下ノ廊下往復:十字峡展望台に降りてみた
- GPS
- 12:40
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 5,353m
- 下り
- 5,350m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:02
天候 | 1日めは快晴、2日めは薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ロッジくろよんは今年すでに営業を終了していて、前泊利用不可。テン泊はOKだそうで、ロッジくろよんのテン場からという方が1人いらっしゃった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿曽原温泉小屋の登山情報ご参照。 https://azohara.niikawa.com/news/ 迷いやすそうなのは写真3、9、11、18、42。 |
その他周辺情報 | 十字峡展望台については感想欄ご参照。 阿曽原温泉小屋は風通しが良く(^^;)、標高の割に気温が低いので、防寒対策重要(自分はちょっと甘かった・・)。 下ノ廊下往復後、ケーブルとロープウェイで大観峰まで往復してみた。紅葉は標高1500〜1800mあたりがピークに見えた。 その後、薬師の湯で日帰り入浴。食事処は14時半まで。 https://o-yakushinoyu.com/ |
写真
感想
前から憧れていた下ノ廊下。今年はトロッコが使えないので、黒部ダムから頑張って往復してきた。ワンウェイができないぶん登山者は少なく、すれ違いは行きが十数人、帰りは一桁、小屋泊は自分を入れて10人だった。
2日とも――特に1日めは――晴天に恵まれ、無事にケガなく、憧れの道を楽しんでくることができた。夜の温泉で雲も月も何の明かりもない夜空に天の川を眺めながら同宿の人たちといろいろしゃべったのは良い思い出。
紅葉にはまだ1〜2週間早かった。これだけが残念。またいつか行きたくなってしまいそう・・・。
***十字峡展望台について***
メインルートから少し外れて十字峡展望台に降りると、十字峡を間近かつ五感で体感できるし、劔沢から落ちる滝を正面から見ることもできる。誰もいない展望台で滑落リスクに緊張しながら見た十字峡は一生忘れないと思う。
この展望台は、阿曽原温泉小屋管理人の佐々木泉さんが元バドミントン選手の小椋久美子さんを下ノ廊下に案内するという3年前のテレビ番組で紹介されていたもの。あの放送を見ていなかったら今回知らないまま通り過ぎていたと思う。
十字峡展望台へのアクセス
黒部ダムから阿曽原に向かう場合、十字峡吊り橋を渡る直前で、段差を下って平坦地に出るポイントがある(写真24)。この平坦地を左に曲がると十字峡吊橋につながるのだが、平坦地に降りて右手を見ると、岩に赤い矢印が見える(写真25。昔はここに「十字峡展望台」という標識があったらしい)。この矢印の奥の急斜面をロープ頼りに下っていくと十字峡展望台に降りることができる。下半分は滑りやすい巨岩の上をロープ頼りに移動する形。一番下だけ茶色い岩になっており(写真26にちょこんと映ってる)、自分は初日は躊躇、2日めにそこまで降りてみた――正直怖かった。岩が滑るし、実際20222年にはここから急流に落ちてしまった人もいるそうなので、どこまで降りるかは自己責任で...。そういう配慮で標識を置いていないのかも知れない。
***白竜峡***
白竜峡も迫力だった。特に復路が素晴らしく感じた。奥入瀬渓谷のバスの運転手さんが「渓谷は上流に向かって歩く方が絶対美しい」とおっしゃっていたのを思い出す。長い下ノ廊下の中で、あれだけ谷が細くて深く、流れが急で、視界を遮るものがない区間は他にない。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する