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Yamareco

記録ID: 727440
全員に公開
ハイキング
丹沢

蓑毛BS 三ノ塔・塔ノ岳・丹沢山・棚沢ノ頭・ユーシン渓谷

2015年09月25日(金) ~ 2015年09月26日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
29.5km
登り
2,226m
下り
2,197m

コースタイム

1日目
山行
10:35
休憩
5:53
合計
16:28
22:56
0
0:20
3:05
118
ヤビツ峠
5:03
6:20
74
三ノ塔
7:34
8:33
36
新大日
9:09
9:26
52
塔ノ岳
10:18
10:30
77
丹沢山
11:47
83
13:10
13:15
25
14:55
113
天候 雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き : 神奈川中央交通バス
     小田急線秦野駅 〜 蓑毛BS
     22:10 〜 22:32 22分 ¥320

帰り : 富士急湘南バス
     玄倉 〜 小田急線新松田駅
     16:51 〜 17:34 43分 ¥900
コース状況/
危険箇所等
蓑毛〜ヤビツ峠
非常に緩やかな登り。
丹沢で一時間以上続く登りで、
これほど緩やかなものは初めてかも。

丹沢表尾根
岩場やザレ石の急坂は、
濡れると恐ろしく滑る。

塔ノ岳〜棚沢ノ頭
 道自体は非常に歩きやすいが、
 とにかくピークを巻かないのでアップダウンがきつい。
 丹沢山以降はアップダウンの標高差が厳しくなるので、
 コースタイムを確認して、体力的に無理だと判断したら諦めも必要。

棚沢ノ頭〜熊木沢出合
 急坂。
 下り始めは踏み跡不明瞭な草の生えるままになった道で、
 岩場・ザレ石の道になり、その後樹林帯。
 樹林帯も広葉樹の下は堆積した葉の下にザレ石があり滑りやすい。
 後半から熊木沢出合までは針葉樹の森。
 急坂に変わりはないがフカフカする上、
 葉が滑りにくいので非常に歩きやすく気持ち良い。
 
 一番の問題は標識が全くないこと。
 ただし、
  “根の上を歩くこと。
 ◆‘嗣造い靴修Δ焚媾蠅任鷲ずピンクor黄リボンを探すこと。
 を行ってその通りに歩けば、
 特に地図とにらめっこせずとも熊木沢出合にはたどり着ける。

熊木沢出合〜玄倉
 玄倉川の南側に位置する平坦な林道をひたすら西へ。
 照明設備のないトンネルが多数あるため、ヘッドランプは必須で。
 ユーシン渓谷の美しいブルーを横目に歩けるため、
 長い距離も苦にならないが、
 数字以上に長い距離に感じたため、日帰りの場合は時間に注意すること。
その他周辺情報 ・不動ノ峰休憩所の水場に行こうと思ったが、入口の表示はあるものの、
 正直普通に歩ける道ではなく、不安になったので断念した。

・玄倉バス停のところには玄倉商店という店があり、
 食堂はないけど、腹の足しになるものや飲料が置いてあった。
蓑毛バス停にあるトイレ。

恐らく山中は雨だろうから、
レインウェアをあらかじめ装着し、
完全防備の上で出発。

結局汗で内側ベタベタになったから、意味なかったんだけどね。
蓑毛バス停にあるトイレ。

恐らく山中は雨だろうから、
レインウェアをあらかじめ装着し、
完全防備の上で出発。

結局汗で内側ベタベタになったから、意味なかったんだけどね。
ヤビツ峠への道は通行止めではないです。
ヤビツ峠への道は通行止めではないです。
菩提峠分岐。

ほんとは三ノ塔まで一気に登って避難小屋で仮眠をとる予定だったけど、
ヤビツ峠の時点で雨が強かったので、
バス停で雨が弱まるのを待ちながら仮眠。

レインウエァを着込んだため、
インナーウェアが汗びっしょりになってしまっていたので、
冷えるのが怖くて着替えたけども、
気温が低く湿度が高いと衣類は全く乾かんな。
菩提峠分岐。

