野猿返し
- GPS
- 08:31
- 距離
- 1.0km
- 登り
- 186m
- 下り
- 185m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:31
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ご飯:141 |
写真
感想
小川山2日目は野猿返しへ。
久々のマルチでロープの流れへの配慮やルーファイの速さなど足りない部分はあったが気持ちよく登れた。
核心の5.7は初見リードだと怖くて無理そうだったが次は行ける気がする!
手軽さと景色とレベル感と、素晴らしいルートだった。
【詳細】
2人×2パーティでNegarockさんとパーティを組むこととなり、僕はマルチ経験があまりないのでラッキングの仕方やスリング数、コンテ方法等アドバイスをもらい取り入れた。
アプローチは車止めから沢を渡り登ること10分程度で1ピッチ目下部に到着。
めちゃ近い。
渡渉は飛び石が出ており楽に渡れて助かった。
ただ、わずかに早く到着した先行者がおり3パーティとのことで、我々が登り始めるまでに1時間以上待った。
キャンプ場出発時の僕のテルモス忘れさえなければ…申し訳ありません。
途中待ち時間で順番交代できそうなので、Negarockさんが登りたいと言う1ピッチ目と核心4ピッチ目(今回は5ピッチ目)をお願いすることとし登攀開始。
1P:写真で見ると立っている印象だったが実際はかなり寝ていて全く問題ないスラブ
2P&3P;:前パーティの待ちもあり小さな岩を乗り越えるだけのピッチを登った後、ロープを捌き直してフェースを登る。
最初のちょい登りですでにロープ流れへの配慮不足が明確だったので気をつけながら、サクサク登れるのでピン間も注意しつつ登る。
途中クラックに#0.5を入れたらきつく、サイズを下げようとしたら抜けなくなった…
隣に#0.4を決め直して#0.5を抜こうとするもなかなか抜けずタイムロス。
クラックサイズの見極めはそこそこできるようになったと思っていたが残念すぎる。
フォローに回収をお願いして無視して登った方がいい場合もあると認識。
その次の支点もすぐに作れずジタバタし、結局左側のしっかりした木から180スリングを伸ばしたが少し登った灌木を使った方がよかったか?
5P:核心。前パーティを待ってからNegarockさんリード。
うまいこと穴の空いた岩をガースヒッチで支点にしており、特にトラバース開始箇所の乗り出して回るところでも穴を見つけたのはすごい。
事前に聞いていたロープが引っかかるというアンダーホールドはこれか!と思いながらトラバースからリッジ横凹状の登攀へ。
サイズ感や個数を見極めて戦略的にカムを使っているようでとても勉強になる。
核心箇所では奥まった岩の隙間に#3がバチ効きしておりこれまたさすが!と思ったが、いざ外そうとしても抜けない…
中でカムは動くので左右どっちかへ動かしてから抜くんだろうと思うもうまく動かず、ここで時間をかけるのも嫌なのでNegarockさんに聞いて右に動かしたらすぐ抜けた。
核心で動けないことに多少焦りというかすぐ進みたい心理があったか?
核心部は、手はかなり豊富だが足はやや薄いという感じなので、カムを外してからも慎重にホールドを探してゆっくり突破。
高度感と乗り出す感が怖く、これは初見では無理な気がする…
2回目とはいえNegarockさん素晴らしいリードだった!
6P:トラバースかリッジ上を行くかの選択で、もう少し登りたいのとNegarockさんが前回行ってないらしいためリッジ上を選択。
大したことないリッジだが、トラバース→リッジ登攀→コル状へ下降の動きであり、ロープが重すぎて下降できずリッジ終盤でピッチを切ることに…
8P以降:コンテ。ロープのまとめ方を復習しつつ実施。体に巻いたコイルを外したら団子になりかけたのでちょいミス。
懸垂支点は綺麗に空に向かって広がった木で明確、懸垂セットを完了させTambaさん tartletさんパーティを待った。
クライミングシューズを脱いでしばらく裸足で過ごすと風が心地よく景色は最高で晴れやかな気分。
陽がかげると少し寒くてレインウェアを着た。
懸垂はちょうど25mくらいで50mロープ1本でOK。
下山は踏み跡たどりつつだが方角だけ合わせて下りやすいところを下っても帰れると思う。
アプローチは近く景色は最高で登りやすく、少しスパイスもあるとても楽しいルートだった。
色々と頼りっぱなしでしたがありがとうございました!
