真っ白!強風!!でも楽しかった☆日光白根山
- GPS
- 09:33
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,490m
- 下り
- 1,475m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:25
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス | |
その他周辺情報 | ◆日帰り入浴 奥日光湯元温泉「ゆの香」 < http://www.gensen-yunoka.com/ > 700円/大人 奥日光湯元温泉「ゆ処山月五識の湯」 < http://www.hotel-sangetsu.co.jp/f-yudokoro.htm > 900円/大人 ◆テン場 日光湯元キャンプ場 < http://www.bes.or.jp/nikko/camp.html > 1000円/1張 スキーゲレンデ下部を転用 広大な草原(シカの落し物多し) 炊事場あり 公衆トイレ徒歩3分 |
写真
感想
前日の山行< http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-733768.html >の続きです。
◆キムチ鍋
前日、ワタシとmuniさんは男体山、rgzさんは太郎山にそれぞれ登頂し、合流した後テン泊しました。
テン泊地で食べた夕飯はキムチ鍋。
肉や魚介、野菜をクーラーボックスに入れ、どデカいフライパンとカセットコンロも持ち込みます。
こんなことができるのは、駐車場に隣接するテン泊地ならではの荒業です。
そういえばこのメニューを考えたのは、参加予定を都合で断念せざるを得なかったmiouさんの発案。
日没後から急激に気温が低下したので温かくピリ辛のキムチ鍋はぴったりでした。
◆ツンデレ
翌朝、前夜食べきれなかったごはんをキムチ鍋の残りに投入して玉子、チーズを加えて雑炊にして食べ、テントを張りっ放なしにして出発です。
日光湯元スキー場ゲレンデトップまでゆるゆると登り、ここからいきなり急登になります。
外山鞍部まで樹林帯の中、景色もほとんど見えず・・・
やっと稜線にたどり着いても、濃い霧で辺りは真っ白。
おまけに冷たい強風が襲います。
やっと優しく微笑んでくれたのは五色沼を周回するコースの終盤です。
傾斜が緩やかになり青々と茂る笹原の登山道。
日光白根山の荒々しい山肌と五色沼を取り巻く紅葉。
前日登頂した男体山と太郎山。
自然と歩みが遅くなり、下山するのが惜しくなりました。
◆リベンジ
日光白根山は、昨年末、rgzさんとともに無謀にも丸沼高原スキー場のロープウェー山頂駅からチャレンジを試みました。
しかし、二荒山神社の最初の鳥居をくぐる前にあまりの積雪の多さに早々に退却を余儀なくされました。
途中断念ではなく、スタートすら切っていないという状況でした。
今回リベンジを果たし、自身としては百名山のうち50座目となるメモリアル山行になりました。
自分の人生で初めて登山というものに触れたのは、中学校の林間学校のときでした。
当時、超インドア派、運動なんか大嫌いだもんねーな私は
何でわざわざ山なんか登らなきゃいけないんだろう(−_−#)
と、ひっじょーに不機嫌になった覚えがあります。
そして、ぶーたらぶーたら言いながら登ったのが日光白根山、弥陀が池でした。
面白くないと思いながらやっていることに大抵面白いことはなく
案の定、もう二度と登山なんてしない、というありきたりの結末に落ち着いてから、はや28年。
数年前にうっかり山に足を踏み入れ、その魅力にどっぷり漬かっている自分がここにいます。
なんで、登山に明け暮れるようになったかは置いておくとして
あの時何で楽しもうと思わなかったんだろう?
