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Yamareco

記録ID: 7302234
全員に公開
アルパインクライミング
谷川・武尊

マチガ沢東南稜

2024年09月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
JetUpper その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
15:52
距離
9.6km
登り
1,456m
下り
1,457m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
15:30
休憩
0:17
合計
15:47
5:47
5:49
18
6:07
715
18:02
18:09
14
18:23
22
18:45
18:46
63
19:49
4
21:24
21:25
2
21:27
21:32
1
21:34
ゴール地点
天候 晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
谷川岳の「危険地区」へ入山する場合は、登山指導センターへ10日前までに登山届2通を提出しなければなりません。

マチガ沢東南稜は、沢登り8、クライミング2くらいの割合のルートです。
沢パートでは適度な難度の滝が多く、楽しく登攀できます。
1箇所ロープを出しました。
東南稜は今回濃霧と雨のコンボで最悪の状況でしたが、天候の良い状況で登れば
フリクションを効かせながら快適に登れると思います。
谷川岳ベースプラザの駐車場へ5:30入場。身支度を整えEVで最上階へ。
2024年09月29日 05:41撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 5:41
谷川岳ベースプラザの駐車場へ5:30入場。身支度を整えEVで最上階へ。
林道歩きを少しでマチガ沢出合へ到着。この時点で予報とは裏腹に青空がのぞき、淡い期待が
2024年09月29日 06:04撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 6:04
林道歩きを少しでマチガ沢出合へ到着。この時点で予報とは裏腹に青空がのぞき、淡い期待が
厳剛新道へ入り、30分で第一見晴らしへ。
2024年09月29日 06:47撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 6:47
厳剛新道へ入り、30分で第一見晴らしへ。
ここから眼下に走るマチガ沢の入渓点へ急な草付きを下降していきます
2024年09月29日 06:49撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 6:49
ここから眼下に走るマチガ沢の入渓点へ急な草付きを下降していきます
入渓点から第一見晴らしを振り返る
2024年09月29日 07:04撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 7:04
入渓点から第一見晴らしを振り返る
序盤、水流は細く、靴を濡らさず歩けます
2024年09月29日 07:33撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 7:33
序盤、水流は細く、靴を濡らさず歩けます
2024年09月29日 07:42撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 7:42
2024年09月29日 07:42撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 7:42
マチガ沢で最大規模の釜でした
2024年09月29日 07:44撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 7:44
マチガ沢で最大規模の釜でした
2024年09月29日 07:50撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 7:50
2024年09月29日 08:36撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 8:36
ここからゴルジュ帯へ突入
2024年09月29日 08:14撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 8:14
ここからゴルジュ帯へ突入
2024年09月29日 08:16撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 8:16
2024年09月29日 08:31撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 8:31
2024年09月29日 08:41撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 8:41
2024年09月29日 08:58撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 8:58
2024年09月29日 09:02撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 9:02
2024年09月29日 09:40撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 9:40
