飛騨高地・山之口コースから川上岳往復
- GPS
- 05:50
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,489m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:51
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレイルランニングのコースになっているため、それなりに整備されており、雑草ストレスは皆無。 |
その他周辺情報 | 往きも帰りも山之口川清流広場のトイレを利用。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
サングラス
携帯トイレ
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感想
飛騨の位山三山の一峰に数えられ、三山の最高峰でもある川上(かおれ)岳に登りに行ってきた。前日雨降りで登山道脇の草が濡れてるリスクがあり、それらがある程度乾くであろう8時からの登山開始より逆算して、5時に起床し、5時半に『キャラメルハウス』(自宅)を出発。今回のクルマでの移動は往きも帰りも有料道路は使わず、国道41号の猪谷からは越中西街道の筋(国道360号・471号)を通り、数河峠の上り下りを回避。
登山口へのアクセス道路の市道本谷線に入る前に、山之口川清流広場のトイレで用を足してから、市道とは名ばかりの劣悪な林道に入る。地形図上の・704 m付近からの橋から先は一般車両通行止め。橋の手前には駐車スペースがあり、すでに2台先客が居る。クルマを駐め、8:24から登山開始。一般車両通行止めとなっている道だけど、一般車を締め出すほど荒れてる箇所はなく、お役人の「事勿れ主義」の悪癖だと感じたけど、どうか? 事前の計画では35分で着く予定だったけど、実際には37分かけて山之口登山口に9:01に到着。
登山口には登山届ポストや水場があり、一般車両が通行出来ない今となっては意味を成さない無駄に広い駐車場がある。これから歩くコースはトレイルランの大会のコースになってるそうなので、酷いコンディションは回避出来そうで、安心。ここで登山届書いたり、給水したりしてから。9:11に入山。すぐに大足谷を丸太橋で渡る。頑丈そうにみえる丸太橋だけど、渡る時私の体重でしなるのを感じたから、複数名で同時に渡るのはヤメたほうがいいだろう。大足谷を渡ると電光型にジグザグを切って急斜面を上ってく。工事現場の足場のパーツで設置されたもののすでにボロボロになってる桟橋を渡るなど最初のうちは足元が不安定な箇所もあったけど、次第に安定した道になってくる。ピンクリボンが適当な感覚で結えられており、迷うことは無いだろう。川上岳の地元は、日本三百名山に選定されていることを誇りに思ってるのか「足元注意」といった注意標識が「〇〇遭対協」とか「●●市」とかではなく「日本三百名山 川上岳」名義になっているのが目を引いた(苦笑)。トレイルラン大会のコースのためそれなりの手入れが入ってるんだろう、雑草が気になることは、この区間を歩いてるうちは無かった。テンポよく急斜面を上がり、標高1,400 mを超えるあたりで道は一旦稜線に乗る。道が稜線に乗る箇所には、岩かと見紛うばかりの大きな切株がある。少し進んだ先には三角点ではない標石が埋まっており、南側が開けてて萩原の御前山や麓の集落の展望が凄い。
しばらくは稜線を緩いアップダウンで進む。道の両側の木が見事に紅葉し、紅葉の回廊のよう。地形図の・1,449 m付近で休憩してると、早くも登頂を済まされた女性ソロが真横を通過。ここから先は稜線の北側をトラヴァース気味に進むため、足元が不安定。木々の向こうにこれから向かう川上岳が見え隠れしてる。標高1,400 m台をキープする感じで緩く登っていくと、急に下り坂になり、大足谷の源頭部を通過。水が豊富に流れてて、真夏に来たらオアシスのように感じられるだろうか? ここから・1,617 mピークの上りにかかる。ここに来て道に横たわる枯れたササが滑りやすくて難渋…。11:21に、・1,617 mピークにある山之口・ツメタ谷分岐に到着。ここからみる川上岳はもの凄く遠そうだけど、実際に歩いてみるとそうでもない。歩みを進めるたびにぐんぐん近づいてくる。だけど、風がもの凄く強い。頂上直下の登山道脇で休まれているかたが居たので訊いてみると、やっぱり風を回避するためとのこと。11:20に強風吹く川上岳頂上に到着。頂上には他にストーヴで暖かい飲食物を調理中のソロハイカーが居た。私も金ちゃんヌードル喰うつもりでストーヴに火を点けたけど、クッカー内の水をこぼしてしまい火が消えた…(汗)。濡れたばかりなので自動点火装置は役に立たず、風が強くてマッチ、ライターも無力。結局、金ちゃんヌードルは諦め、明治のチョコベビージャンボ喰ってた(苦笑)。草原の頂上は遮る物無い展望が得られるハズだけど、雨上がりのため雲が多く、当然みえるべき御嶽も乗鞍も北アもみえない。しかし、隣の位山、船山のほか、猪臥山など奥飛騨の山、大日ヶ岳とその左の荒島岳、鷲ヶ岳、ずっと遠くに伊吹山など、西方面や南方面はそれなりにみえた。
長居しても風が強くて寒いので、頂上滞在時間20分で下山開始。往路を忠実に戻る。山之口・ツメタ谷分岐からの下りは、枯れササが滑り易いので気を慎重に大足谷の源頭部まで下る。大足谷の源頭部からのトラヴァース区間は上りの時にはあまり気にならなかったけど、下りだと足場が悪く感じられるところが多い。道も細いし。やがて稜線上の道となり、しばらくは紅葉のなかを縫っての歩きだけど、大きな切株のところから激下りに入る。13時過ぎに若いソロハイカーとすれ違った。私のペースだったら下山は17時台になるだろうけど、ここはトレイルランニングの会場にもなる山。ちゃんと明るいうちに下りて来れる算段があるんだろう。頂上からノン・ストップで丸太橋まで下り、橋を渡ったところで休憩。あとは登山口まで出て林道を下るだけ。14:15にクルマのある一般車両通行止め地点に戻った。
トレイルランニングのコースだけあって、ヤブに悩まされることは皆無。だたし、足元が不安定な箇所や枯れササで滑り易い箇所があり、トレイルランの皆さんはこれらも走って通り抜けるんだろうか? 私にはちょっと想像が付かない(苦笑)。
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