燧ヶ岳と尾瀬沼と尾瀬ヶ原、クロックスで歩いてはいけませぬ


- GPS
- 55:29
- 距離
- 51.8km
- 登り
- 2,213m
- 下り
- 1,811m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 10:45
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:02
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:18
天候 | 3日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:鳩待峠から戸倉乗合バス 関越バス 戸倉13:30 川越的場19:00 三連休の中日なのに沼田インター付近、 関越自動車道は大渋滞で3時間余計に時間を要した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
初日の前夜に降雨があったらしく、朝4時では晴れていたけど 木道はフルウェットコンディションでとことん滑りまくる。 見晴新道は噂通りの泥沼地獄、ナデツ窪は岩ゴロ急登♪ 東電小屋から牛首までは、静かすぎる贅沢空間。 |
その他周辺情報 | 尾瀬小屋日帰り入浴1000円 14時〜 シャワー1つ、風呂狭し(3人)、石鹸あり。 見晴には軽食対応の山小屋2軒。尾瀬小屋と檜枝岐小屋。 |
写真
凄いテントの数になっているのに、次から次へと登山者が来る。
夕方5時の時点で、管理人に聞いたら250張と言っていた。
なお、私のサイトは荷物掛け・腰掛付きの一等地でした。
そうだ、クロックスで歩こう♪
キャンプ場で仲良くなったオジサマ達に相談して、
まぁ、大丈夫じゃない?怒られるかもしれないけどって(笑)
池塘には歩道ができていて、しゃがめば映るんだけど
知らないと難しいかもね。
なお、荷物があるのでカメラだけ下に下げたら、画像も逆さまになりました。
感想
未踏の燧ヶ岳を登りたくて、テント泊もしてみたくて
そんな事を考えてルートを検討したら
見晴キャンプ場に2泊するプランになった。
尾瀬沼は10年前に行った時、曇っていたし
時間にも余裕が無かったので、のんびり。
前夜に雨が降ったらしく、木道フルウェットコンディション。
滑りやすかったのは、登山靴が縦走用だったからではなく、
周りの人も滑って転んでいた。
今回は川越発の夜行バスで行きました。
4時に大清水登山口に降ろされ、おにぎり食べて
4時半に1人トボトボスタート。
一ノ瀬休憩所過ぎたら、日帰りハイカーに次々抜かされる。
私の装備は16kg。半年のブランクがあります。
尾瀬沼に到着すると、燧ヶ岳が!雲の中。
おにぎり補給して、湖畔を回ってキャンプ場偵察へ。離な感じね。
7時半開館のビジターでフムフム勉強。
大江湿原に寄り道、昔会津藩の人が土塁を作ったとか。
尾瀬沼湖畔をまた歩き、長栄新道の登山口を過ぎ
沼尻へ向かうが、まぁ、道がよく滑る。
今日もよく腹が減ります。3つ目のおにぎり補給。
ナデツ窪は非管理登山道と書いてあった。
見晴まであと少し、肩が痛む。
まだ木道は続く、そして盛大に滑って転ぶ。何とかセーフ。
見晴新道の登山口を見ると、沢でした!!
翌日のルートはナデツに確定した。
11時にキャンプ場に到着、燧小屋で受付。
1000円×2泊。既に10組ほど居ました。
どこにしよーかなーと♪
真正面にフラットな土、石無し、立木あり
ベスポジ取れたよ!設営して、三条の滝まで散歩。
の予定でした、散歩じゃなかった。
歩きにくい&標高差のある悪路でした。
しかも橋の工事で真正面から
滝を見れないというオチまで付いたさ。
平滑の滝で帰れば良かった。。。
トボトボ帰ろうとしたら、東電小屋の分岐で
静岡のオジサマと遭遇し、談笑開始♪
富士山の須走口で観光案内している方でした。
テント場に戻り、腹減った。だが夕飯にはまだ早いので、
カップ麺とビールを小屋にて購入して、昼飲み。
夕飯は尾瀬小屋のオシャレディナーの予定。
だがしかし、小屋締め間近のため、メニュー減らされている。
酒のつまみはあるけど、メインは
ステーキ丼とイカスミパスタのみ、チョット待て。
ステーキ丼を注文し、日没を迎える外で
着丼を待っていたら、寒くなりすぎた。
ステーキ丼、お肉多くて、美味しかったです。
テントに戻り寝ようとすると、寒い!
