フラフラで燕岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,377m
- 下り
- 1,357m
コースタイム
天候 | 1日目:雨、2日目:曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路は中房温泉よりバスにて穂高駅へ 穂高駅から松本に出て特急にて関東へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されており、危険個所は無い。 合戦尾根はアルプス三大急登と言われるが、それ程でもない。 |
その他周辺情報 | 中房温泉は立ち寄り入浴可 コース上の水場は第一ベンチそばのみ。 ここは細い沢から直接水を汲む方式のため、ハイドレーションでは給水に苦労するかも。 |
写真
感想
夏の遠征。今年はどこに行くか散々迷ったが、今年もソロ山行であり、余り厳しい所に行くのは控えようと、槍穂高を眺めるために、常念山脈縦走にチャレンジする事とした。
アプローチはおなじみの毎日あるぺん号。今回の常念・燕方面へのバスは、狭い林道を通るため一回り小さなバス。いつもより狭い車内。隣の男性がデカいこともあって、中々寝付けない。結果、睡眠不足な状態でのアプローチとなった。
5時に中房温泉に到着。
準備を整えて早速歩きだすが、間もなく雨が降り出す。
普段は天気が崩れそうな時は山行自体を取りやめにしているため、余り雨具を使う機会がなく、慣れない山行に戸惑いながらも、合戦尾根を登って行った。
第一ベンチで給水した後は大きな休憩も取らずに合戦小屋まで上がっていく。が、どうも調子が上がらない。この時は雨具によるムレのせいだと考えて、特に気に留めなかったが、雨が小降りになったので雨具を脱いでも全く調子が上がらない。違和感を感じながらも先に進んでいくと、やがて燕山荘に到着した。
当初の予定では、ここに荷物をデポして燕岳に登り、山荘に戻った後に大天井岳を目指してそこで一泊する予定だった。
が、稜線に出るとかなりの風。しかも視界はガスで真っ白。雨と汗で濡れた体から一気に体温を体力を奪い去っていく。たまらず山荘内に避難し、喫茶コーナーで一息入れながら、天候の回復を待つ。
しかし、予報でもこの後も荒れるようだし、なにやら気持ちも切れてしまったため、この日は燕山荘に一泊して、翌日常念小屋あるいは蝶ヶ岳ヒュッテまで頑張る計画に変更することにした。
チェックインを済ませて部屋で横になると夕食までぐっすり。
夕食時になり目が覚めると体が重い。
寝起きだからと思ったが一向に回復しない。
咳も出るし、熱っぽい。
流石に不調を自覚したため、山荘内に開設されていた順天堂大の診療室を訪ねると、38度以上の熱が…
解熱剤と咳止めを貰って、翌日下山するよう勧められた。
翌朝、一晩寝て体は随分軽くなったが、天気は雨こそ止んだが、相変わらずのガスと風。残念ながら今回はここで撤退を決意。燕岳は意地でも登って、その後は中房温泉に下山する事とした。
燕岳へは500mlペットボトルの水のみ持参。様々な奇岩を眺めながらあっという間に山頂へ。相変わらずのガスの中でも、朝早くから多くの人でにぎわっているため、早々と引き返すことにする。
山荘に戻って荷物を回収した後、後ろ髪引かれながらも下山を開始。間もなく雲が晴れてきて、目の前に有明山の勇姿が!
登山道脇に見晴らしが良さそうな場所を見つけたので、そこでしばしコーヒーを飲みながら雲が晴れるのを待つ。30分くらい待ったが、槍はおろか、大天井岳すらスッキリとは見えないため、諦めて下山を再開。
薬が効いてることもあり、軽快に下っていく。第一ベンチ辺りに付いた頃に、この日も雨に降られたが、無事下山する事が出来た。
中房温泉では時間があったことから、温泉で汗を流して時間をつぶし、昼のバスで帰宅の途に着いた。
今回の山行は、体調管理の大切さを思い知らされた。思い返せば、前日あたりから本調子ではなかった。今回は大事に至らなかったが、今後の山行でも無理をせず、その前に事前に体調を整える事を心がけ、事故の無い登山を楽しめるよう努力したいと思う。
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