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記録ID: 72561
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【長野県】西穂独標 (上高地→西穂山荘→西穂独標→上高地)

2010年07月29日(木) ~ 2010年07月30日(金)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
hoz shibuya300 その他1人
GPS
31:04
距離
7.9km
登り
1,206m
下り
1,207m

コースタイム

《登り》約4時間20分
9:05上高地・西穂高岳登山口 - 13:10焼岳分岐 - 13:26西穂山荘

《西穂独標往復》約4時間
7:47西穂山荘 - 8:19西穂丸山 - 9:30西穂独標 - 11:43西穂山荘

《下り》約3時間20分
12:47西穂山荘 - 16:09上高地・西穂高登山口
天候 7月29日(木):雨
7月30日(金):曇り
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
前泊・後泊とも、上高地の西糸屋山荘に宿泊しました。
※上高地は周知の通り、通年マイカー規制のため、沢渡駐車場でマイカーからタクシーに乗り換えました。沢渡から上高地までは、どのタクシー会社でも定額で¥4000と決まっているようです(大正池までは¥3200)。ちなみにバスだと、往復切符で¥2000らしいです。
コース状況/
危険箇所等
 登山ポストは、西穂高岳登山口にあります。トイレはコース上にはありません。

 上高地からの登りは、最初はジグザグで傾斜もゆるく感じますが、後半はかなり急になりました(下りは特に急に感じました)。
 焼岳との分岐に到着すると、最後の急な登りが待っていますが、そこから森林限界にある西穂山荘には十数分で到着します。
 最初から最後まで、迷うことはないと思います。ただ、あまりメジャーなコースではないのか、たまたまなのか、登山者には一人も出会いませんでした(帰りは小学生?の集団とすれ違いましたが)。

 西穂山荘では、名物のラーメンの他に、カレーやうどん、おでんなどが食べられますが、16時までの営業なので注意が必要です。宿泊客に限り、水は無料でわけてもらえますが、お湯・お茶は有料です。