ダウンジャケットと間違えて持ってきた
自作のダウンシューズ(ダウンジャケットのリメイク)が活躍した。
周りも静かで意外と寝られたかなぁ
翌朝3時頃からバタバタ始まり、私も5時前に起床。隣人はもう出発。
見晴新道で登るとな、沼に注意を促し見送る。
朝食摂って6時に出発、見晴新道登山口通過、
水は流れていないが、最初から水溜りが見える。
沼尻方面に歩く、途中にある白砂湿原で朝霧の幻想的な風景に出会う。
白い虹はなかったけどね。
沼尻からナデツ窪へ、濡れた足跡があり、先行者はいるようで安心した。
序盤から最後まで急登でした。
私はこういうルート大好きなので、楽しかった。
登り切ると、ちょうどテントの隣人に出会う。
再会を喜び足元を見ると、そんな汚れていない。
その前にすれ違った人は膝下がドロだらけだった。
山頂からは、福島の山々、日光、上州の山を眺められ、
足元には尾瀬沼、尾瀬ヶ原、そして、過去に至仏山から眺めた燧、
今回は反対側から至仏山を眺めることができた。
さて、下山ルートですが、どうしましょ。
登り返しとすれ違いが面倒になり、しかも長英新道はかなり遠回り。
最短ルートの見晴新道に踏み入ることにした。覚悟はできた。
が、その泥濘を見た瞬間、笑いが出た。
しかも、それが下山口まで続いているんだから、
登りの人は相当精神的につらいだろう。
この泥加減、ガイドブックには記載されておらず、皆知らずにいた。
私はヤマレコ等で事前情報を入手していたので、ある程度は想定できていた。
これでも管理されている登山道というんだから、凄いよなぁ。
毎度のように、登山道整備をしながら歩きました。
沼になっている部分に、石や枯れ枝を投げて足場にして、
でもあまりに沼地が多すぎて、手に負えませんでした。
キャンプ場に戻ると、テントの数がすごいことに。
さらに続々とテント担いだ登山者がやってきて、入り口で見渡して
奥まで歩いて、周りを見渡して、えーーーーっていう表情。
14時に尾瀬小屋で日帰り入浴1000円、小さめの家庭的なお風呂でした。
まぁ、お風呂は気持ちいです。ただ、カランが3個、うちお湯が出るのが1つ。
まだ湯船に誰も入っていなかったので、そこからお湯を桶で汲みました。
ただ誰かいるタイミングでそれはできないから、渋滞が発生してしまうようです。
風呂上がりのビール最高です。混雑するキャンプ場で、木に座りながら。
通路挟んだ向かいのオジサマと目が合い、「ここイイでしょ」と♪
皆さん、キャンプ飯を楽しんでいるけど、私は檜枝岐小屋のカレーライスを頂く。
結構量があっていい感じです。
寝るにはまだ早い時間なので、ハイボールを買うついでに
燧小屋の管理人に、今日は何張?って聞いたら、
続々くる登山客に驚きを隠しきれない顔をしながら
連泊含めて250張だと17時の時点で言っていた。
前夜の教訓(尾瀬小屋のテラスで体を冷やす)で寝る前に
暖かいスープを飲んでみたら、疲れもあってか、入眠が早かったです。
3日目、やはり3時から周りが騒がしい。
というか、木道の近くにテントを張ったから、足音が酷い。
というか、静かに歩くことに気を使っていない人がいる。
あと、ヘッドライトが眩しい。
youtuberの槍夫的に言うなら、「ヘッドライト、頭に付けんじゃねーよ」
「照度そんなに上げて、何がしたいんだよ」ってなりそうでした。
なお、私はヘッドライトを首から下げる人です。3000m峰でもこれです。
早月尾根では、首と頭のダブルにしました、仰角のレベルが違うので。
5時に起きて、朝食を摂らずに、荷物の撤収。
結構スムーズにできたかな。お空がなんか重い。
雨は降らない湿度だけど、天候悪くなったかね?とオジサマと話す。
6時に出発、さぁ、クロックスで鳩待峠まで辿り着けるのか?!
