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記録ID: 7416683
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沢登り
谷川・武尊

谷川 幽ノ沢左俣 滝沢大滝

2024年10月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:27
距離
17.6km
登り
1,406m
下り
1,376m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:50
休憩
0:38
合計
12:28
距離 17.6km 登り 1,406m 下り 1,376m
5:01
3
スタート地点
5:10
5:13
4
5:17
5:19
17
6:00
19
6:19
6:38
529
15:27
15:35
33
16:08
19
16:27
25
16:52
19
17:11
17:13
4
17:29
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年10月の天気図
アクセス
朝焼けの幽ノ沢。中央の黒い滴りが滝沢大滝。
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朝焼けの幽ノ沢。中央の黒い滴りが滝沢大滝。
右俣と左俣の出合。左俣出合は黒光りする滑滝のため、右俣に少し入ってからトラバースして左俣へ。
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右俣と左俣の出合。左俣出合は黒光りする滑滝のため、右俣に少し入ってからトラバースして左俣へ。
スラブゴルジュ?美しい
1
スラブゴルジュ?美しい
スラブを快適に登る
1
スラブを快適に登る
大滝が近付く
大スラブ
2024年10月27日 08:31撮影 by  SH-52E, SHARP
1
10/27 8:31
大スラブ
スラブと紅葉
3P目終了点より
2024年10月27日 10:50撮影 by  SH-52E, SHARP
1
10/27 10:50
3P目終了点より
堅炭尾根合流点より。武尊山?
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堅炭尾根合流点より。武尊山?
茂倉岳。荒々しい。
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茂倉岳。荒々しい。
巻機山方面。紅葉最盛。
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巻機山方面。紅葉最盛。
笹藪の堅炭尾根を下降するケーシを添えて
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笹藪の堅炭尾根を下降するケーシを添えて
芝倉沢へ降り立つ。この辺、もはや道が分かる箇所がレア。
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芝倉沢へ降り立つ。この辺、もはや道が分かる箇所がレア。
芝倉沢を下る。右岸の紅葉が美しい。
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芝倉沢を下る。右岸の紅葉が美しい。
芝倉沢出合。あとは酷道291号を歩くだけ。フラフラでしんどい。
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芝倉沢出合。あとは酷道291号を歩くだけ。フラフラでしんどい。
幽ノ沢。曇り空に紅葉が映える。
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幽ノ沢。曇り空に紅葉が映える。
朝より幽玄さを増した一ノ倉沢。恐ろしい。そろそろ日没。
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朝より幽玄さを増した一ノ倉沢。恐ろしい。そろそろ日没。
撮影機器:

感想

2人とも記録書かないマンなので久しぶりに古のアカウントを復活させて簡単に記録を書いてみる。

前日の東不動沢で果てた翌日、yamakurumiを強引に?誘い前から行きたかった幽ノ沢左俣の滝沢大滝へ。

【アプローチ】
幽ノ沢出合から普通に沢登り。白いナメ床が美しい。
面倒な滝や大きめの滝には残置ロープ有り。
左俣出合にかかる滝は右俣の滝を登って、尾根を乗っ越して巻く。
その後もやや面倒かつヌメる滝が続き、途中から全部まとめて巻く。
沢に戻るといよいよ滝沢大滝が近づいてきて、快適なスラブを登って取り付きへ。

【大滝登攀】
1Pke-shiリード
最初の方は想像以上に傾斜が寝ているので、各自ノーロープで取り付くも、ちょっと沢靴だと怖い箇所が出てきたのでロープを出すことに。
出だしの悪い箇所を越えると傾斜が緩み、快適スラブ登攀。50mいっぱい伸ばして灌木とカムでビレイ。

2Pyamakurumiリード
ハングしたをトラバースして水流近くを登る。快適。
灌木とカムでビレイ。
ke-shiはここでクライミングシューズに履き替えた。ちなみにyamakurumiはクライミングシューズがないので、全て沢靴登攀。

