小川山烏帽子岩左稜線

2024年09月20日(金) [日帰り]

• GPS: 12:15
• 距離: 2.6km
• 登り: 405m
• 下り: 405m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:09
• 休憩: 0:06
• 合計: 12:15

距離 2.6km 登り 405m 下り 405m

6:17 スタート地点
6:19 6:20 キューブ
6:25 6:27 西股沢を堰堤上部から渡渉した所
6:27 6:29 トーフ岩
6:46 大岩でできた5mほどの滝
7:22 1P目スタート
8:16 ３P目ダブルクラックをリードが登り切った所
8:54 4P目終了点
9:20 5P目フォロースタート前
9:48 6P目終了点
10:25 8P目の安定した場所
10:58 8P目終了点にフォロー到着してハーケンを発見
10:58 9P目スタートの「３mほどの短いチムニー」
11:38 9P目終了点の分かりにくい鉄の杭
11:38 10P目、両側が切れ落ちたナイフリッジ
12:05 10P目終了点から12P目のハンドクラックが見えた
12:27 11P目終了点から10P目終了点を見下ろす
12:33 12P目のハンドクラック
12:50 12P目のハンドクラックをリードが登り切る
15:23 17P目、フォロースタート
15:50 1８P目の基部までぎりぎり届かずピッチを切る
16:14 18P目大チムニーのチョックストーンに乗る
16:51 18P目大チムニーリードが登り切る
17:18 18P目、フォローも登り切り記念撮影
18:03 18:04 トーフ岩
18:09 キューブ
18:32 ゴール地点

天候

晴れだが強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

廻り目平キャンプ場の林道脇に止める

コース状況／危険箇所等

【1・2P目】　リード
つなげてやったが、思ったより高度感があり、プロテクションを多めに取ってしまった。弾切れを恐れ始めた頃に、終了点が来てほっとした。

【4P目】リード
みんなが言うように、下部は5.5上部は5.8という印象だっだ。上部で一か所、僕には難しい登りがあり、時間を使い慎重に体のバランスを考え攻略した。

【9P目】フォロー
怖いトラバースは確かに怖く、しゃがんで行けばガバがあるから簡単と書いてあったが、それでも僕はソコソコ怖かった。しゃがみながらゆっくり行けば問題はなし。

【12P目　ハンドクラック】　フォロー
12P目のハンドクラックは、小川山ジョイフルジャムや瑞牆山トムソーヤの冒険のダルマフェースよりちょうどいい広さだった。しかし、バランスが少し悪く、クラックの真上に体の重心を持ってこれなかったので、下から見たほど簡単ではなかった。多分、これは僕が高度感にビビり、体の重心をうまく右に移動させられなかっただけかもしれない。

【17P目】フォロー
最後の大チムニーの少し手前が難しい。

【18P目　大チムニー】　リード
大チムニーは上部のクラックは体を入れるにはナロー過ぎ、カムをかますにはワイド過ぎた。4番のカムは小さすぎて全く無意味で、6番を持って来ていればもしかしたらはまったかもしれない。



小川山クライミングガイドにはカムはC4まで1セットで十分と書いてあったが、C4は使うところはあまりなかった。僕らはC03,C04,(C05,C075,C1,C2)X2,C3,C4で臨んだが、小さいカムは軽くかつ使いどころがあったので、2セットあってよかったと感じた。