 西穂山荘から独標までは、行程の半分くらいをゴツゴツした石の道がジグザグに急角度で続きます。

 また、独標手前で岩場の急な登りとなりますが、矢印通りに慎重に登れば、初心者でも大丈夫だと思います。一応、一ヶ所だけクサリもありましたが、使わなくても登れました。私たちは、ザック類を置いて身軽になってから取りつきました。
上高地の田代橋の近くにある、西穂高岳登山口を出発。
2010年07月29日 09:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/29 9:05
上高地の田代橋の近くにある、西穂高岳登山口を出発。
あいにくの雨のため、最初からレインウェアを着込んでの出発となった。
2010年07月29日 09:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/29 9:08
あいにくの雨のため、最初からレインウェアを着込んでの出発となった。
最初のうちは、どちらかと言うとなだらかな、楽な道が続く。
2010年07月29日 09:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 9:20
最初のうちは、どちらかと言うとなだらかな、楽な道が続く。
ジグザグの道を、たんたんと登っていく。
2010年07月29日 10:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 10:11
ジグザグの道を、たんたんと登っていく。
ジグザグを過ぎると、段々と傾斜がきつくなる。雨のせいか疲れやすく、何度も休憩をとる。
2010年07月31日 22:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/31 22:12
ジグザグを過ぎると、段々と傾斜がきつくなる。雨のせいか疲れやすく、何度も休憩をとる。
やっと稜線らしき場所に出る。
2010年07月29日 11:19撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 11:19
やっと稜線らしき場所に出る。
かと思うと、また急な岩場が続く。
2010年07月29日 12:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 12:30
かと思うと、また急な岩場が続く。
雨のせいで道が沢のようになっている場所もあった。
2010年07月29日 12:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 12:50
雨のせいで道が沢のようになっている場所もあった。
焼岳との分岐を過ぎると、最後の急な傾斜が待っている。
2010年07月29日 13:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 13:20
焼岳との分岐を過ぎると、最後の急な傾斜が待っている。
焼岳分岐から十数分で、西穂山荘の屋根が見えてきた。
2010年07月29日 13:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 13:23
焼岳分岐から十数分で、西穂山荘の屋根が見えてきた。
ようやく西穂山荘に到着。
2010年07月29日 13:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/29 13:27
ようやく西穂山荘に到着。
早速、名物の「西穂ラーメンしょうゆ」を食べる。疲れた身体にしみわたるうまさだった。
この4日間であちこち5食のラーメンを食べた甥っ子は、このしょうゆラーメンが一番美味しかったと後で言っていた。
2010年07月29日 13:36撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 13:36
早速、名物の「西穂ラーメンしょうゆ」を食べる。疲れた身体にしみわたるうまさだった。
この4日間であちこち5食のラーメンを食べた甥っ子は、このしょうゆラーメンが一番美味しかったと後で言っていた。
これは夕食。充分な内容。
2010年07月29日 17:36撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/29 17:36
これは夕食。充分な内容。
こちらは翌朝の朝食。
2010年07月30日 05:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 5:42
こちらは翌朝の朝食。
翌朝もあいにくの曇り。少し晴れ間が出たと思ったらすぐ曇ってしまう。
2010年07月30日 06:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/30 6:17
翌朝もあいにくの曇り。少し晴れ間が出たと思ったらすぐ曇ってしまう。
曇り空の下、西穂山荘を出発。
2010年07月30日 07:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 7:47
曇り空の下、西穂山荘を出発。
最初は岩場をたんたんと登る。
2010年07月30日 07:54撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 7:54
最初は岩場をたんたんと登る。
笠ヶ岳方面。少し晴れ間がのぞいたところ。
2010年07月30日 07:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 7:59
笠ヶ岳方面。少し晴れ間がのぞいたところ。
見渡す先に、台形の形をした西穂独標が雲のすき間からのぞいている。
2010年07月30日 08:09撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:09
見渡す先に、台形の形をした西穂独標が雲のすき間からのぞいている。
左側に見えるのは、西穂丸山。
2010年07月30日 08:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:11
左側に見えるのは、西穂丸山。
西穂丸山から笠ヶ岳方面を望んだところ。
2010年07月30日 08:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:14
西穂丸山から笠ヶ岳方面を望んだところ。
独標ならびに西穂方面を望む。
2010年07月30日 08:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:17
独標ならびに西穂方面を望む。
独標(右側の台形)の上に、何人か人影が見える。
2010年07月30日 08:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/30 8:18
独標(右側の台形)の上に、何人か人影が見える。
青空が広がってきた。本当にこの日は気まぐれな天気だった。
2010年07月30日 08:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:24
青空が広がってきた。本当にこの日は気まぐれな天気だった。
ここから先は、延々と岩だらけの急なジグザグ道を登る。
2010年07月30日 08:31撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:31
ここから先は、延々と岩だらけの急なジグザグ道を登る。
休憩する甥っ子。登り坂(特に岩場)になると元気になり、誰も追いつけない。
2010年07月30日 08:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:42
休憩する甥っ子。登り坂(特に岩場)になると元気になり、誰も追いつけない。
登っている途中、見上げると、いつの間にか視界が悪くなっている。
2010年07月30日 08:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 8:51
登っている途中、見上げると、いつの間にか視界が悪くなっている。
独標に近づくにつれ、雲が濃くなり、尾根の東側はまったく見えない状態に。
2010年07月30日 09:06撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 9:06
独標に近づくにつれ、雲が濃くなり、尾根の東側はまったく見えない状態に。
すでに独標の上には誰もいない。
2010年07月30日 09:09撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 9:09
すでに独標の上には誰もいない。
この頃(9時過ぎ)が、青空がのぞいていた最後のチャンス。あとで、30分早く出発していれば、と後悔した。
2010年07月30日 09:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/30 9:12
この頃(9時過ぎ)が、青空がのぞいていた最後のチャンス。あとで、30分早く出発していれば、と後悔した。
急速に雲が濃くなってきた。
2010年07月30日 09:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 9:14
急速に雲が濃くなってきた。
独標の取り付きから見上げると、すでに雲が覆い尽くそうとしていた。ザックを置いて、上を目指す。
2010年07月30日 09:16撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 9:16
独標の取り付きから見上げると、すでに雲が覆い尽くそうとしていた。ザックを置いて、上を目指す。
ようやく西穂高岳独標に到達。背景は真っ白。
2010年07月31日 22:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/31 22:14
ようやく西穂高岳独標に到達。背景は真っ白。
独標からピラミッドピーク方面を見たところ。とうとう全容は見えなかった。
2010年07月30日 09:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/30 9:44
独標からピラミッドピーク方面を見たところ。とうとう全容は見えなかった。
しばらく待っても晴れそうにないので、下山することにした。
2010年07月30日 10:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 10:55
しばらく待っても晴れそうにないので、下山することにした。
ロープウェーで到着したであろう人達が、登っていく。
2010年07月30日 11:09撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 11:09
ロープウェーで到着したであろう人達が、登っていく。
ようやく西穂山荘が見えてきた。
2010年07月30日 11:39撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 11:39
ようやく西穂山荘が見えてきた。
西穂山荘で昼食を食べた後、下山。
2010年07月30日 13:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 13:23
西穂山荘で昼食を食べた後、下山。
こんなに急だったかと思うほど、きつい坂を延々と下った。
2010年07月30日 14:25撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/30 14:25
こんなに急だったかと思うほど、きつい坂を延々と下った。
上高地の西穂高岳登山口に到着。
2010年07月30日 16:09撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/30 16:09
上高地の西穂高岳登山口に到着。
撮影機器:

感想

 昨年の燕岳に続いて、二度目の北アルプス。我々のレベルで行けるぎりぎりの穂高連峰ということで、西穂独標まで目指しました。

 天気は、梅雨明けから先週まで晴れていたのに、残念ながら去年に引き続き、登りは雨。上高地からのルートをたどり、登りの登山者を一人も見かけることなく、西穂山荘へ到着しました。あまり使われていないルートなのでしょうか。

 翌日もあいにくの曇り。時々晴れ間がのぞくものの、独標に着く頃には、完全に雲の中に入ってしまいました。あと30分早く出発していれば、と後悔しましたが、天を恨んでも後の祭り。
 下りは、上高地まで約860mを一気に下りましたが、さすがに腿とヒザがガクガクになりました。小三の甥っ子だけは最初から最後まで元気で、翌日もケロッとしていました。

 あと今回は、昨年の燕岳の時のように、高山病に似た症状が出ることもなく、山の上でも快調に過ごせました。
 昨年は合戦小屋のあたりから頭痛に見舞われ、軽い高山病にかかったような症状になったのですが、後で調べたところ、どうも「カフェイン禁断頭痛」だったようです。普段1日に3杯以上コーヒーを飲んでいる人は、発症しやすいそうです。
 今回は対策として、こまめにコーヒーを飲んでいたら、嘘のように快調でした。

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