栗駒山 須川温泉周回コース 【14座目/200名山】
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- GPS
- 05:13
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 814m
- 下り
- 814m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:05
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場横にトイレ有り。駐車場目の前に須川温泉があり、硫黄の匂いが充満している。須川温泉にテーブル・イスがいくつかある。紅葉シーズンは、いわかがみ平へはマイカー規制となり、シャトルバスを使わないと行けない。それと須川温泉からの周回ルートが良さそうなので、こちらのルートにした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して一部を除き勾配はキツくない。 ■須川ビジターセンター〜産沼 須川温泉の建物の横が登山口。温泉の蒸気がガンガン出てて、周囲は少し暖かい。少し登っただけで鳥海山が見える。蒸気が噴き出すのを横目に硫黄の匂いを嗅ぎながら登っていくと、割とすぐ湿原が見えて名残ヶ原に着く。木道が整備されており、気持ちよく歩ける。 この後、渡渉が2箇所あるがいずれも難易度は低い。1つはヤマレコで三途の川と名付けられていた。産沼に紅葉のリフレクションがあってとてもキレイ。 ■産沼〜栗駒山 ここから流石紅葉の名所と呼ばれる栗駒山の本領発揮。高い樹が少なくなり、展望が開け始める。素晴らしい山並み。この日は雲海も広がり、赤く染まった山。凄い景色を見ながら歩くことが出来る。これから登っていく登山道もハッキリ見えたりと気分が上がる。 色んな山の稜線を見ながらひたすら登っていくと、栗駒山山頂に登頂出来る。山頂の展望は360°広がる。大休止も出来るくらいとても広い。が、早朝だからそう思えたのかもしれない。多分昼頃になると物凄い登山客でごった返しているのが予想出来る。 いわかがみ平から登って来るルートの方が紅葉は凄そう。神の絨毯とも呼ばれているらしいが、確かにこれは凄い景色だった。ただ、早朝だと逆光になるので映える写真が撮りたければ正午くらいの方が良いのだろう。人の混雑とどっちを取るか、非常に悩みどころ。平日なら多少マシなのだろうが。 ■栗駒山〜秣岳 御駒岳までは樹木の無いずっと展望が開けた下り基調な道。これから歩く稜線が全て見えるので、とても楽しく歩ける。広い湿原・須川湖・荒涼な昭和湖・鳥海山・月山を見渡せる。 樹林帯に入ると、路面がかなり泥濘ゾーン。ゲーター装着推奨。道幅も狭く滑りやすい。冒頭で記載した通り、基本勾配は厳しくないが、ここが一番勾配がキツイ場所だと思う。 樹が無くなり視界が開ける場所も有り、グチョリゾーンが終わる!と喜ぶが、再び樹林帯に入るとまた泥濘地獄が待っているので結構萎える。 湿原に出ると木道となり、木道向こうの山がモンサンミッシェルのよう、ということでその名前が付いている。気持ちの良い道となる。草紅葉の色が良い。 ここから秣岳まで登りとなるが、勾配はキツくない。秣岳山頂は平坦な場所はあるけどそこまで広くない。座るのに良い石もあまり無い。大休止をしようと思ったが、キャンプ場にテントを張りっぱなしにしているので、キャンプ場で昼食を取ることにした。 ■秣岳〜須川ビジターセンター 等高線上ではかなり狭まっているので急勾配かと思ったが、巻きながらの道だったのでそこまでではなかった。基本的には樹林帯の道だが、山頂から見えている開けてそうな道だけは視界が良かった。 ガシガシ下っていくと、登山口に降りる。そこからは車道を3kmくらいかな。登り基調だが車道なので歩きやすい。須川湖やイワカガミ湿原を見ながら、観光客で賑わっている栗駒山荘を横目で見つつ、ひたすら歩くと須川ビジターセンターに到着する。 |
