別世界感を堪能した弥陀ヶ城岩 浅間山は雲の中
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- GPS
- 05:53
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 832m
- 下り
- 832m
コースタイム
天候 | 晴れ (山頂は雲の中) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
別荘地の最奥です。石尊山方面まで距離もあり、あまりオススメしません。トイレ、水場も当然ありません。朗読館の駐車場は大きいですが、施設用のため利用できません。朗読館のすぐ先に施錠ゲートがあり、一般車は通行止めです。工事車両などは多数入っているようです。軽井沢ICから車で30分位かかります。千ヶ滝温泉からの道順がわかりやすいです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ゲート〜血の滝(自転車) 林道は未舗装ですが、工事や林業の車両がはしっているので自転車でも走りやすいです。大規模な工事箇所や新しい林道工事が数カ所実施されていました。 血の池手前の林道は、通行車両も少なく、軽い九十九折りで手押しで登る区間もあります。 全体的に崩落や落石などの危険箇所はありません。 ○血の池〜弥陀ケ城岩 入口に案内板はありますが、赤布を1つ見た後、しばらくで踏跡が分散し、それぞれが薄くなります。上手に選べばヤブは限られます。ただし登山道ではありません。過去の道形がなんとなく残っているところもありますが、読図ができない方は入らないほうがよいです。獣道も多く、地形と植生を選んで高度を上げていきます。倒木や濃い植生を避け、尾根上や沢スジなどを適時選択するのが吉です。縦横無尽に獣道が走っています。またモグラの掘り返しや、ヌタ場が多数あり、さらに大型動物の足跡だらけ、鳥獣の鳴き声が響き渡ります。天候次第では道迷いの可能性あり。大型動物に注意が必要です。 ○弥陀ケ城岩 付近 火山レベル2のため、2km圏ギリギリまでと計画し、それ以上高度を上げずに引き返しました。弥陀ケ城岩は想像以上の迫力を感じます。大規模崩壊などの危険性はあまり感じませんが落石はあるようです。今回は、沢スジをつめた後、右岸の台地状尾根に登り返しました。火山なので火山岩と砂礫、そして所々に大きな噴石があります。落石にも注意が必要です。実際に噴火したら非常に危険な場所だと思います。 |
その他周辺情報 | ○下山後の温泉「千ヶ滝温泉」 https://www.princehotels.co.jp/sengataki/ 軽井沢エリアの日帰り温泉は1500円以上が通常価格の中、ここは週末1300円と安価です。この日は特別日料金で1550円でしたが、西武プリンスの会員証(無料)の提示で、200円引きになります。 個人的にはお気に入りです。まあ、軽井沢では穴場的な日帰り温泉施設でしょう。駐車場無料です。2点、残念なことがあります。まずは休憩施設がないこと。今回も、家族やグループの場合、待ち合わせスペースが狭くて大混雑していました。もう一点は、ロッカーの幅が狭すぎです。30Lクラスの登山ザックは入らないと思います。 ○コンビニ 千ヶ滝温泉手前にあるセブンイレブンがゲート最寄りだと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
スマホ
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
前から行きたかった浅間山の弥陀ヶ城岩へ行ってきました。
火山警報がレベル2になったこともあり、山レコでも(YAMAPでも)2024年の記録が上がってこないため、ちょっと躊躇していましたが、特段の問題はありませんでした。人はあまり入っていないようです。
今回も自転車活用登山ということで、普通の方は入らない場所から登山開始です。電動アシストがあっても九十九折りの林道は手押し区間が多くなります。ゲートから1時間位で、弥陀ヶ城岩への道標がある場所へ到着です。道標は、追分から石尊山への登山道沿いではなく、血の滝の上部を横断する林道の東側にあります。なんだか登山道がありそうですが、それは過去の話のようです。赤テープが1つあった先ですぐに踏跡は分散して薄くなります。危険度は低いですがバリエーションルートになるでしょう。
今回は、過去のレコも参考にさせてもらい、右寄りの尾根スジを基本として、途中から沢スジに降りて弥陀ヶ城岩の基部を目指します。時々踏跡があったり、ケルンがあったりします。倒木が面倒な箇所があったりしますが、沢スジになってからは時々見え隠れする城岩を目指して登ります。10月だけど汗が噴き出ました。
途中の休憩をふくめ、約90分で無事火口から2kmギリギリの下部に到着。標高は1730m位でしょうか。今回は、1750mを火口からの距離限界と設定していました。
通報済みのドローン撮影を実施した後、右岸の尾根まで登って遅めのランチとしました。地形図上はガケマークになっていましたが、単なるザレた急斜面でした。ちょうど植生が切り替わる標高ということもあり、城岩と浅間山の外輪山の景色が、別世界にいるような感覚になります。南側には追分地区の町並みや昨年登った石尊山が望めます。こちらも絶景ですね。残念ながら、前掛山や剣ヶ峰は雲の中でした。
下山はそのまま尾根スジを下りました。モグラの跡や、ヌタ場が多数ありました。途中、人間のものと思われる足跡がありましたが、いきなり発生して、いきなり消滅していたので不気味でした。
自転車があるので、未訪問だった座禅窟まで足を伸ばしてみました。10月で15時を過ぎていたいので、上の段にある窟は次回の楽しみにして、ゲートまで自転車をかっ飛ばしました。
今回の登山では、連休中日にもかかわらず、往路林道の途中で、いきなりヤブから飛び出てきたソロの高齢男性以外は会いませんでした。静寂と絶景、山頂にはいけなくても満足度の高い山行となりました。
#レコの分類にヤブ、又はバリエーションを作ってほしい
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