ほんとは三ノ塔まで一気に登って避難小屋で仮眠をとる予定だったけど、
ヤビツ峠の時点で雨が強かったので、
バス停で雨が弱まるのを待ちながら仮眠。

レインウエァを着込んだため、
インナーウェアが汗びっしょりになってしまっていたので、
冷えるのが怖くて着替えたけども、
気温が低く湿度が高いと衣類は全く乾かんな。
二ノ塔の手前の開けた岩場から、
いい感じで夜景が見えた。
1
二ノ塔の手前の開けた岩場から、
いい感じで夜景が見えた。
二ノ塔到着。

この時点でヤビツ峠で満足な仮眠をとれなかった影響もあり、
ものすごい睡魔が襲ってきている。
二ノ塔到着。

この時点でヤビツ峠で満足な仮眠をとれなかった影響もあり、
ものすごい睡魔が襲ってきている。
ふらふらしながら登ってたけど、
雨が止み、後ろを振り向いたら綺麗な夜景が広がっていたため、
一気に目が覚めた。
1
ふらふらしながら登ってたけど、
雨が止み、後ろを振り向いたら綺麗な夜景が広がっていたため、
一気に目が覚めた。
三ノ塔到着。
おお〜。
雲海がいい感じ。
雲海がいい感じ。
このコースで大山は初めて見た。
2
このコースで大山は初めて見た。
きっと今日は、これが最後の眺望な気がして。
3
きっと今日は、これが最後の眺望な気がして。
しばし、
しばし、じっと、
2
しばし、じっと、
眺め続けた。
三ノ塔避難小屋でうつらうつらして、
起きたらもう一瞬でガスまみれ。
三ノ塔避難小屋でうつらうつらして、
起きたらもう一瞬でガスまみれ。
再び睡魔がピークに。
意識を失くしたかのように道端で爆睡。
再び睡魔がピークに。
意識を失くしたかのように道端で爆睡。
起きても、
ガスは晴れなかったけど、
体力は回復したので先に進む。
起きても、
ガスは晴れなかったけど、
体力は回復したので先に進む。
塔ノ岳到着。

やっぱりガスってた。
3
塔ノ岳到着。

やっぱりガスってた。
お出迎えされたのは初めてだわ。
9
お出迎えされたのは初めてだわ。
あれって・・・
やっぱり!
富士山だっ!!
んじゃ、またな。
6
んじゃ、またな。
なんか、これは、
なんか、これは、
前回来た時の、
デジャブのような景色やな。
2
デジャブのような景色やな。
こっからは未知の領域で。
こっからは未知の領域で。
ワクワクするけど、
ワクワクするけど、
流石にガスが晴れるっていう、
流石にガスが晴れるっていう、
奇跡は起きなかった。
奇跡は起きなかった。
丹沢山〜蛭ヶ岳までは、噂に違わぬ眺望良さげな道やなぁ。
2
丹沢山〜蛭ヶ岳までは、噂に違わぬ眺望良さげな道やなぁ。
不動ノ峰休憩所。
不動ノ峰休憩所。
雨宿りができて、ありがたい。
1
雨宿りができて、ありがたい。
この辺りに水場があるというので探したら、
この表示が。

3分?33分?
この辺りに水場があるというので探したら、
この表示が。

3分?33分?
この道を降りて行くとあるらしいんだけど...
休憩所にザックデポッて少し降りてみたけど、
一瞬で怪しい道に。

ちょっと降ったところに、
水場の表示はないけど、
沢の始まりがあったので、
背に腹が変えられなくなったら、
煮沸して飲もうと思って、
念のため1リットル分汲んでおいた。

そこまで3分もかからなかったし、
もし33分ならキツい坂だったし、
実際はどこにあるんやろな。
この道を降りて行くとあるらしいんだけど...
休憩所にザックデポッて少し降りてみたけど、
一瞬で怪しい道に。