その他周辺情報

ヘルシーパークかわかみ

写真

9/20 6:25

今回は渡渉は飛び石で成功した

9/20 6:25

小さい沢も2回ほど渡った

9/20 6:25

しばらく林道を歩く

9/20 6:25

9/20 6:31

9/20 6:34

これが「モーレン」状というらしい

9/20 6:36

9/20 6:36

9/20 6:46

小川山クライミングガイド上p207Gの「大岩でできた5mほどの滝」とある大岩

9/20 6:47

「そこを20歩ほど登って、右の樹林帯に入る」と説明がある所には赤テープあり

9/20 7:22

1P目スタート

9/20 8:16

1，2Pを通して登り、2P目の終了点。思いのほかギアを使い、弾不足に焦る

9/20 8:16

3P目のダブルクラック

9/20 8:54

4P目終了点のピナクルが位牌岩のもよう。「位牌岩」のプレートが掛かっていた

9/20 8:55

4P目終了点からの景色

5P目をスタートしたひできちさんが、岩に「位牌岩」とプレートがかかっているのき気が付いた

9/20 9:20

5P目、簡単だが形式が最高

9/20 9:48

6P目を欲張りすぎて長く伸ばしてしまい、藪がうざい所でピッチを切る

9/20 9:48

本当はこの手前の木でピッチを切ると快適

9/20 9:55

7P目の始まりの岩稜

9/20 9:56

6P目終了点の反対側

9/20 10:25

8P目の安定した場所のどこか

9/20 10:36

9/20 10:36

9/20 10:36

9/20 10:36

8P目も中々の高度感

9/20 10:58

8P目の終了点。「ハーケンが2本打たれているテラスまで」の説明通りハーケンがあったが錆びていて気付かず、横のクラックにC#1を2つ使って支点構築

9/20 10:58

9P目スタートの「3mほどの短いチムニー」

9/20 11:09

左から抜ける

9/20 11:24

9/20 11:25

金峰山荘が見える

9/20 11:38

9P目終了点にある分かりにくい鉄の杭

9/20 11:38

9/20 11:49

9/20 12:05

10P目終了点から三ノ楯のハンドクラックが見えた

9/20 12:05

10P目終了点、高度感あり

12:18

12:27

9/20 12:33

本当にバチぎきするのか？

9/20 12:50

ひできちさん、12P目のハンドクラックを無事にリード

9/20 13:12

13P目から16P目までは中途半端な懸垂と簡単な登りが連続し、猛烈に時間を消費した。

9/20 15:23

17P目のスタートか

9/20 15:47

9/20 15:48

大チムニーが眼前に迫る

9/20 15:49

9/20 15:50

17P目がなぜか18P目基部まで届かず、少し距離を残してピッチを切る

このチョックストーンまでは何でもない登り

9/20 16:51

何とかかんとか登り切った！

9/20 16:51

終了点に支点をセットした後で、荷揚げが残っていることを思い出し、チムニーキワキワまで移動

9/20 16:51

9/20 16:57

大チムニー並じゃない、必死だった。

9/20 16:57

最初はこれが五ノ楯だと勘違いしていた。

9/20 16:57

頼りないが新しいスリングの左稜線終了点

9/20 17:18

やり切った感が強く、自然と笑みがこぼれる

9/22 9:38

大チムニーの代償、買ったばかりの上着では決していかないように！

撮影機器：

SC-52C samsung

Galaxy S24 Ultra samsung

感想

TtmDeriv

9月7日にミキヤツ登山教室の「実践マルチピッチ講習」を受講した。2年前の3月の赤岳主稜以来となる久野氏のうんちくは健在で、目から鱗の楽しい時間を過ごした。しかし、何人ものクライアントを見て来た久野氏に、「（実力をわきまえず）ドンドン行ってしまう危険なキャラ」との烙印を押されてしまった。「命の危険を防ぐために頑張って練習する」というのは僕にはワークしないらしい。何故なら上手くなると更に難度の高い無謀な挑戦をするからだ。大切なのは意識改革で、「頑張らない・冷静になる」を徹底することだと諭された。「その上で確実なクライミング技術を身に着けていくことです。夏場は山なんか暑くて行かなくてもいいでしょう。毎週フリーの岩場で練習してください」。なるほど...。そんな中、「マルチをしたいなら『烏帽子岩左稜線』は本当にいいルートで、お勧めです」と紹介された。講習の精算時に（2人で6万3千円）、「じゃあ今度烏帽子岩左稜線行ってみます！」と言うと、久野氏の顔色が変わった。「難しいですよ…」。やはり練習を積んだ上での話だったらしい。

しかし、迷った挙句、結局やっちまった。


https://www.youtube.com/playlist?list=PLNdyNlVYCXFUQmbheqfXFeADm4b_7DIz_