3Pke-shiリード
この滝の核心パート。
左にトラバースしてスラブ〜凹角〜リッジを登る。
凹角からリッジに乗っ越す箇所がイマイチ分からず、探り探り登り、支点も固め取りで恐怖心を緩和させる。
残置に導かれるように登るとここしかないという場所があり、ファイト一発でリッジに出る。高度感凄い。
弾切れになりながら50mいっぱい伸ばして、残置ハーケンと自前のハーケン打ちたし、カムも加えてビレイ。ここは沢靴だと厳しいピッチ。

4Pyamakurumiリード
階段状の登り易い岩を右上して落口へ。
大滝落口の上にある滝上までロープを伸ばしていた。
浅打ちハーケン×1でビレイ。ここは落ちないからこのくらいの支点でも大丈夫だろう。
計4ピッチで登攀終了。

【詰め〜下山】
大滝登攀後は沢を外れて尾根に上がるのが一般的なようだが、沢ヤならばやはり沢を詰めたい。
ということでそのまま遡行。前半は凶悪な渓相に滝が続いているが、簡単に右のバンドから巻ける。
その後は渓相も落ち着き小滝を登って高度を上げ、フィナーレの草原を歩きフィニッシュ。
下山の中芝新道は記録通り廃道一歩手前の登山道。
笹薮、泥、急斜面という悪い要素盛りだくさんの内容で出来ればもう下りたくない。
何度か道をロストしたが、無事に芝倉沢へ降りて酷道291に合流。あとは整備された道をゆっくり歩いて駐車場へ帰還。

【感想】
紅葉も相まって素晴らしい景観の中、楽しい大滝登攀が出来た。やはり谷川は良い。だんだん行きたいところが無くなってきて足が遠のいていたが、まだまだ行っていない沢がたくさんある。これからも通いたい。

そして疲労困憊&寝不足の中、付き合ってくれたyamakurumiに感謝。
疲労のおかげか、いつもの催し癖(おっかないところが出てくると急にスイッチが入ってヤバいところを登り始める習性)が発動しなくてよかった。
彼はこのくらい疲れさせておいた方がちょうど良いみたいです。大滝の初登ライン行くよなんて言われなくてよかった。
また来年よろしくです。

さて2024年の沢シーズンも残りわずか。
みなさま最後までよろしくお願いします。

沢への制約が最近無くなったからか、沢納めの時期が近付いているのに何故か一人ギアを上げているケーシ。冬眠し損ねた熊のようだ。
昨年のケーシは大して沢に行っていなかったので、サワグルイなんて名ばかりだね、tamoshimaさんやゴルジュクラブの方が余程サワグルイだよ、なんて皮肉ったりしていたが、どうやらサワグルイとしての本来の姿を取り戻したようである。

土曜、睡眠1時間半で水無川の東不動沢にてヘッデンが必要になるまで動き続けてヘロヘロに。
日曜は天気が良さそうだけど、体力の限界だから中澤夫妻と紅葉ハイクくらいが丁度いいな…沢に行くとしても早出は無理…佐梨川金山沢の下部ゴルジュ散歩とかいいのでは…と希望してみたが、沢狂いは容赦が無かった。
八海山の麓にある中澤家で5時間半だけ睡眠を取らせてもらい、眠気と疲労でガタガタの体に鞭打って谷川へ。

ひどい疲労感に苛まれつつも、晴天に恵まれ、渓相や紅葉も素晴らしかったことで、結果的には非常に楽しい山行となった。幽ノ沢はまさかの貸切で、それもまた良かった。
人気の無い山が好きなので、越後よりも人の多い谷川の沢にはあまり来ていないのだが、来る度に谷川の沢は良いなと感じる。秋にまた来よう。
自分はおそらくこれが今年の沢納め。最後に良い山行ができて良かった。ケーシありがとう。来年も一緒に良い沢やりましょう。

(後日写真を追加します。)

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