秋の野猿返しに行きたいと前々から思っていた。
フリー&キャンプの募集があったので参加させて貰う事にしたけど2日間フリーで好パフォーマンスは出せそうにない…どうしよう…。
当初は2日目歩きを考えていたがtartletさんが参加と聞き、野猿返しに興味があるか?聞いてみたら乗ってくれた。その内にutagさんもキャンプ参加と知る。tartletさんとutagさんはアルパインパートナーの印象なので、声を掛けてみたら快諾してくれた。
『3人のロープワークを復習だなぁ…』思っていたらNegarockさんも参加となり総勢4名2パーティーとなる。今まで複数パーティーで登る事は無かったので新鮮。
8時頃取付き着で(車があったので先行パーティーが居たはず)私達の直前には3パーティー。人気ルートだと実感。
大体ロープ重たく感じて切る事になるから、トポは参考に良さそうな所があったら切りましょ…と
1P目 スラブ左上 (掘)tartletさん
2P目 右から巻いて歩き わたし
3P目 横クラックの走ったフェース(検)tartletさん
4P目 岩稜歩き わたし
5P目 ピナクルを回り込みリッジ直登(5.6?) わたし
6P目 トラバースからピナクルへ() tartletさん
7P目〜 岩稜歩き→藪に入ってからはロープをしまい懸垂支点へ(途中に細引きにビナがかかった支点があった…)
2P目歩ける所を進む。いかん…核心ピッチをリードしにきたのにハイカー視点。。
初めて来た時「脆い…」言いながら登っていたのを覚えているが、今回そうは感じなかった。2018年以降どれだけの人が登り、整備をしたのだろう…
「側壁をトラバース気味に上がるとロープが引っ掛かりやすかったからリッジ直登予定」とNegarockさんが言っていた。『そうだっけー…(完全に忘却)』様子を見にいく。
『これが干渉しそう〜』避ける為にリッジへ進むの良さそう。utagさんが登っていくのが見え少し右寄りに進んでいたが思い直す。
自分の位置からリッジへ戻る前はクラックが見えやすかった。#1決めてリッジを直登(途中もう1ヵ所何番か忘れたがカムでとる)。フリクション良く前日の様な思い切りの悪さは無い(スラブリードしておいて良かった…笑)適当な所にホールド&スタンスあり。
初回来た時稜上前でピッチを切ったtaka10さんは安全策取ってたなぁ…しみじみ感じたピッチだった。
その後稜線歩き。
今年の紅葉はイマイチかもしれないけれど素晴らしい眺め。
これを見たくて来た。
快適な気候の時に来られたのは嬉しかった( ´∀`)
岩稜を進み先の藪に突入以降はロープを解除して更に岩稜歩き&最後の階段状の登りを終え懸垂支点へ。
Negarockさんutagさん待っていてくれて感謝でした。
懸垂ロープも使わせて貰う(ありがとうございます!)
懸垂…初回は「藪懸垂」と書いている程だったが快適。
下山は落ち葉に隠れて道の様なそうでない様な…所を歩いていてもちゃんと渡渉点に戻ってこられる。何と言うか、本当に良いルート…(笑)
2週前の甲府幕で謎に足が肉離れしたみたいな感覚で調子が悪かったのと、起き抜けから微妙な頭痛があったものの、快適登攀で乗り切り楽しい1日でした。
ご一緒頂いてありがとうございましたー!
小川山クライミングキャンプ、二日目はTambaさんにお誘いいただき、マルチルートへ。久々のマルチだったこともあって諸々の失敗あり、初めて組むTambaさんからの学びあり、秋の絶景大満喫で、大満足の1日でした。
・5時起床(真っ暗)、キャンプの片づけを半分くらいしてから(後片付けを完了してくださった皆様、本当にありがとうございます)、7時過ぎに清算を済ませて出発(山荘は7時には開いてたらしい)。
・駐車スペースについたのは2番手だったが、後から来た3組が準備が早く、この日の5番手、6番手に。岩場には予定通り8時に到着するも、出発まで1時間半待ち。
・1Pはtartletリード。なるべく距離を伸ばしたほうが・・・と聞いていたのだけど、岩の奥までいったら全くロープが動かなくなり、仕方なくしっかりした立木で支点を作ったら、それでも全くロープ動かずで、綱引き状態で引き上げることに。結果、ロープは地面に積み上げることに・・・しょっぱなから体たらく。多分、岩の終わりに生えてた怪しい立木のほうが終了点としてはマシだったんだろう。(そんな写真を見かけていた)
・というわけで、本来のトポ上のピッチとはずれてしまったらしい。2P目をTambaさん、3P目をtartlet。3P目ではカラビナを1つフォールさせるわ、立ち枯れそうな木の上のほうに支点作ろうとするわ(流れだけを考えて、折れる危険を考えれてなかった)、0.4カムがしっかりハマったと思ったら、ギアラックにかかっていたカムが引っかかって登るときに外れるわで、散々。本当にすみません。。
・4P目はTambaさん、5P目になった核心ピッチは、ロープを入れ替えて再びTambaさんリード。セカンドで行ったのに、核心ピッチはめっちゃ怖かった。Tambaさんはカンテに忠実に登っていったようで、#1カムが「これ、どうやって打ったんだ?」という位置にあった。あとでルート経験があるNegarockとTambaさんの会話を聞いてると、どうも一般的ではないルートを登っていた疑惑?