ま、思春期特有のアレってヤツですが(笑)
今考えると、せっかく連れて行ってもらっているのに、自ら楽しむことを放棄していた自分のことがなんとも歯がゆく。
それに、体力がなかったのと、やりたくなかったのとで白根山の山頂には行けなかったということが、どうにも口惜しく。
しばらく前から、日光白根山は早いトコ片をつけたいな〜的、目の上のタンコブになっていました。
そんなところに、LArcさんからナイスなご提案をいただき、1も2もなく飛びついた、そんなメモリアルリベンジ山旅です。
そのときは菅沼、今回は湯元と、登山口は違えども
登ってみて感じたのは、よくまぁ、こんな山を林間学校で登らせたなぁってこと。
弥陀が池からその先は、結構な岩山で、山頂なんて特に広いわけでもないし
私たちの時代って、第二次ベビーブーム真っ最中で、うちの学校なんて1学年12クラス500人もいました。
先生は副担任も含めて24人。
手伝いの先生がいたとしても最大3、40人くらいでしょうか。
流石に一斉に登ったりはしてない思うのですが、それでも、その人数が続々と山頂を目指すとか、その人数で登山中の生徒全員の面倒を見るとか。
今でもやっているのかなぁ?
いろんな意味ですごく負担が大きいですよね。
林間学校恐るべし。
でも、このとき、晴れたか曇ったかも記憶にないのですが
山の上まで登って、今私が感じているように山って素晴らしいって思った生徒がいたとして
そうしたら、きっとその子は今でも登山を続けていることでしょう。
いつかその子と山の上で会ったりしたら、きっとおもしろいだろうなぁ。
と、フト思いました。
そして、この山に一人で来なくて良かった。
登山を通じて知り合ったナイスな友人たちと登れて良かった。
と、心から思いました。
ぶーたら言ってた自分は一生変えられないけど、未来は変えられる。
正直、あんまり良い思い出はないと思っていたのですが
記憶っていうのは上書きできるものなんですよね。
ということで、いつものように楽しく一緒に登ってくれたお二人に心からの感謝。
そして、こんな機会とちょっとした夢を与えてくれた日光白根山にも心からの感謝を。
「テントを背負わないテント泊@日光」二日目。
深田久弥が登った湯元側から山頂を目指します。
(前日の山行はこちらhttp://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-733946.html#comment1157048)
朝焼けに染まる男体山を振り返りながらゲレンデ横を歩き、いよいよ登山道に入ると急登の連続。
グングン標高を上げていきます。
ロープウェイ利用の丸沼からのルートとは全く違った印象です。
稜線に着くと、風が強くなり始め、ガスが濃くなり始めます。
到着した前白根山は真っ白で、二年前に眺めた景色を懐かしむことなく先へと進みます。
避難小屋からの登りでは、時折ガスが晴れ、昨日登った男体山や太郎山などの壮観な景色が目に飛び込んできました。
肝心の白根山山頂は…これまた真っ白で、風も強く、ガスが晴れる兆候もなさそうだったので、弥陀ヶ池方面へと下りました。
しかし、この日のクライマックスは、五色山方面の稜線歩きでした!
この頃には山頂方面のガスも晴れており、迫力のある白根山と五色沼を眺めながら歩く開放的な笹原の稜線は本当に気持ちよかったです。
歩くうちに少しずつ角度が変わるのもまた良く、何度もシャッターを切っていました。
行きには真っ白だった前白根山からも二年前と同様の景色を眺めつつ、当時の自分に思いを馳せました。
この二日間、心から山歩きを楽しめたのは、一緒に歩ける仲間がいたことが非常に大きかったです。
ソロで歩きながらも、視界に入る山に仲間が登っていると思えば頑張れましたし、一緒に歩けば、急登の苦しみや絶景を目にしたときの喜びも分かち合うことができました。
これからも、こんな山旅が続けられれば幸せだなぁと余韻に浸りつつ、帰路につきました。
LArcさん、50名山おめでとうございます!
rgzさん、昨年のリベンジ、おめでとうございます!
muniさん、28年前…(!?)のリベンジ、おめでとうございます!
と、日光白根に三者三様の想いがあったようですが…。
一緒に歩ける仲間を想う気持ちも溢れているレコでなによりです。
ちなみに私が中学の林間学校で登った山は(安達太良だったらしい)、
「らしい」がつくほどあまり記憶に残っていません。
行かされる山ではなく、行きたい山に行くのも重要なんでしょうね!
