トップリ尾への道標を確認に八経ヶ岳
- GPS
- 08:57
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,405m
コースタイム
天候 | 晴れ山頂はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そして昔は中尾登山口横の山側にあった湯ノ又の洗い越しの駐車地はここ数年植林の伐採で道の反対側、舟ノ川縁に数台分作られてたが、今回久しぶりに行ったら伐採の後の植林も終わったようで苗を守るための鹿ネット脇に新しく4台分くらいの場所が空けられてた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2年ほど前の遭難事故のためか、それとも登山口周辺の伐採と植林のためか、五條市が推進していたと思われる中尾とトップリ尾の登山道はもう整備もされていないらしく雑草も茂って踏み跡も少し薄くなり、テープも減っていたように思う。 どちらの道も特に登山口最初の方と川合道との合流手前あたりが標識無くなったり踏み跡分かりにくくなったり鹿ネットで通りにくくなったりで微妙なことになってるので注意が必要か。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
先日八経ヶ岳に川合道からナイトハイクした時、高崎横手出合いからすぐ先のトップリ尾分岐の所にあった立派な道標がヘッ電だったせいか確認出来ず、もしかして2年前の遭難事故の関係で撤去されてしまったのかと気になってた。
その後何かとタイミングが合わなかったが連休最後の晴れ間の終わりの日に久しぶりの中尾から八経ヶ岳に行って帰りにトップリ尾に下りる定番コースで昼間の明るい中で道標も確認しに行くことに。
ところが行ってびっくり。
数年前から湯ノ又で植林の伐採作業が始まり、以前の山際木陰の駐車地が重機の操作場になって使えなくなり、道挟んだ舟ノ川縁に4〜5台駐められる駐車地が作られてたところまでは知ってたが、今回は伐採後の新しい苗植えまで終わり、そこを広く鹿ネットで囲ってあり、駐車地もだいたい昔通りの位置に4〜5台駐められる場所が空けられてた。
ここで困ったのが登山口。
以前通り駐車地のすぐ横にまだ道標や説明看板は残されており、やはりそこから入るんだとは思うが目の前は鹿ネット。
そのネットの縁に細く続いてる踏み跡辿ってネットが張られていないズルズルの斜面を這い上がってなんとか尾根道に。
そこからは以前と変わらない中尾登山道で立派な道標も全てそのまま残されてる。
しかし鎖場を越えて明星ヶ岳への最後の上りの草付きの傾斜まで来るとシダが繁殖してきており、まあどこを歩いてもいいような場所ながら本来の踏み跡が分かりにくくなってきてた。
そしてこのあたりから雲行きも怪しくなり、これがたんなるガスで高いところだけかぶってるのか、それとも本格的に天気が崩れてきてるのかが分からず気になってくる。
その後はもう周りが白くなった中を何時もの明星ヶ岳に着き、時間的にギリギリかなと思いながらもしかしたらガスが切れるかもと期待して八経ヶ岳まで飛ばす。
そこで分かったのは南東側の谷からガスが湧き出して明星ヶ岳より高いところを覆っており、尾根より西側は晴れてること。
これが雲でないのが分かって一安心。
その後は細尾山だったかトップリ尾を下りる前に日当たりの良い場所で飯にしてからこの日のメインイベントであるトップリ尾への道標確認に。
やはり無くなってた。
ここまで綺麗に無くなるということはやはり管理者であろう五條市が撤去したんだろうか。
2年前の遭難事故の当事者が八経ヶ岳から明星ヶ岳経由でレンゲ道から川合道と繋いで川合に下りるつもりだったが、ここで道標を見たら川合方向の案内が無くトップリ尾の標示しか無かったのでてっきりそちらから川合に下りれるものと思ったと手記を発表してるので、この当時はなぜメインの通りである川合道への標示も並記しなかったのかとだいぶ話題になったと思う。
これは川合は吉野郡天川村で五條市とは別行政であることと同時に、五條市は一時的かもしれないが中尾、明星ヶ岳、トップリ尾の周回コースを観光的に整備しようとしたと思われ、ある意味自分の方にお客さんを誘導しようとしたと思われても仕方なかったか。
おそらく当時五條市にはそれなりに苦情も入ったと思う。
それに嫌気が差したのかどうか分からないが、ちょうど湯ノ又あたりの杉の伐採やその後の苗植えの計画もあり、五條市としてはせっかく手を付けたこのコースの維持を諦めて問題の根本となったレンゲ道のトップリ尾分岐の道標を撤去したのではなかろうか。
同時に今回久しぶりに通った感じでは、以前段々増えてると感じてたテープもだいぶ間引かれていると。
昔、次のテープを探すのも結構神経使った頃の感じに戻されてるのかなと思ったのと、下草刈りなどの整備も少なくとも今年はまったくされていないようで標高によってシダや笹が繁殖してまだしっかりある踏み跡も場所によって見えなくなってきてるので、初めての人が通るには昔通りの慎重さが求められるコースに戻ってきてる気がした。
そんなこと考えながらももう陽が落ちるのも早い昨今、分かりにくいトップリ尾からの下り口、何時も急傾斜を彷徨う羽目になる薮の斜面を考えるとやはり陽があるうちに下りてしまいたく、気が急いてきて足も速まるが、やはり歩きやすいトップリ尾。
最後の方の薮はだいぶ刈られてるとは思ったが、やはり踏み跡に惑わされて彷徨い上り返し、それでも想定より1時間も早く下りて来れたのは上出来だったか。
車に戻って帰り支度してるところに声が聞こえてきてなんと今洗い越渡ったばかりのヒウラ谷を3人の沢屋さんが下りてくる。
聞けば舟ノ川を上って上で泊まって今下りてきたとのことで、想像するに舟ノ川地獄谷からイブキグラ谷を上って岩谷から下りてきたとすれば相当な強者。
普段ウィークデイにしか登らないのでほとんど人に会わないが、連休になど来るといろんな人に会うもんだなと変なところで感じ入りながら帰ってきました。
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