ちょっと降ったところに、
水場の表示はないけど、
沢の始まりがあったので、
背に腹が変えられなくなったら、
煮沸して飲もうと思って、
念のため1リットル分汲んでおいた。

そこまで3分もかからなかったし、
もし33分ならキツい坂だったし、
実際はどこにあるんやろな。
棚沢ノ頭までもいい感じ。
棚沢ノ頭までもいい感じ。
アップダウン、
キツいけどね。
棚沢ノ頭に到着。

すでに蛭は諦めた。
棚沢ノ頭に到着。

すでに蛭は諦めた。
ってことで、
こっからユーシンに降る感じなのだが。

表示からして、
歩かれてないんだなぁと、
先行き不安になるわ。
ってことで、
こっからユーシンに降る感じなのだが。

表示からして、
歩かれてないんだなぁと、
先行き不安になるわ。
歩き始めは今までの道とは、
うって変わって整備されてない不明瞭な感じだったけど、
基本尾根歩きで。

秋が深まれば、
もっと紅葉綺麗やろな。
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歩き始めは今までの道とは、
うって変わって整備されてない不明瞭な感じだったけど、
基本尾根歩きで。

秋が深まれば、
もっと紅葉綺麗やろな。
これぐらい大雑把な道の方が、
個人的にはテンション上がる。
2
これぐらい大雑把な道の方が、
個人的にはテンション上がる。
道迷いしそうなとこには、
こんな風にわかりやすくピンクテープが。

こういう天候で同定しにくい時は、
ほんと助かります。
道迷いしそうなとこには、
こんな風にわかりやすくピンクテープが。

こういう天候で同定しにくい時は、
ほんと助かります。
こんな感じの岩場もあり、
こんな感じの岩場もあり、
笹の素敵道もあり、
笹の素敵道もあり、
でも、
振り返ると結構な急坂で。
でも、
振り返ると結構な急坂で。
麓が近づくに従い、
右にも左にも尾根が分かれてきて、
この辺はほぼピンクテープ頼みで降りてきた。
麓が近づくに従い、
右にも左にも尾根が分かれてきて、
この辺はほぼピンクテープ頼みで降りてきた。
熊木沢出合に到着。

なんかこの間行った、
梓川のミニバージョンといった、
感じのいい川だな。
熊木沢出合に到着。

なんかこの間行った、
梓川のミニバージョンといった、
感じのいい川だな。
ここから隧道全て写真に撮ってしまった。

なんかダメだな。
見捨てられた人工物に異常に郷愁を感じてしまう。
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ここから隧道全て写真に撮ってしまった。

なんかダメだな。
見捨てられた人工物に異常に郷愁を感じてしまう。
あっ、ユーシン近いんだ・・・

んじゃ、ユーシンロッジでも見に行くか。
あっ、ユーシン近いんだ・・・

んじゃ、ユーシンロッジでも見に行くか。
見ただけで、引き返すっていう。
見ただけで、引き返すっていう。
まだまだ8kmもあるんだ。
玄倉まで。
まだまだ8kmもあるんだ。
玄倉まで。
うおっ!
なんか綺麗な沢っ!
うおっ!
なんか綺麗な沢っ!
これが噂のユーシン渓谷?
これが噂のユーシン渓谷?
いやぁ、綺麗。
できればここで、
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できればここで、
沢の音を聴きながら昼寝がしたかった。
沢の音を聴きながら昼寝がしたかった。
途中で滝が右手に見えて、
玄倉川に降りられる場所があったんで、
降りてみたらこのありさま。
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途中で滝が右手に見えて、
玄倉川に降りられる場所があったんで、
降りてみたらこのありさま。
はぁ〜。
何がどうなって、こんな素敵ブルーに?
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何がどうなって、こんな素敵ブルーに?
ただ、岩はメッチャ滑るんで要注意。
ただ、岩はメッチャ滑るんで要注意。
川を横目に平坦な道歩きって、
ほんと前回の山行の横尾〜上高地までの道を思い出してしまう。
川を横目に平坦な道歩きって、
ほんと前回の山行の横尾〜上高地までの道を思い出してしまう。
玄倉川ダムがこのもうちょい先にあるんだけれど。
玄倉川ダムがこのもうちょい先にあるんだけれど。
そこに貯められた水が、
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そこに貯められた水が、
御覧の通りの、
ユーシンブルー。
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ユーシンブルー。
玄倉ダム作った人に感謝やな。
玄倉ダム作った人に感謝やな。
こういうシンプルな感じ好き。

