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Yamareco

記録ID: 7357478
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

別世界感を堪能した弥陀ヶ城岩 浅間山は雲の中

2024年10月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:53
距離
17.7km
登り
832m
下り
832m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:29
休憩
1:18
合計
5:47
距離 17.7km 登り 832m 下り 832m
10:40
50
スタート地点
11:30
11:31
82
12:53
13:38
17
弥陀ヶ城岩(沢)
13:55
14:26
50
弥陀ヶ城岩(右岸上)
15:16
7
15:23
15:24
11
15:35
52
16:27
ゴール地点
火口から2km圏内を、地理院地図の計測で、弥陀ヶ城岩の沢だと標高1750m地点として登山計画を作成・提出しました。
天候 晴れ (山頂は雲の中)
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
○軽井沢朗読館手前のスペース(1台分)に駐車
別荘地の最奥です。石尊山方面まで距離もあり、あまりオススメしません。トイレ、水場も当然ありません。朗読館の駐車場は大きいですが、施設用のため利用できません。朗読館のすぐ先に施錠ゲートがあり、一般車は通行止めです。工事車両などは多数入っているようです。軽井沢ICから車で30分位かかります。千ヶ滝温泉からの道順がわかりやすいです。
コース状況/
危険箇所等
○ゲート〜血の滝(自転車)
林道は未舗装ですが、工事や林業の車両がはしっているので自転車でも走りやすいです。大規模な工事箇所や新しい林道工事が数カ所実施されていました。
血の池手前の林道は、通行車両も少なく、軽い九十九折りで手押しで登る区間もあります。
全体的に崩落や落石などの危険箇所はありません。

○血の池〜弥陀ケ城岩
入口に案内板はありますが、赤布を1つ見た後、しばらくで踏跡が分散し、それぞれが薄くなります。上手に選べばヤブは限られます。ただし登山道ではありません。過去の道形がなんとなく残っているところもありますが、読図ができない方は入らないほうがよいです。獣道も多く、地形と植生を選んで高度を上げていきます。倒木や濃い植生を避け、尾根上や沢スジなどを適時選択するのが吉です。縦横無尽に獣道が走っています。またモグラの掘り返しや、ヌタ場が多数あり、さらに大型動物の足跡だらけ、鳥獣の鳴き声が響き渡ります。天候次第では道迷いの可能性あり。大型動物に注意が必要です。

○弥陀ケ城岩 付近
火山レベル2のため、2km圏ギリギリまでと計画し、それ以上高度を上げずに引き返しました。弥陀ケ城岩は想像以上の迫力を感じます。大規模崩壊などの危険性はあまり感じませんが落石はあるようです。今回は、沢スジをつめた後、右岸の台地状尾根に登り返しました。火山なので火山岩と砂礫、そして所々に大きな噴石があります。落石にも注意が必要です。実際に噴火したら非常に危険な場所だと思います。
その他周辺情報 ○下山後の温泉「千ヶ滝温泉」
https://www.princehotels.co.jp/sengataki/
軽井沢エリアの日帰り温泉は1500円以上が通常価格の中、ここは週末1300円と安価です。この日は特別日料金で1550円でしたが、西武プリンスの会員証(無料)の提示で、200円引きになります。
個人的にはお気に入りです。まあ、軽井沢では穴場的な日帰り温泉施設でしょう。駐車場無料です。2点、残念なことがあります。まずは休憩施設がないこと。今回も、家族やグループの場合、待ち合わせスペースが狭くて大混雑していました。もう一点は、ロッカーの幅が狭すぎです。30Lクラスの登山ザックは入らないと思います。