いつもコメントありがとうございます。
おかげさまでメモリアルを迎えることができました。
しかし、まだまだ半分。
これからが長い・・・というかコンプリートできないと思います。
日光白根、予想以上にイイ景観でした。
行きたいヤマに行って、楽しい思い出たくさん作って。。。
いつまでも記憶に残るヤマ歩きを楽しめました。
wwさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
道中やキャンプ場では、リベンジ山行という話から、小中学校の頃の話にも花が咲きました。
私も東京の小学校から転向しなければ修学旅行で日光に来ていたはずだなぁと、たらればの妄想に思いをはせていました。
中学校で登った岩手山(悪天候につき、4合目敗退)に今夏登りましたが、いざ登ると、昔のことを忘れて山を楽しみました。
私にとって「行きたい山」になっていたのだと思います。
日光白根山自体は登ったことがある山でしたが、ルートも一緒に登るメンバーも違い、新たな心持で楽しむことができました。
いつ誰と登るか、は本当に重要なファクターですね。
こんにちは、wwさん。
コメントありがとうございます。
どこの学校でも、林間学校では山に登らされるのですね〜
日光白根山もイイ山ですが、安達太良山とは羨ましい。
でも覚えてないってσ(^_^;)
もったいな〜い。
ま、私も印象が悪すぎて覚えてただけですから、人のことは言えないのですが。
行かされるより、行きたい山とは、名言ですね!
ホントにその通り。
何事もやらされている感があると、いい印象は持ちにくいものですよね〜
おかげさまで今回は、とーってもいい旅になりました。
こうやって過去を清算していくのは、案外大事な作業なのかも?
もともと、悪印象持つようなことはするなって話か〜(´Д` )
こんばんは、皆様
真っ白だったって話だったので何にも見えなかったのかと思ってたけど、チョコチョコ景色が見えていたようで良かったですね。
湯元からの道が荒れていて、結構大変だってのは他の方のレコで見ていまして、こりゃとても付き合えないなってことでパスさせて頂きました。その上傾斜もきついんですね。参加していたらペースについていけずご迷惑をおかけするところだったので正解だったかな。何かぬるいプランを立てた時には懲りずにお誘い下さい。
駐車場ベタ付けのテン場ならではの豪華な宴会がうらやましい。皆さん山メシの名手ですから、その部分だけでもお付き合いしたかったなあ。miouさんプロデュースなら絶品中の絶品だったことでしょうしね
それにしても随分とシンプルなレコタイトルですな〜
【10月9日追記】
レコタイトル変えたんですね。やっぱりこのメンバーのレコだと☆マークは必須です
コメントいただきありがとうございます。
登山道の荒れ方はかなり酷く、ただでさえ急登なのでじっくりじわじわと高度を上げていきました。
やっと登り切っていよいよ展望が開け・・・のはずが、強風と濃霧でした。
そのあと晴れてはガスって、また晴れてはガスっての繰り返し。
そのサイクルで山頂に到着した時の展望は見事なまでの真っ白でした。
そのチョコチョコ見えていた景色は感動もひとしおでした。
前夜の宴会・・・この方法イイですよね♪
山頂近くのテン場もイイですが、キャンプ場もアリです。
また機会を設けた時には是非ご一緒に!
muscatさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
朝焼けを背にゲレンデ横を登り、足場の悪い急登を乗り切って稜線に出たものの、吹き付ける強風と湿り気のあるガス…
「やはりこのメンバーは…」と思わずにはいられませんでしたが、時折ガスが晴れると、日光の名山たちが姿を見せてくれました。
山頂は期待を裏切らない「驚きの白さ」でしたけどね(笑)
キャンプ場での幕営は本当に快適で楽しかったです。
背負わなくていいと思うと、調理器具も食材も液体も、選択肢がかなり広がります。
危うく夜更かしが過ぎるところでした。
またこんな企画ができるといいなぁと話していましたので、次回はmuscatさんもぜひぜひ
どうにも寂しい感じだったので☆は入れましたよ〜(^_^)
なんでしょう。
☆がないと満足できない体ってw
こんにちは、muscatさん。
コメントありがとうございます。
山頂でランデブーできないかなぁと淡い期待はあったのですが
この真っ白な景色にシミジミ、よかった、別の山に行ってて…と思っちゃいましたσ(^_^;)
景色があるように見えるのは、白いのが自然淘汰された結果です(^^;;
また行かないとダメかな〜
でも、湯元コースは知らないかよほど気合い入れないかじゃないと行けそうもないw
このチームの山飯は黙っていれば出てくる凄さにあります。
いつかぜひぜひご一緒して、一緒に感動しましょう\(^o^)/
LArcさん、muniさん、rgz91さんこんばんは!
この登山道は正に「蟹坂」ですね!!
地図の等高線を見るだけで変な汗でそうです〜
前日のrgzさんの太郎山でもありましたし
自分が以前男体山に登った時も感じましたし…
日光ではそこかしこで「かにぱん」さんの出番がありそうです〜
自分の林間学校での登山はどこだったかなぁ と思いおこしてみると…
小学校は蓼科山。(中学校は何故か無くて)高校は妙高山でした。
共に完全なる肥満体でしたので
(特に高校の時の妙高は)思い出すだけでも口から泡が出てくるくらいにキツく
「絶対山登りなんかするかよ! 」
と、
その時は思ったんですけどね〜本当に不思議なもんですね。
楽しい山行と美味しい食事。
皆さん「それぞれの思い」と「同じ思い」があって
素敵な二日間でしたね!!
秋の日光の旅
お疲れ様でした!!
「蟹坂」!!
ゲレンデトップから外山鞍部までは正に蟹化が避けられない急登でした。
しかもなかなか着かない・・・長い・・・(>_<)
三人とも口数が少なくなっていました。
今回はキャンプファイヤーこそありませんが、1泊2日の「秋の林間学校」ですね。
少年少女とは違い健全な大人は呑む楽しみも加わりました。
若干夢うつつなワタシでしたが、ん十年前の少年時代に戻った気分で楽しむことができました。
keiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
確かに日光周辺は急な傾斜が多いのかもしれませんね。
(太郎山レコはちょっと脚色しすぎたかもしれませんがw)
「日光三険」なるものがあって、太郎山新薙のガレ場はその一つなのだそうです。
女峰山も結構な険しさのようですし、男体山も含めて修行にはもってこいなのかもしれません。
私はもともと運動自体は嫌いではありませんので、小中学校で山を登りたくないと感じた経験はありませんでしたが、まさか社会人になってから好き好んで登るようになるとは思いもしませんでした。
ただ、そのおかげで、楽しい時間を共有できる(山のみならず宴会等も)仲間に出会えたのだと思うと、やっててよかったなぁと思います。
keiさんもまたぜひご一緒しましょうね
こんちは!keiちゃん。
コメントありがとうございます。
実は、ミニかにぱんを行動食にしようと買っていったんだけど、ウッカリ忘れてきちゃったんだよ〜
持って行けばよかったと激しく後悔したわ。
かにぱん増殖間違いなしの激坂でございました。
ひざに問題のある人にはおススメできません。
林間学校。
やっぱりみんなゴージャスなところに登ってるんだねぇ〜
でも、やっぱ思うことはみんな一緒なのね
妙高はさぞかしキツかっただろうなぁ・・・
でも、今と変わらないkeiちゃんと初代カニがそこにもいるわけで
何十年もたって、当時のことを思い出すって、結構楽しい作業だったなってしみじみ思いながら、でも、やっぱりみんなとだから楽しめたんだろうなって思います。
今度みんなで妙高に行こう!
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