毒水沢
- GPS
- 04:26
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 817m
- 下り
- 827m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
厳しかった残暑もようやく鳴りを潜め、10月はさすがに少し肌寒くなってきた。
沢納めをしようと、この時期でも温泉のおかげで水温が温い毒水沢へ行くことに。
朝6:00頃に渋峠に到着。
吐く息が白い。少し肌寒い空気の中歩き始めるが、登山道の木道に霜が下りていてめちゃくちゃ滑る。粘土質の登山道も滑りやすくて合計3回も転んでしまった。
渋峠から1時間半くらいで毒水沢にかかる橋に到着。
ちょうど先行者の2名パーティーが出発したところだった。
小休止後に入渓。水は温くもないが冷たくもない。
ヌメりもなくフリクションはよく効くので快適に歩いて行ける。
天気がいいおかげか、あまり期待していなかった紅葉が綺麗に見えた。
歩き始めて30分も経たないくらいでもう大滝が見えてきた。
勝手にもう少し遠いと思っていたのでちょっとびっくり。
事前に見た記録は全て左岸巻きだったので直登不可能なんだと思っていたが
近づいて見てみると水流右が登れそう。とりあえず3分の1ほど登ってみるとその先で少しホールドが甘くなるがそこから上は問題なさそう。ただ高さもあるしフリーソロはさすがに怖いのでおとなしく左岸巻き。
大滝の上には記録でもよく見る源泉スポットがあった。
湯量は全然だったが、緑と黄色の毒々しい色がまさに毒水沢らしい見事な景観。
そこから上でも至る所からお湯が流れていてちょうどいい温度から熱湯までとまさに温泉の沢。
硫黄色に染まっていた岩肌がある場所を境に赤茶色に変わった。
成分の違いなんだろうか。下部は硫黄で上部は鉄分?渓相の変化がとても面白い。
小さな滝もいくつかあるがどれも容易に直登できるか巻き道があるので安心。
2段のトイ状の滝があるプチゴルジュがあり、オブザベしてみるとそんなに悪くは無さそうだったので取りついてみる。
1段目は左壁を上がって落ち口へトラバース、奥にある2段目はそのまま水流を跨いで右壁を直上。どちらもガバがたくさんあって安心して登れた。
沢の流れはもう全然冷たくない。徐々に温度が温くなってきている気がする。
そろそろいい湯舟があるんじゃないかと期待していたら打たせ湯付きの極上野湯に
到着。湯温はちょっとぬるめだけど十分快適。何よりロケーションが素晴らしい。
天気も最高で言うことなし。今日も来てよかった。
温泉を十分堪能して遡行再開。ここから上は水量も少なくなり、沢の水も冷たくなっていた。
このあたりでサンダルにTシャツの軽装の男性に会った。野湯に入りに行くとのこと。芳ヶ平ヒュッテから来たのだろうか。確かにテント泊してのんびり温泉入りに来るのも楽しそうだ。
沢の最後に泥壁超えて登山道へ合流。
活火山らしくやや荒廃したような見慣れない景色を楽しみながら芳ヶ平ヒュッテへ。
あとは来た道を戻って渋峠まで。天気にも恵まれて最高の沢納めになりました。
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