大杉谷から大台ヶ原(一泊二日)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,535m
- 下り
- 238m
コースタイム
天候 | 大台では珍しく2日とも晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:大台ヶ原駐車場から近鉄上市駅まで特急バスで. |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースをはずさない限りは危険はありませんが,心身を消耗した時や注意を怠ると危険になります. |
その他周辺情報 | 買い物:行きは松阪駅でファミマ,牛肉弁当が有名な弁当屋が朝9時前から使える.道の駅「おおだい」でも食事,補給ができる.トイレは道の駅「おおだい」以降は大杉谷登山センター,大杉登山口にある(いずれもきれい).帰りの夕食は上市駅近くの「きくや」で焼き肉を食べた.他,大衆食堂と居酒屋数件あり. |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
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備考 | なし |
感想
#コースタイムは入力がうまくいかないので後で修正します.
大杉登山口発12:00−桃の木山の家到着16:30−(泊)ー桃の木山の家6:50発ー日出ヶ岳13:30着-大台ヶ原駐車場14:20でした.
今回はいつものKさん,Mさんの二人と共に日本三大峡谷のひとつである大杉峡谷から大台ヶ原を目指すコースを辿った.
近鉄とJRが乗り入れる松阪駅に8:38到着.近鉄とJRをつなぐホーム上のファミマで行動食と飲料水を購入する.改札付近には牛肉弁当で有名な駅弁屋も9時前からやっており,がっつり食べたい人にお勧めである.
9:24発伊勢市行きで多気に到着.向かいのホームのワンマンディーゼル電車に乗り換える.きれいな電車で新車の匂いがした.車内のトイレもきれいだった.大きな車窓からのミカン畑と茶畑が広がる田園風景を楽しみつつ10:14に三瀬谷に到着した.
三瀬谷駅から登山バスが出る道の駅まで徒歩10分あり急いでたどり着く.発車5分前にバスに乗り込む.客は我々も入れて計6人だった.10:30発車して11:20に大杉谷登山センターに到着.ここで10分間のトイレ休憩.登山センターの他,食堂,喫茶やダム湖の船着き場がある.再び発車して11:50に大杉登山口に到着した.
ダム湖の上流に向かって進みトイレをすませて出発.第三発電所横を抜けて最初の難所大日瑤貌容する.崖沿いに狭い道が走り鎖につかまりながら通る,この後で嫌というほど遭遇する登山道の始まりであった.しばらく進むと平坦な河原もありほっとするが油断は禁物!この後も所々さりげなく危ない場所が至る所ある.
京良谷から千尋滝に向かうにつれてまた難所が多くなってくる.崖沿いの緊張感を要する道を進んでいくとやがて千尋滝が見えてくる.このコース中最大の落差を持つ滝がいきなり目の前に展望し,皆一気にテンションがあがった.
さらに難関をぬけてシシ淵にたどり着いた.切り立った崖に囲まれた空間の向こうにニコニコ滝の雄姿が見えた.少しの時間,景色と空間の居心地を楽しんだ後,吊橋を通って平等瑤梁膣瀛匹鯆めつつ桃の木山の家に到着した.谷底のため15時を過ぎると徐徐に薄暗くなり,18:00には道の辺りは真っ暗になっていた.これからの季節は特に行動時間に注意が必要だろう.
泊り客は団体の30人ほどを含めても計40人くらいだった.チェックインを済ませて急いで風呂を浴び(小さな浴槽でこの人数でもゆっくりとは浸かれない)夕食の時間となった.食事はとんかつ,海老フライとひじきの煮たのなど,私にも十分なボリュームだった.早速ビールで乾杯.宿の方の応対も温かく,とても居心地良く感じられた.夜は緊張感のためかすっと眠りにつけた.窓を閉めても激流の音が降り注ぐ大雨のように聞こえた.
翌日も七ツ釜滝,崩落地,光滝と難所が続く.急峻な美しい景色と危険地帯は隣り合わせであり,警告板にもあるように歩きながら景色を眺めるのは禁物である.立ち止まってゆっくり楽しみたい.そのためにも余裕をもった山行が望まれる.
ようやく最後の景勝である堂倉滝に到着した.滝からの水しぶきで周囲は淡い霧に包まれた様であった.2日間無事に歩きとおせたご褒美である.
ここからはひたすら激登る.粟谷小屋で昼食をとった以外はわずかな休憩をとるのみでもくもくと登り続け,13:45には日出ヶ岳に到達した.
予想外に例年より早い紅葉が私たちを迎えてくれた.
14:30の上市行きバスに乗って帰路についた.上市駅近くの焼き肉屋で生ビールのグラスを掲げて山行の無事を祝った.
このコースは初めて通ったが,水の流れと岩が織りなす絶景が素晴らしい山行だった.他では味わえない魅力を持った場所である.道はコースから外れなければ危険ではないが,長い距離であり少しでも集中力を欠いたり心身を消耗した状態だと危険と思われた.自身の体力,気力に合った計画で万全な体調で臨めば自然の美しさを存分に味わえるだろう.
多雨地帯である大台ヶ原周辺で丸2日間ほぼ快晴が続いたことは望外の幸運であり同行した二人の日頃の心がけに感謝したい.
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