四ノ沢との二俣を右へ
四ノ沢との二俣を右へ
濃霧で視界が効かない中、なんとか東南稜取付き直下へ到着。ここで大休憩する。なんと目の前に大量のキジが打ち捨てられており、閉口する。打つにしても場所はいくらでもあるだろうに、考えてほしいと思いました。
2024年09月29日 11:39撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 11:39
濃霧で視界が効かない中、なんとか東南稜取付き直下へ到着。ここで大休憩する。なんと目の前に大量のキジが打ち捨てられており、閉口する。打つにしても場所はいくらでもあるだろうに、考えてほしいと思いました。
1ピッチ目。本降りの雨でいきなり離陸からヌメリまくりで緊張。カムとボールナッツで固め打ち。その後核心の凹角は事前の情報通り真っ黒に腐りきったヌメリMAXの苔壁。側壁も雨で濡れ、全てのホールドスタンスがヌメり、難易度絶賛上昇中。A0以外活路を見いだせず。
2024年09月29日 12:33撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 12:33
1ピッチ目。本降りの雨でいきなり離陸からヌメリまくりで緊張。カムとボールナッツで固め打ち。その後核心の凹角は事前の情報通り真っ黒に腐りきったヌメリMAXの苔壁。側壁も雨で濡れ、全てのホールドスタンスがヌメり、難易度絶賛上昇中。A0以外活路を見いだせず。
2ピッチ目。左の凹角を登り、残置に導かれ右手の外傾したバンド状のスラブ岩をトラバースしてカンテへ。クラックへカムを極めカンテを登った先のスラブの残置にピッチを切る。
このトラバースが雨に濡れヌメヌメで極悪、恐怖でした。
2ピッチ目。左の凹角を登り、残置に導かれ右手の外傾したバンド状のスラブ岩をトラバースしてカンテへ。クラックへカムを極めカンテを登った先のスラブの残置にピッチを切る。
このトラバースが雨に濡れヌメヌメで極悪、恐怖でした。
3ピッチ目。スラブから右手に回り、ヌメヌメのルンゼを登った先で左に回り込むと残置の打たれたカンテへ。残置ハーケンとカムでピッチを切る。
2024年09月29日 15:53撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 15:53
3ピッチ目。スラブから右手に回り、ヌメヌメのルンゼを登った先で左に回り込むと残置の打たれたカンテへ。残置ハーケンとカムでピッチを切る。
4ピッチ目。上のルンゼへ直登。ルンゼを抜けた先でハイ松を使いピッチを切る。ランナーにカム使用。
2024年09月29日 16:07撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 16:07
4ピッチ目。上のルンゼへ直登。ルンゼを抜けた先でハイ松を使いピッチを切る。ランナーにカム使用。
5ピッチ目。草付きのスラブ岩を登る。
2024年09月29日 16:47撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 16:47
5ピッチ目。草付きのスラブ岩を登る。
ガスで視界が効かず、20m延ばしたここで岩とカムを使いピッチを切る。
2024年09月29日 17:12撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 17:12
ガスで視界が効かず、20m延ばしたここで岩とカムを使いピッチを切る。
2024年09月29日 17:16撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 17:16
ロープを仕舞い、岩の左側についた踏み跡に従い歩くと、ガスの中、ぼんやり山頂らしき影が見えてきた。
2024年09月29日 17:46撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 17:46
ロープを仕舞い、岩の左側についた踏み跡に従い歩くと、ガスの中、ぼんやり山頂らしき影が見えてきた。
腰高の笹薮を漕ぎながら山頂へ詰めていく。
2024年09月29日 17:46撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 17:46
腰高の笹薮を漕ぎながら山頂へ詰めていく。
オキノ耳へ。ここから西黒尾根で下山。ここでヘッデンを出す。
2024年09月29日 17:58撮影 by  SC-51B, samsung
9/29 17:58
オキノ耳へ。ここから西黒尾根で下山。ここでヘッデンを出す。
撮影機器:

装備

個人装備
沢靴(ラバーソール)
共同装備
50mロープ お助け紐10m カム(ボールナッツ各種 カム0.2〜2まで万遍なく使用) ハーケン 無線機

感想

いずれは行きたいと思っていた谷川岳のクラシックルートの一つであるマチガ沢東南稜。雨予報でしたが、決行しました。
沢パートは比較的快適でしたが、やがて上部に達したころになると濃いガスに包まれ視界が極端に制限された上、本降りの雨に。到着した東南稜は触れる岩全てがヌメリまくる等、最悪の状況でした。
こうした悪条件に安全を重視し短くピッチを切りながら慎重に進んだことで、かなりの長時間行動になってしまいました。
全体的に厳しい登攀を余儀なくされましたが、終わってみれば頭の中は都合良く楽しい思い出に変換されてます。
次回こそ好天のマチガ沢を再訪し、絶景を堪能したいと思います。

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