柱にもたれかかってみたら、
気を失って爆睡してた。
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こういうシンプルな感じ好き。

柱にもたれかかってみたら、
気を失って爆睡してた。
ここはヘッドランプ必須ね。

中で右に曲がってるから、出口の灯り見えないし。
ヘッドランプ消してみたらマジで自分がどこにいるのかわからなくなった。
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ここはヘッドランプ必須ね。

中で右に曲がってるから、出口の灯り見えないし。
ヘッドランプ消してみたらマジで自分がどこにいるのかわからなくなった。
もうそろそろ終わりかなぁと思っていたら、
まだ4.4kmあるという事実に驚愕する。
もうそろそろ終わりかなぁと思っていたら、
まだ4.4kmあるという事実に驚愕する。
長かった林道歩きが終わると、
それはそれで、
なんだか寂しくもある。
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長かった林道歩きが終わると、
それはそれで、
なんだか寂しくもある。
玄倉バス停に到着して、
着替えでもして一時間のんびりバスを待とうと思ってたら、
ちょうどバスが来たので乗ることにした。

バスの時間を一時間間違えてたというオチで本日終了。
玄倉バス停に到着して、
着替えでもして一時間のんびりバスを待とうと思ってたら、
ちょうどバスが来たので乗ることにした。

バスの時間を一時間間違えてたというオチで本日終了。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック

感想

降って沸いた連休。

避難小屋泊で歩きたい。

突如そう思った俺が当初行く予定だったのは、
第一希望が唐突だけど岩手県の岩手山〜八幡平を三ツ石山荘経由で、
第二希望が比較的近所で甲武信ヶ岳〜雁坂峠〜西沢渓谷を破風山避難小屋経由で、
っていうのを計画していたんだけども。

やっぱり予報は雨。

どこも雨ばかりだったので、
9/25(土)は久々の完全休養日にしようと思って、
髪を切りに行って、マッサージをしてもらって、部屋の片づけをして、
カフェでのんびり26(日)の計画でも練ろうかなと思っててんくらを再び覗いたら。

丹沢方面だけ25(土)の夜からAランク。

じゃぁ、
三ノ塔避難小屋泊で蛭ヶ岳まで行って、
さらに檜洞丸経由でユーシン渓谷を歩いてみたいなと。

まだ、秦野駅発蓑毛行きの最終便に間に合う時間だったし。
荷物の準備は終わってたから勢いでその杜撰な計画に乗っかってみたのだけれど。


反省点は多数ある。

まず、低山と言っても、山は山。
汗で濡れた状態でこの時期の雨の中で、体を冷やさずに眠れるわけがない。

次に、寝不足な状態で急登・アップダウン続きの丹沢山塊に対抗できるわけがない。

大体が無理だから。
俺の体力では行程的に。

というのを思い知らされ、
またもや蛭ヶ岳には達せず。

ほんと遠いなぁ、蛭ヶ岳。
ますます行きたくなった。

でも、ユーシン渓谷は行けてよかった。

眺望のほとんどない中、
疲れ切った体を癒してくれたユーシンブルー。

山登りのあと、渓谷に癒されるのは行程としてありだな。

さらに温泉があったらベストだったけど。


結構きつかったし、
反省点も多かったけど、
帰ってきてみるとやっぱりまた山に行きたくなるんだよなぁ。

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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