・次の6ピッチ目もロープを利用(そのほうが妥当)、以降はロープもいらなそうだったので、しまって移動。
・とっくに降りていると思っていたNegarock&utagが懸垂ポイントで待ってくれてた。50分も待たせてたらしい。感謝。ついでに懸垂用のロープもセット&回収もしてもらった。至れり尽くせり。
・相変わらず喉の調子は本調子でなく、どうしてもの時にしか大きな声が出せない。そんな状態なのだから、無線をもっていけばよかった。。
野猿返しは今回で2回目。パートナーはマルチは初めて組むutagと。
2回目の個人的なテーマとしては以下を考えていた。
●前回リードしていないピッチ(1P、4P(今回は5P)のリード。
●マルチのパートナーは基本ずっと固定でやっていたので、初めての相手とうまく出来るかどうか。
1P(スラブ登りから岩塔をこえてクライムダウン):negarock
2P(数mの壁登り):utag
3P(フェース登り、本来の2P目):utag
4P(リッジ歩き):negarock
5P(ピナクルを右に回り込みトラバースし凹状を登る):negarock
6P(トラバース〜リッジに上がり歩き):utag
コンテで7P取り付きまで。
7P(簡単な壁のぼり〜歩き):negarock
以降懸垂支点までずっとコンテ。
1P目は前回登りきって岩を回り込む前に一度切ってクライムダウンしたが、ここを上手く通過し2P目取り付きまで行ければ、かなり時間の短縮になると思った。が、岩塔を越えた途端にロープがとても重くなりとても2P目終了点はいけそうもない。そもそも先行PTがまだ2P目取り付きにいた。結局頑張ってクライムダウンしたところで切った。ロープアップは綱引き状態だった。
誰かここをスムーズに通過するにはどうすれば良いか教えて欲しい。笑
核心ピッチの5P目は、前回ロープスタックトラブルがあったので、ちゃんとリード出来るかとても不安があったが、前回フォロー時にスタックした箇所を見ていたので、そこを避けるような登攀ルートを取るか、ロープの流れを慎重にすればスタックせずに行けるんじゃ無いかと思っていた。まずはピナクルを回り込み右にトラバースはせずにリッジを直登しようと思った。出だしのホールドとスタンスが若干不安だが何とか登れそう。ただ支点が取れそうなところがない。クラックは若干フレアしていてカムをしっかり決められる自信がない。(後でTambaさんに聞いたところかなり右側に#3が決められたとのこと・・・)
直登は諦め前回同様、右にトラバースして凹状を登るルートを選択。一度凹状スタート地点のすぐ右にある立木で支点を取ったが、どうもそれをとるとスタック箇所にロープが誘導されてしまう模様。少しクライムダウンし立木支点をやめて、凹状中間地点くらいにあるピナクルで取ることにした。その上でロープを流れをかなり慎重に調整し、何とかスタックさせずに通過できた。
登攀で一杯一杯になることなく冷静に支点構築とロープの流れを制御できて昨年からの成長を感じたいところだったが、登攀中にカムを落としてしまう致命的なミス・・・。幸い登攀ルート上で止まってくれたのでフォローに拾ってもらって事なきを得たが反省。
そのあとは昨年も消化試合感が強かった印象だが、今回もそんな感じだった。念の為ずっとコンテしたけど最後の方はフリーでも良かったかも。最後の懸垂は50mロープ一本で十分届く。
この日は自分たちの他に何パーティもいて、スタートと前半ピッチではかなり待った。やっぱり人気なんだなー。相変わらずこのルートはナチプロとロープの流れの練習にはもってこいの場所だと思う。
複数PTでマルチをしたのは初めてだったけど、喋ってると待ち時間も気にならないし楽しかった。
本チャンルートに複数PTで行くのも楽しそうだ。
初めて組むutagは、年1くらいしかマルチしてない割に安定感あってすごいなと思った。ありがとうございました!
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