娘(5歳)といっしょに。 八ヶ岳5 桜平〜夏沢峠〜硫黄岳山荘(泊)〜横岳アタック〜硫黄岳〜桜平
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 6:37
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 10:12
5歳で完全自力で歩いたルートとしては結構いいペースではないかと思います。
(※5歳児には一般的なルートではありませんので参考にしないで下さい。)
天候 | 晴れ (森林限界以上は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天気予報では久しぶりに期待できる気圧配置。 久しぶりに高気圧!
週明けに幼稚園の運動会の練習があるとのことで、遠出はせずに慣れた山へ!ということで、いつもの八ヶ岳を目指します。
<前日>
例によって、駐車場満車を避けたいので金曜深夜に出発。
スイスイといつもの桜平駐車場に到着。
満天の星を眺めながら、車中で一人乾杯して就寝。
<1日目>
翌朝はちょっと寝坊してしまいましたが、朝の身支度を整えていざ出発。
娘にはいつもの登山靴をはかせて出発しましたが、足が痛いとのことでいったん車に戻って、ワンサイズ上のおニューの靴に履き替え。100円ショップで手に入れたスパッツもどきも着け直して、歩き出す。
今回は、さらに最新の装備として、「ハート型風船」も実装。
スタート直後からかなり順調に登ってくれてすんなりと夏沢鉱泉到着。
登るたびに記録更新というか、成長に感謝。
鉱泉の看板には硫黄、根石とも風速15mとのこと。確かに風が強そうなので、夏沢峠か森林限界まで行って硫黄岳が無理なら根石岳に変更することにして、歩き出す。
続いてオーレン小屋もすんなり到着。
ベンチでコーヒーでも飲もうかと思いましたが、先の予定が確定していないので、すぐに出発。
そして夏沢峠までもスイスイと登り、ここでお湯を沸かして蕎麦を分け合う。
上から下りてくる人を見ると結構風が強そうな様子だが、行けるという判断で、予定通り硫黄岳へ向けて出発。 森林限界を超えて、しばらく行くと風船が風に煽られて顔に当たったりして邪魔くさいため、風船の紐を短くしようとリュックを下ろしたとたん、紐が岩にひっかかり、風船はあっという間に飛んでいってしまいました。
娘に詫びて、飛んで行った風船が迷惑なゴミにならないよう申し訳なく思いながら、気を引き締めてケルンを1つ1つ越えながら山頂へ。
さっきまで元気満点だった娘も風船喪失と、風を嫌ってケルンごとの休憩が次第に長くなりながらも、順調に山頂へ。
見慣れてしまった硫黄岳山頂のためか興味なし。という感じで、つまらないから帰りたいとまで言い出す始末。時間記録のための写真だけ撮って山頂スルー。それでも今夜の目的地の硫黄岳山荘が目の前に見えたので、すごい勢いで山荘へ。
チェックインしてからは談話室で皆さんと談笑。娘は私よりも社交的です。
私はおつまみと缶チューハイで乾杯して夕食時間までのんびり。
いつもは外のベンチなんかでコーヒーを飲んだりしますが、さすがに風も冷たく季節を感じます。
歌を聴いたりしながら、夕食をおなか一杯いただいて、就寝。
びっくりしたのは、これまでで初めて誰もいびきをかいていませんでした!
何度か夜中に目を覚ましましたが、無音。 耳栓も不要で快眠できました。
<2日目>
5時45分からの朝食前に目覚めて写真を撮って、娘を起こします。
朝の起こし方で、ご機嫌が決まりますので、うまくコツをつかんで。。。
何とか娘も日の出に間に合って、寒い中1枚だけ写真を撮り、朝食。
さて、今回の目的地は、台座の頭+アルファ。
荷物をデポしようかとも迷いましたが、風もあるので一応、装備を持って出発。
硫黄岳山荘まではハイキング要素が強いですが、さすがにここから先は本格的登山ルート。緊張感を持って進みます。途中まで登ったところで、ヘリコプターが硫黄岳山荘付近に向かう様子。何かあったのでしょうか???
娘も自分より下を飛ぶヘリコプターに興味津々。
台座の頭で、行き交う人たちを見ながら、行ける所まで行ってみることにして、荷物をデポして、少しだけ前進。 先には横岳の雄姿。 安全圏をみてあと200メートルくらいでしょうか?
ふと娘に「何歳になったら登れる?」と尋ねてみました。
「10歳は大丈夫。たぶん9歳か8歳ならいけるかも。」とのこと。
わかっているのか、いないのか、わかりませんが、いつかは登りたいねと約束して、来た道を引き返します。
硫黄岳で夕べお世話になった人たちにいまのチャレンジを報告しようと、硫黄岳山荘に入りこんで探しましたが、見つからなかったようで、あきらめて下山ルートにつきました。
硫黄岳は、いつもは広い山頂の案内板のあるところしか見てませんでしたが、爆裂火口最先端部分の行き止まりポイントからは富士山も見えて絶景とのこと。
今回は行き止まりまで行ってみました。
そろそろ崩れ落ちるのではないかというような険しい火山地形を見てから、いつもの観測器小屋跡横でゆっくり景色を見ながら食事。
硫黄岳山頂には、自転車を担ぎ上げてきた人たちがいて賑わっていたが、私は以前、登山道を上から走り下りてきた自転車に轢かれそうになったことがあり、この行為はちょっと疑問。
こちらも10kgくらいの荷物を担いでヒーハー言いながら足元を見ながら登っているので、さっと避けることもできず、お互い怪我の元。
狭い登山道、ブレーキの効きにくい砂利や岩場を自転車で下ってこられては、上から走り下りて来られるだけでも恐怖です。
今回の方々は乗って下られたのか背負って下られたのかはわかりませんが、注意しながら楽しんで、ぜひ安全第一でお願いします。
さて、娘は元気一杯で、山頂から着実に一歩一歩下山し、オーレン小屋前の湧き水をひしゃくですくって飲んで、「最高!」とのことでした。
いつどこで覚えたのか、娘にとっての人生初めての「最高!」はオーレン小屋前の水だったようです。
その後、夏沢鉱泉まで下山し、外のベンチで最後の休憩を取っていたら、突然、建物の中に挨拶に行くと言い出して中の人にご挨拶。 昨晩、硫黄岳山荘でとてもお世話になった2人のオジサマでした。 娘は、その声を覚えていたようで、挨拶したかったとのこと。
来年6月、楽しいイベントがあるので是非!とのお誘いをいただいて歓談。
そろそろ日が暮れてきたので、帰途に着く。
駐車場に戻って、山道を下り始めると立派な角をつけた鹿たち。
いつも思うのですが、彼ら、彼女たちは何かを訴えたいような目でこちらをジッと眺めてきます。何を訴えたいのでしょう???
娘も喜んでくれたし、今回も、たくさんの方たちと出会えてとても満足な山行でした。
そして娘は元気に運動会の練習に。私は少々の筋肉痛。
というか横岳アタックは下見に終わりました。
めでたし、めでたし。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「めでたし」ではないのですが、、、
帰り道、車の底を擦ってしまい、麓のディーラーで応急処置をしていただきました。
ありがとうございました。(桜平付近は普通の乗用車はご注意です。特にユーターンするときなど。)
今回も、やっぱり、中央道は大渋滞でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する