ハードな登山靴で来てしまったので、木道は歩きにくいのです。
東電小屋に向かう途中、大好物のトリカブトちゃんを発見。
這いつくばって撮影する私です。そしてザック重くて立ち上がるのに苦労する。
東電小屋は、軽食やっていないようで、コーヒーとなんかだけありました。
熊が出てきそうな雰囲気だなぁって思っていたら、やっぱり出没箇所だったのね。
ヨッピ橋や池塘で休憩しつつ、牛歩で進む。時々立ち止まり動物が居ないかも確認。
すると茂みの向こうに鹿の頭を発見。
カワラヒワやツミというタカを撮影することにも成功。
結構使えます、このカメラ、さすがキャノンである。
時間が立つに連れ、ガスが取れて、燧も至仏山もおはよう。
誰にもクロックスを指さされることなく、
歩いていると前からパンプスで来ている女性が居て敗北感に浸る。
山の鼻に着くもまだ9時前。しかも9時から軽食があると思ったら
10時までモーニングメニューでした。
それまで自然探求路のベンチで、スープを飲んでまったり。
戻る途中で川に長財布くらいの魚が居てびっくり。
あと逆さ至仏山が撮れる池塘で撮影した後に、
いいカメラ持っている人が居たから、あそこ撮影ポイントだよって伝えたら
外国人さんで、びっくりさせてしまった。いきなりENGLISHしちゃいました。
over THERE、焦って池塘を LAKEと言ってしまって、
必死に手で小さいを表現してみたら、MIRR?って言われて、
YES!!って通じるんだぁ。
至仏山荘で山菜そば、うん、ちょっと期待しすぎた。
まだ時間があったので、ハイボール1本。
11時になったし、バスの時間にちょうど良さそう、帰りましょ。
空き缶を売店に戻す時に、クスっと店員さんが笑ったのは、
クロックスが原因だったのかな。
韓国と中国からの観光客が多いのか、鳩待峠までの道で色々な言葉が聞こえてくる。
そろそろゴール地点と思っていたら、若者男性がクロックスに気づいたようで、
後方で相方さんに「あの人!」って言っているのが聞こえた。
別に真横で言ってくれても良かったぜ♪
無事に峠に上がって下山完了。ちょうど12時半のバスに乗れました。
まぁ、予約した戸倉から川越のバスも無事に乗り継ぎできたのですが、
吹割の滝、沼田インター手前の渋滞がひどすぎて、沼田で1時間オーバー
関越道も渋滞がひどく、川越に着いたのは3時間オーバーでした。
でも自分が運転しても、時間は変わらなかったし、
片道4400円のバス代も、ガソリン・高速代・駐車場代を考えると安かった。
また使おうかな。今度は夏の時期にしたいと思います。
尾瀬3泊の旅、お疲れ様でした。
お天気も恵まれて良かったですね。
私の当初、12日㈯13日㈰で入ろうか計画したのですが、土曜の天気とテント場激戦が予想され止めてしまいました。
テント場、土曜日は恐ろしいことになったようですね。
あそこに250張ですか? 😱
3日目の朝霧、私だったら尾瀬ヶ原で霧が消えて行くの眺めていたと思います。でも、ちょっと霧が濃過ぎかな。
尾瀬の紅葉、見頃とネットに書いてありましたが、木々の葉がまだ緑なのですね。
まだ錦色になってないんだ〜
今年は何処も紅葉が遅れてるのかな。
初日こそフルウェットな木道を何度も滑って冷や汗かいていましたが、恵まれましたねぇ。
もう傾斜地や草ボーボーなところでも構いなし、浄化槽の上や小屋の前の芝や休憩小屋の裏とか、木道の上以外は全部テントでした。
たぶん、日曜も同じだったのではないかな、何人もテント背負った人とすれ違ったので。
土曜の朝7時に白い虹が出ていたそうです。私も視界に入っていたのかな、認識できなかっただけなのかな、悔しい。
朝霧の晴れるタイミングはタイムラプス撮影したら面白かったかもしれませんね。
来週までキャンプ場はやっているそうですね。狙ってみてはいかがですか?
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