紅葉に燃える焼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 840m
- 下り
- 821m
コースタイム
天候 | ガスのち青空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道158号を上高地方面へ1時間ほど走り、安房峠の旧道にある 第10カーブの駐車スペースへ。 キャパは10台ほどしかない。 あとは、ほかのスペースか路駐になるが、取り締まりを受けるかも。 9日は平日でしたが、5:30到着時点で空きはあと1台でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはない 道はよく踏まれ、迷う心配なし。 乗越から北峰頂上は岩のガレ場。落石を起こさないように注意。 また、火山ガスが噴出しているので、変な所に入り込まないように。 |
その他周辺情報 | トイレ、水場はない。 だいぶ手前に、道の駅風穴の里 さらにコンビニは、新島々のセブンイレブンがラスト |
写真
感想
仕事の関係でここ2週間ほどお山に行けなかったのですが、
ようやく1日だけ時間が取れ、平日の金曜日に出撃。
目指したのは、過去に2度雨で断念した焼岳。
紅葉が素晴らしいとの皆さんのレコ、
そして金曜は天気がよさそうという予報に期待。
本当は、笠ヶ岳とか奥穂高岳とか日帰りピストンのハードなお山に行きたかったのですが、
仕事中に腰を痛めるアクシデントに見舞われ、
ロングコースを歩くのはちょっと厳しそうなので、
6時間ほどで踏破できるであろう、中の湯ルートでの焼岳登山を選びました。
深夜2時に名古屋を出発。
中央道を飛ばし、2時間で松本IC。
国道158号を上高地方面へ向かうと、新島々や沢渡ではバスを待つ登山者の姿。
平日ですが、紅葉シーズンは人出が多い。
安房峠につながる旧道の第10カーブの駐車地も、
5時半に到着した時点でほぼ満車。
支度を整え、明るくなった6時から歩き出す。
中の湯温泉から歩く人や、タクシーでやってくる人も。
登山道は明瞭。
樹林帯の中の岩や木の根をパスしながら、高度を上げていきます。
登山口では、朝焼けが望め、いいスタートを切れたと喜んでいたのですが、
徐々にガスが出てきて、周囲の様子もわかりません。
広場に着いても状況は変わらず。
目の前の道を黙々と歩く。
岩ガレの斜面を登っている途中で、強い風に襲われる。
防寒具を身に着け、寒さとも戦っているうちに、ようやくガスが切れはじめる。
噴気を吐く焼岳や通り抜けてきた灌木の紅葉、
周囲の山も展望できるようになりました。
先行者や後続者の姿が確認できます。
皆さん、立ち止まってカメラを構えて撮影。
北峰と南峰の分岐点の乗越では、すごい光景が広がっていました。
強風に耐えながら懸命に根を張っている植物に氷がビッシリ!
下に目をやると、火口湖の正賀池の緑色の湖面。
ものすごい勢いでガスを噴出する噴気孔。
その周辺は、硫黄などの化学物質で変色したであろう白や黄色の岩。
風向きによっては火山ガスの臭いがキツかったり、
ガスに巻かれて視界が遮られるようなことがあります。
岩に書かれたペンキマークを見落とさないことが重要。
間違っても「キケン」な地域へ侵入しないように。
北峰頂上から360度のパノラマ。
特に北側には、笠ヶ岳〜双六岳〜槍ヶ岳〜穂高連峰が連なり、
眼下には梓川の流れる上高地
赤や黄色に彩られているのが、今登ってきた中の湯ルート、
登頂禁止の南峰の東に乗鞍岳
40分もの大休憩を取りながら、展望を満喫して、下山。
続々と上がってくる登山者とすれ違う。
立ち止まってカメラを構え、行きには見られなかった紅葉を楽しみました。
3度目の正直で登頂できた焼岳は、紅葉に燃える美しく力強い山でした。
終盤の紅葉に間に合ってよかった。
幸い腰痛にもさほど影響なく歩くことができました。
2週間ぶりの山歩き。
最初は動きが硬かったですが、動くにつれて体がほぐれ、
やがていつもの感覚が戻っていきました。
高いお山では、雪が降るような寒さになっています。
防寒具の用意を忘れず、低山の紅葉も楽しみながら、
秋の山行に出かけます。
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