その他周辺情報 | 前日10/11(金)に静岡〜岩手まで大移動し、麓の岩手県一関市真湯野営場にテント泊。サイトはウッドデッキで区画分けされているが、自立式テントでないと少し厳しいかも?雨の見込みは低かったので、フライシートは張り綱のみで固定。雨が降るとフライシートとインナーが接触するので浸水しそうw このキャンプ場は無料で水洗トイレに紙も有り、温泉まで徒歩6分と素晴らしい。ただ2024/10/12現在で、トイレの小便器が3個中2個故障中w 大は和式。買い出しポイントはバイクで30分くらいは掛かるのもちと不便かな。私は古川のレッドバロンに寄り道(オイル交換してなかったので、急遽訪れたw)した関係で、栗駒のスーパーで買い出した。無料だが管理棟があり、管理人さんも日中は居る。申込書を書くことになっているので、ちゃんと記入しましょう。 前述の温泉は、真湯温泉センター温泉交流館で600円。サウナ・水風呂は無い。内湯はあまり温泉っぽくなかったが、露天風呂は赤茶けた温泉でよく温まる。露天風呂にイスが1つあり。ストレッチに適した場所は無かったが、客が少なかったので出来た。 真湯野営場にテントを張りっぱなしにして栗駒山に登った後は、テントを撤収。翌日以降で福島100名山密集地を踏破するため、福島県二本松市の市営あだたら高原野営場へ移動。ここも無料で徒歩圏温泉。トイレに紙が無い以外は完璧。スーパーは少し遠いけど、コンビニならバイクで5分掛からない。 キャンプ場から徒歩7分くらいにスカイピアあだたらがある。露天風呂は無いがサウナ・水風呂があり、ストレッチも出来る広い休憩スペースあり。モンベルメンバー割で500円、電子マネー使用可。 |
写真
無料なのにウッドデッキで区画割りされていて快適。ただペグは使えないので、張り綱で何とか固定。自立式テントでよかったw
この後親切な管理人さんにキャンプ場までクルマで送ってもらった。その節はありがとうございました。3:00に起きてるし翌朝も早いので20:00には寝る。
この後テントを撤収して、福島県二本松市に南下。
感想
栗駒山:200名山14座目。
何度か書いているが、私の会社では基本的に祝日休みは無い。しかし、何故か去年からスポーツの日だけ休みとなっているので、1年で唯一の公式三連休となる。これは中々無いチャンスなので、1日有休を付けて4連休を確保出来た。
この時期だと東北がちょうど紅葉の見頃となる場所が多くなるので、東北を攻めることにした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6019144.html
去年2023年も同じ時期に東北に来ていた。本当は福島の100名山群。西吾妻山・磐梯山・安達太良山を登り尽くすつもりだったが、去年は天候にあまり恵まれなかった。なので300名山の1つ、大滝根山に登っただけだった。
今年は出発前の天気予報は完璧。東北はずっと晴天に恵まれる予報だったのでテンションが上がる。当初は去年のリベンジとして、福島の100名山群を巡る予定だった。
しかし、最近見ているYoutuberさんの動画で、紅葉の栗駒山がとても良い。というのを見た。それだったら、初日はどうせ移動日。頑張って岩手まで行き、翌朝日の出とともに栗駒山に登って、午後一に下山し出発すれば福島まで南下出来ると判断。このような計画を立てた。
11日(金) 静岡〜岩手県一関市 真湯野営場にテント泊
12日(土) 栗駒山登山〜テント撤収〜福島県二本松市 あだたら高原野営場にテント泊
13日(日) 磐梯山登山〜西吾妻山登山〜あだたら高原野営場に連泊
14日(月) 安達太良山登山〜テントを撤収〜静岡へ帰還
4連休あるのでフルに使うべく、かなりハードだけど体力には自信が付いてきたので何とかなるだろう。今回は好天に恵まれそうな三連休なので、混雑渋滞し駐車場難民になることが予想されるので、久しぶりにバイクで行く。流石に高速メインの移動になるので、セローだとキツすぎるため大型のNinjaを出すことにした。
