谷川連峰 万太郎谷 川棚沢(途中敗退)
- GPS
- 07:37
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 390m
- 下り
- 392m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 7:37
天候 | 曇り一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
川棚沢出合出発から敗退下山でまた同じ出会いに戻るまで5時間を川棚沢にいましたが、上部スラブに行かずたぶん一番のメインだけ登って下ってきた感じです。序盤はいつまでも換気口がすぐ近くにあって、全然進んでいないことをいやでも実感できますね。あまりにも序盤で時間が押してしまい、このまま稜線まで上がると残業になりそうだったので敗退しました。
3級の沢とのこと。滝の登攀、高巻きとも自分には難しかった。気温・水温とも、この時期にしてはそれほど冷たくなかったが、釜での泳ぎもあり、行動してない時間は寒くなった。メンバーの不調もあって途中敗退となったが、正直ホッとした。
初の万太郎谷だった。美しいところだ。
そして、まさかフォローで上がれないとは思わなかった。悔しすぎる。自分なりに要因を分析してみる
敗退した大滝はハング箇所の離陸と足がないフェイス、その後のトラバースという形で1段目が終了する
▪️ハング箇所と指の怪我
事前に小指を深く切ってしまい。血が止まらない。
小指は使わなくても大丈夫だろうと思っていたが、ハングの離陸時には必要となった。
痛みが出てどうにもうまくあげられない。
▪️足がないフェイスとハーケンスタンス
離陸後、1ピン目として打ったハーケンを足場に凹角を右に上がる動きになる。これ以外目立った足がない。最後ということでハーケン回収してしまったため、スタンスがなく身体を上げ切れなかった。諦めて残すべきだったかも知れない。
▪️ランナー外れと振り子の恐怖
ランナーとして取られていた木が外れてしまいロープの向きがフェイスからハング側に寄ってしまっていた。ビレイの特性上、常にハング側に引かれる動きになり、フリーでは登れない。ゆるめてもらえばフェイス側に寄って登れるが、実質ビレイ無しの状態となる。ハング側に寄ったロープも岩に引っかかっただけであり、落ちた場合はトラバース上に取られた中間支点下まで振られ、滝を浴びることになりそうであった。
(ハングをユマールで上げようと思ったが、結局上部でトラバース下の中間支点まで振られてしまう。やめてよかった。)
▪️単純な力量不足
最近、難しめな沢に行き始めており、「たまたま行けたが恐怖が大いにあった」という場面に遭遇するようになっている。
怪我した時はどのくらい登れるのか?
スタンスが無くなっても登攀ラインはみれるのか?
登攀時のロープの流れは適切なのか?
今回出てきた上記のような疑問も
力量あれば事前に答えが出せたものだろう
自分は安全マージンが十分取れない限りは挑戦しない性格なようだ。
沢の実戦で学ぶのは重要かと思うが、命は一つしかない。
一度フリークライミングで自分の力量不足に向き合い力をつける必要がある。
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