巻機山頂の標柱で充分満足できた巻機山
- GPS
- 07:26
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,422m
コースタイム
天候 | 曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は樹林帯の中はぬかるんでいてかつ粘土層の土がたいへん滑りやすかった。 七合目を抜けるとザレ場や階段が多くなるが迷い道はない。 巻機山頂の標柱は巻機本山の山頂になくわかりづらい。 |
その他周辺情報 | 六日町温泉の日帰り湯で汗を流し、六日町駅近くの居酒屋で反省会。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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備考 | 山頂標識に惑わされ巻機本山に行けなかった。 |
感想
今回は昨年のリベンジである。私は不参加であったが、昨年は4名のメンバーで臨んだものの見事に雨に降られ登ることができなかった。今年も天候が不安定であったが、予定した10月6日のみは天候が回復るようで期待を持てた。
今年は、MI隊長を始めとし、O氏、N氏、MU氏と私の5名が参加した。天候は晴れ男のMU氏の効果で見事に雨は降ることなく曇りの予報となり登山を決行することができた。前日は桜坂登山口近くの清水集落にある民宿やまごに投宿、朝4時10分起床で5時30分に宿の車で登山口まで送ってもらい、5時40分に登山を開始した。
この巻機山登山はロングルートで休憩なしで8時間弱とかなりの時間を要する。標高差は約1,400mであり還暦を過ぎたメンバーには相当の体力と忍耐が要求される。そのため、まだ薄暗いうちの早朝からスタートすることとした。
登山口を出てすぐに尾根コースと沢コースの分岐に出、左側の尾根コースを登っていく。いきなりずんずん登っていく。これが山頂まで延々と5時間弱続くのかと思うと先が思いやられるが、何とか登っていこうという気概を全員が持っていた。
まずは5合目、6合目を各1時間弱の順調なペースで登っていた。登山道はずっと樹林帯の中で、最初は薄暗く、また道は多少ぬかるんで、粘土質の黄土色のつるつる滑りやすい道となっており、とても歩きにくかった。登山者たちは同様に時間に出発しており、途中では数珠つなぎに登山者の列が連なりなかなかマイペースでは歩きにくくなっていた。
8時前あたりから樹林帯の合間を縫って晴れ間が射してきた。やがて樹林帯を抜けると晴天に見舞われ一気に明るくなった。8時に七合目の岩場に出てしばらく休憩する。雲が切れており、山並みがよく見えていた。眼前には、これがニセ巻機山かな、と思われる山が差し迫っており、これから急登が始まるのを予感した。
全員、休憩をしっかりとった後、ニセ巻機山の急登に向かった。ここは、各々自分のペースで慎重に登っていく。途中まではジグザグの急な斜面を登っていったが、八合目あたりからは、視界のよい中、階段が多くなり道は整備されていた。
ニセ巻機山は九合目で合った。登りきると視界は一気に開け、廻りの山々だけでなく巻機山らしき山もこれから進む登山道の先に見えた。が、それもつかの間で、あたりは一気に霧に包まれてしまい、何も見えなくなってしまった。もうここにいてもしょうがないので、巻機山に向かって進むことにした。
ニセ巻機山からいったん降り避難小屋を過ぎると湿原のような中に出、あたりには池塘が広がっていた。小さな尾瀬を思い出させるよい景色であった。きれいな花々もところどころに咲いている。ここを通り過ぎると再び直登が始まり、これをひたすら登っていくと突然少し広めの平坦な場所に出た。
ここは分岐かな、と思ったが、先に着いていたMI隊長から山頂の標柱があるよ、といわれ、ここが山頂なのか、ということがわかった。何だかいきなり山頂に到着して拍子抜けをした、登山者たちも思い思いに座って休んでいる。皆がそろうのを待って、山頂標柱を囲んで記念撮影をした。残念ながら眺望は全くのぞめず、また風が出てきて寒くなってきた。長居せず、下山をすることにした。時間的には計画よりもかなり先行しており、余裕を持って下山ができる感じであった。
下山は、皆若くはないので膝の支えが長時間の登りできつくなっていることがわかっており、ストックを使って急がず慎重に降りて行った。それでも、滑りやすい下りの道では、膝のサポートも限界で、つるつるとしょっちゅう滑ってしまった。また足元も大変覚束なくなり、登山靴とズボンの裾は泥だらけでとんでもないことになりながら降りて行った。山頂を9時45分に降り始めたのだが、3時間超で登山口まで降りることができた。登山口には洗い場があり、泥だらけの登山口とズボンの裾をとにかく洗いまくった。
これでめでたく、リベンジを成し遂げ、時間は予定よりもかなり早めに進めたので、帰りは六日町温泉の源泉かけ流し湯で汗を流し、駅近くの居酒屋で鶴齢を美味しく味わいながら反省会を行った。
帰宅後、ヤマレコデータを整理すると、何と山行行程が巻機山本山まで達していないことがわかった、データのタイトルが巻機山でなく、御機屋となっているのだ、何のことだかわけもわからず調べてみると、巻機本山手前の分岐点のことを御機屋というらしく、ここに巻機山頂の標柱が立っているということであった。こんなことがあるのだろうか、と思っても後の祭りで、まあ、本山まで行けなかったのは心残りではあるが、長い行程を何とか登り終えることができ、山頂標柱を取り囲んで記念写真も撮れ、これだけで充分に満足できたかな、と思うところである。
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