出発準備をしている所で、バイクのエアーチェックとかをしていたら、オイル交換をしなければならない距離を走っているのに、交換してなかったことに気付いた。もうどうにもならんな、と諦めかけたが、考えてみれば初日は移動日なのでオイル交換を出先ですれば良いと思った。こういう時はレッドバロンでバイクを買っていることが有利になる。
9日(水)に出発準備パッキングをして、10日(木)の仕事を終わらせる。風呂に入って洗濯を済ませて就寝。11日(金)は平日なので高速割引が無いから、深夜割を使うため3:00に起床。無事4:00前に高速に入ることが出来た。
移動日なので、のんびり1時間に1回休憩を挟みながら、新東名・東名・圏央道・東北道をひたすら走る。宮城県大崎市古川インターを降りたのが13:00と9時間も掛かった。事前にTEL連絡した古川のレッドバロンで無事オイル交換して、スーパーで買い出し、真湯野営場に着いたのが15:00とちょうど良い時間になった。テントを張って夕食を食べて、温泉に入り翌日の栗駒山に備えて20:00頃シュラフに入る。
相変わらず前置きが長いが、いよいよ栗駒山に登る。3:00に起きて何だかんだしてたら、真湯野営場出発が5:00になり、須川温泉に着く頃には明るくなってしまった。本当は須川湖の駐車場に停めて、暗い内に車道歩きをすれば良い。と思っていたが、明るくなってしまったので、須川ビジターセンターから登ることにした。予想通り、駐車場は既に満車となっていたが、バイクなのでクルマが停められない隙間に停めることが出来た。やはりこういう時はバイクが強い。
ただ栗駒山に登るだけだったら、シャトルバスを使っていわかがみ平からのピストンで良いが、前述のYoutuberさんが須川からの周回ルートを勧めてたし、中々来れない山なので、私もそれに倣い須川から登ることにした。こちらなら通行規制も無いので、日の出から登れるしね。
登った感想としては、噂通り紅葉の栗駒山はとても素晴らしかった。神の絨毯と呼ばれているだけの紅葉が広がっていた。特にいわかがみ平からのルートで、山頂直下に広がる紅葉が凄かった。
栗駒山も大変良いが、この先の秣岳の周回。こちらもとても素晴らしい稜線歩きが楽しめる。栗駒山への登り道とはまた違った稜線感が味わえて、周回して良かったと心から思った。月山・鳥海山もずっと見えていたし、須川湖・火山湖らしい昭和湖の眺め。また湿原の草紅葉から真っ赤に燃える紅葉と、バリエーション豊かな景色がとても素晴らしかった。
唯一の難点としては、泥濘が多かったのでゲーターは付けておいた方が良いかな。私は今回、時間が押していたのもあって装着をサボってしまったため、初日にしてズボンの裾がドロドロになってしまった。
良い天気に恵まれたし、とても素晴らしい紅葉が見えてとても良い山だと思った。この後、まだまだ山を攻めるべく、福島県まで南下する。
ここで余談だが、苗場山の感想で書いた、「情けは人のためならず」が早速起こった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7300273.html
真湯温泉で汗を流し、さてキャンプ場に戻ろうとしていたら、声を掛けられてキャンプ場までクルマで送ってもらえることになった。どうやらキャンプ場の管理をしている方のようで、真っ暗な道だからとのことで声を掛けたとのこと。
徒歩6分程度なので大した距離ではないのだが、若干小雨も降っていたのでとてもありがたかった。本音で言えば、秣岳登山口から須川ビジターセンターまで送ってもらえるようなことがあればもっと嬉しいのだが、それは贅沢と言ったところだろうw やはり良いことをすれば必ず自分に返ってくるな、と実感しほっこりした出来事だと思った。
※とりあえず山行記録アップロード優先で、写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います→10/19入力完了。
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