○コンビニ
千ヶ滝温泉手前にあるセブンイレブンがゲート最寄りだと思います。
ゲート
この後、忘れ物(熊スプレー)したので車まで戻りました
2024年10月13日 10:39撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 10:39
ゲート
この後、忘れ物(熊スプレー)したので車まで戻りました
朗読館は営業していませんでした
2024年10月13日 10:44撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 10:44
朗読館は営業していませんでした
ゲート横にあった熊注意の掲示
2024年10月13日 10:45撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 10:45
ゲート横にあった熊注意の掲示
林道は走りやすい
2024年10月13日 11:06撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 11:06
林道は走りやすい
工事車両が走らない林道は荒れ気味
2024年10月13日 11:24撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 11:24
工事車両が走らない林道は荒れ気味
ゲートから1時間弱で、弥陀ケ岩城への取り付きへ
2024年10月13日 11:31撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 11:31
ゲートから1時間弱で、弥陀ケ岩城への取り付きへ
唯一あった赤布。この先で踏跡は薄くなります
2024年10月13日 11:32撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 11:32
唯一あった赤布。この先で踏跡は薄くなります
尾根スジを歩いたり
2024年10月13日 11:51撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 11:51
尾根スジを歩いたり
人工物(ケルン)ありました
2024年10月13日 11:57撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 11:57
人工物(ケルン)ありました
標高1500m位だと、紅葉も始まっています
2024年10月13日 12:01撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:01
標高1500m位だと、紅葉も始まっています
谷スジで高度を上げると、前方に見えてきました
2024年10月13日 12:22撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:22
谷スジで高度を上げると、前方に見えてきました
だんだんと大きくなる
2024年10月13日 12:40撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:40
だんだんと大きくなる
ケルン?
2024年10月13日 12:44撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:44
ケルン?
スケールが想像よりもデカい
2024年10月13日 12:44撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:44
スケールが想像よりもデカい
時々レコで見る掲示物の残骸見つけました。シェルターの説明のようです。
2024年10月13日 12:47撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
1
10/13 12:47
時々レコで見る掲示物の残骸見つけました。シェルターの説明のようです。
掲示物
2024年10月13日 12:47撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:47
掲示物
標高1730m付近。本日は、ココまでとします。
2024年10月13日 12:53撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 12:53
標高1730m付近。本日は、ココまでとします。
空撮)城岩側壁
2024年10月13日 13:11撮影 by  FC3582, DJI
10/13 13:11
空撮)城岩側壁
空撮)石尊山
2024年10月13日 13:16撮影 by  FC3582, DJI
1
10/13 13:16
空撮)石尊山
空撮)弥陀ヶ城岩上部 外輪山は雲の中
空撮)弥陀ヶ城岩上部 外輪山は雲の中
飛行撮影と大休憩をとりました
2024年10月13日 13:34撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 13:34
飛行撮影と大休憩をとりました
右岸を尾根へ登り返す途中。尾根からのほうが展望がよい
2024年10月13日 13:41撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
1
10/13 13:41
右岸を尾根へ登り返す途中。尾根からのほうが展望がよい
少しガスも取れてきました
2024年10月13日 13:55撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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10/13 13:55
少しガスも取れてきました
尾根に出たところで、軽めのランチとデザート
2024年10月13日 14:09撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 14:09
尾根に出たところで、軽めのランチとデザート
追分方面を望む
2024年10月13日 14:19撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 14:19
追分方面を望む
尾根の下山を開始。すぐに樹林帯へ
2024年10月13日 14:24撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 14:24
尾根の下山を開始。すぐに樹林帯へ
紅葉始まっています
2024年10月13日 14:43撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 14:43
紅葉始まっています
大きめの窪地。火山性のものですかね?
2024年10月13日 14:48撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 14:48
大きめの窪地。火山性のものですかね?
赤テープまで戻ってきました。下りは30分位でしょうか
2024年10月13日 15:12撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 15:12
赤テープまで戻ってきました。下りは30分位でしょうか
道標はありますが、登山道はありませんよ
2024年10月13日 15:13撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 15:13
道標はありますが、登山道はありませんよ
自転車だったので、座禅窟にも寄り道。往復2kmありました。
2024年10月13日 15:23撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 15:23
自転車だったので、座禅窟にも寄り道。往復2kmありました。
既に15時を過ぎていたので、上の座禅窟には行きませんでした
2024年10月13日 15:23撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 15:23
既に15時を過ぎていたので、上の座禅窟には行きませんでした
石尊山への登山道の横にあった案内版。こちらには弥陀ヶ城岩の案内は無し
2024年10月13日 15:33撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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10/13 15:33
石尊山への登山道の横にあった案内版。こちらには弥陀ヶ城岩の案内は無し
濁川の名の通り、濁っています。
2024年10月13日 15:34撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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10/13 15:34
濁川の名の通り、濁っています。
林道途中で撮影。大規模な火山対策(砂防か?)が実施されています
2024年10月13日 16:06撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 16:06
林道途中で撮影。大規模な火山対策(砂防か?)が実施されています
途中の工事現場
2024年10月13日 16:11撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 16:11
途中の工事現場
ゲートまで戻ってきました
2024年10月13日 16:14撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 16:14
ゲートまで戻ってきました
千ヶ滝温泉でユックリ。連休中日なので混雑していました。
この後の上信越道、関越道は大渋滞でした。。。
2024年10月13日 17:56撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
10/13 17:56
千ヶ滝温泉でユックリ。連休中日なので混雑していました。
この後の上信越道、関越道は大渋滞でした。。。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 スマホ 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ

