにかなりの数のタバコの吸い殻が投げ捨てられているのが残念であった。単一の銘柄であり、いずれもフィルターのところまで吸われていることからは一人の人物によるもののように思える。
休憩を終えると車道を反対側の小規模なぶな林を抜けて、いよいよ裏六甲縦走路に入る。途端に空気が涼しく感じられる。しばらくは笹原の斜面の急下降から始まる。涼を楽しんだのも束の間、高度が下がるにつれ、急速に蒸し暑さが感じられるようになってゆく。
湯桶山の登り返しは普段であればそれほど苦になるものではないと思われるが、この日は蒸し暑さが堪える。湯桶山と灰形山と間の鞍部から有馬温泉に向かって下降する道を入る。
谷沿いを降って行くと大きな堰堤が現れるが、堰堤の手前で道が大きく崩落している。崩落地を慎重に通過して堰堤を越えるが、道が不明瞭であり、どうやら道が不明瞭だ。湯桶山からの降りでいつの間にかスマホのバッテリーが切れていたらしいく、GPSで登山道を確認することが出来ない。さほども藪のないので、薄い踏み跡を辿って小さな沢伝いに下降すると、舗装路に合涼した。
すぐに有馬温泉の市街に出て、金の湯に至る。温泉は女性はすぐに入れるが、男性はローカーがすべて埋まっているようで、数分列に並ぶことになった。湯上がりはいつもは金の湯から温泉街を少し上がったところにある有馬十八番という店で明石焼をつまみながらビールを飲むのがルーティンなのだが、この店の前は行列となっていたので、金の湯のすぐ近く、BAR DE GOZARに入る。冷たいビールを一気に飲み干してしまうのだった。
コメント
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突然ですが、今年の芥川賞を受賞した「バリ山行」の主人公が六甲山を歩く様子が山猫さんに似ているなと思いました
阪急御影から入山するときのコースの描写はよく似ていましたね
山猫さんは奥様同伴なので小説のようなひどい藪漕ぎはなさらないでしょうがコースの選択など同じかなと感じました
60年近く六甲に行っていないので下草や藪の様子も変わっているだろうな・・
またレポートお願いします
バリ山行はまだ読んでいないのですが、芥川賞作家の文章と比較されるなど畏れ多い
ただ、六甲は人のあまり通らない静かなルートは確かに魅力的に思われます。
下山後にすぐに🍺にありつけるのも
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