紅葉と氷の荒沢岳



- GPS
- 06:45
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,453m
- 下り
- 1,451m
コースタイム
天候 | 霧のち曇り/稜線北風あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※2024年11月1日に小出ICは魚沼ICへ改称 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口-前山-前嵓下:ほぼ樹林帯の急登 前嵓下-前嵓:鎖と梯子が多いが、鎖がありそうでない区間あり。トラバース時に草が生い茂って足の置き場所が見えない箇所あり。濡れていると滑りやすい。 また、決して多くはないが浮石もある。いかにも足場にしたい場所と大きさの岩が浮いていることがあった。 前嵓(6合目)-9合目:痩せ尾根の急登。草木で見た目が緩和されているが、崖上なので転倒したら危ない。崖に向かって滑りやすい箇所あり。 9合目-山頂:稜線歩き。細い足場を鎖無しでトラバースする区間あり。進路上の鎖と岩が凍っている箇所があった。 |
その他周辺情報 | 登山口駐車場から車ですぐのところに日帰り温泉の白銀の湯あり。枝折峠や奥只見湖もついでに立ち寄れる距離にあり。 |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ヘルメット
|
---|---|
備考 | ストックはあった方がよかった。 |
感想
趣味の登山を始める前から脳裏に焼きついている山がいくつかあって、その一つが荒沢岳でした。
滝雲目当てに秋の枝折峠を訪れたとき、日が出る方向の近くに見える長い稜線と尖った山頂は恐ろしさを感じる見た目で、地の果てのように感じたのをよく覚えています。
それから山登りをするようになり、念願叶って昨年の夏に登ったのですが、とにかく暑さがキツく、落ち着いた時期に再訪したいと思っていたのでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5765621.html
この土日は紅葉を目当てに八海山と荒沢岳の登山を計画し、宿泊は銀山平キャンプ場のフリーサイトを予約していたのですが、土曜は雨予報。
日曜のみ荒沢岳に登ることにしました。
ところが天気は晴れとはいかず、しかも前夜までの雨で道は濡れたままです。
滑りやすいし、稜線は北風で冷えるし、山頂直前では岩と鎖が凍っているし、危ない目にこそ遭わなかったものの油断はできない道のりです。
また、今回初めてローカット・非防水の靴を使用してみました。
雨も上がっていたしゲイターもつけていたのですが、水滴のついた草木に触れただけで濡れを感じました。浅くても渡渉なんかあったら一発アウトなんじゃないか…。
幸い足を捻ることもなく打撃は無かったと思うのですが、コースや天気は選ぶと思いました。
メインで非防水・ローカットを使っている人もいると思いますが、皆さんどうしているんだろうか…。
それでも氷と紅葉を一緒に目にする機会は多くはないし、真夏との違いも感じられたし、岩場は楽しく登りごたえもあるし、魚沼なので帰りの下山メシも楽しめるし、やはり今回来て見てよかったと思います。
【特に注意したい点】
・山のグレーディングDの中では難易度高め
二度目の西穂高岳は初回より遥かに易しく感じられたのですが、二回目の荒沢岳は大きく感想は変わりませんでした。
同じグレーディングでも難易度に幅があるように感じていますが、塩見岳や八ヶ岳(県界尾根・真教寺尾根)、甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)、八峰キレットあたりとは差が大きいように思います。
草木で見た目が緩和されてはいるものの鎖の設置箇所は崖の上だし、鎖がありそうで無いところもあるし、「越後の穂高」と呼ばれるのもわかる気がします。
憧れの剱岳に登るために高難度とされる山や縦走路で練習をしましたが、経験しておいて特によかったと思うのは、やはり荒沢岳です。
・この時期に行って正解
真夏はとにかく暑くてきつかったというのが一番の印象です。今回は動いても暑くはならなかったし、紅葉も見事だったし、ついでに大混雑にもならない穴場だし、天気以外は最高だったと思います。
水場が登山口至近の一か所のみなので、まったく喉が渇かない気候だった点もよかったと思います。
ちょうど南魚沼市の飲食店で「本気丼」という企画を行っている時期でもあるので、美味しいコシヒカリを楽しめる点もお勧めポイントです。
・駐車場が狭い
登山口の駐車場は10台程度の広さで、朝5時頃には満車です。登山口にお手洗いがあるものの、最寄りのコンビニまで30kmくらい離れている点は厳しいと思います。
・ストックはあった方がよかった
岩場のイメージが強いのでストックは持っていかなかったのですが、岩場以外は基本的に急登です。西黒尾根や合戦尾根がどうしたと思う程度に長さもあります。
今回晴れなかったのは悔しいし、越後裏三山の縦走もしてみたいし、またこの時期に訪れたいと思います。
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