感想

前から行きたかった浅間山の弥陀ヶ城岩へ行ってきました。
火山警報がレベル2になったこともあり、山レコでも(YAMAPでも)2024年の記録が上がってこないため、ちょっと躊躇していましたが、特段の問題はありませんでした。人はあまり入っていないようです。

今回も自転車活用登山ということで、普通の方は入らない場所から登山開始です。電動アシストがあっても九十九折りの林道は手押し区間が多くなります。ゲートから1時間位で、弥陀ヶ城岩への道標がある場所へ到着です。道標は、追分から石尊山への登山道沿いではなく、血の滝の上部を横断する林道の東側にあります。なんだか登山道がありそうですが、それは過去の話のようです。赤テープが1つあった先ですぐに踏跡は分散して薄くなります。危険度は低いですがバリエーションルートになるでしょう。

今回は、過去のレコも参考にさせてもらい、右寄りの尾根スジを基本として、途中から沢スジに降りて弥陀ヶ城岩の基部を目指します。時々踏跡があったり、ケルンがあったりします。倒木が面倒な箇所があったりしますが、沢スジになってからは時々見え隠れする城岩を目指して登ります。10月だけど汗が噴き出ました。

途中の休憩をふくめ、約90分で無事火口から2kmギリギリの下部に到着。標高は1730m位でしょうか。今回は、1750mを火口からの距離限界と設定していました。
通報済みのドローン撮影を実施した後、右岸の尾根まで登って遅めのランチとしました。地形図上はガケマークになっていましたが、単なるザレた急斜面でした。ちょうど植生が切り替わる標高ということもあり、城岩と浅間山の外輪山の景色が、別世界にいるような感覚になります。南側には追分地区の町並みや昨年登った石尊山が望めます。こちらも絶景ですね。残念ながら、前掛山や剣ヶ峰は雲の中でした。

下山はそのまま尾根スジを下りました。モグラの跡や、ヌタ場が多数ありました。途中、人間のものと思われる足跡がありましたが、いきなり発生して、いきなり消滅していたので不気味でした。

自転車があるので、未訪問だった座禅窟まで足を伸ばしてみました。10月で15時を過ぎていたいので、上の段にある窟は次回の楽しみにして、ゲートまで自転車をかっ飛ばしました。

今回の登山では、連休中日にもかかわらず、往路林道の途中で、いきなりヤブから飛び出てきたソロの高齢男性以外は会いませんでした。静寂と絶景、山頂にはいけなくても満足度の高い山行となりました。

#レコの分類にヤブ、又はバリエーションを作ってほしい

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