岩手山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,407m
- 下り
- 1,400m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 頂上暴風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨日に続き百名山の岩手山に登るべくホテルに一泊しました。
しかし、昼から降る雨音と今後も持ち直しそうにない天気予報を聞きながら、登ろうか、止めようか、ほかの百名山に変更しようか、と散々悩んだ挙句、早朝2時頃から出発し安達太良山に行ってこようと決めました。福島なら晴れていそうだ。ただ、遠い!遠すぎる!
朝2時に起きて外を見ると星が出ています。早い時間のうちなら天気も持つのではという甘い誘惑にかられ、結局当初の予定通り岩手山の馬返し登山口へと車を走らせました。駐車場には数台の車が止まっていました。空は満天の星です。午前3時にヘッドランプを頼りに出発しました。
風はなく、頂上の方は雲がかかっているようでしたが3合目くらいまでは木々の合間から星空が見え隠れします。ところが5合目過ぎたころから雲がかかりだし雨も降りだしました。7合目あたりではこの秋に降った雪が少し残っており、避難小屋に着くころには風も強くなってきました。当然頂上は風が強いと思われましたが、雪ならまだ濡れにくいし、北海道で慣れている。行けるところまで行ってみようと頂上に向かいます。ところが外輪山にでると予想以上にすごい暴風雪です。ピークまでよちよち歩きますが、風は強まるばかりで飛ばされそうでした。登山者は我々のほかにいないため心細くなり頂上まであと三百メートルくらいと思われましたがいったん引き返すことにしました。数十メートルほど戻るとツアーらしき6,7人の団体さんが外輪山を歩いてこられました。頂上を目指されるとのことで後をついていかせてもらいます。かなり心強くなって再度頂上を目指しゆっくりゆっくりものすごい風の中を進みます。そして、とうとうその時が来ました。頂上です。やったー!!ですが、あまりの強風で長居はしておられず、写真を撮るとすぐ下山にかかります。結局お鉢めぐりもできず一目散に避難小屋まで降りようやく人心地着きました。
小屋の入り口で少し休憩させてもらい、行動食を食べ、トイレを済ませ、上着を一枚着こみ暖かい格好で駐車場へと下山しました。
天候が悪いのに頂上にこだわったのは少し無謀と言われそうな登山だったのかもしれませんが、朝3時に出発したのは正解でした。山での早出は鉄則だと改めて痛感しました。
後に知ったのですが、この日の午後1時30分頃、頂上で動けなくなった方がお亡くなりになったそうです。ひょっとしたら下山途中会った方かもしれません。謹んでご冥福をお祈りいたします。
亡くなったのは私の知り合いです。登山のベテランなので、何故と思いましたが、状況がわかりました。
ありがとうございました。
girisuke さん
そうでしたか、ご友人には本当に残念なことで、心からお悔やみ申し上げます。
当日山頂でご一緒してたようですね。
6番目の写真に私達が写ってました。その写真の左側、青いレインウエアーを着て黄色いザックカバーの者でした。
こちらこそ稜線で他のパーティーを見つけホッとしたところです。一緒に登って下さりありがとうございます。
あの日は暴風と視界不良で確かに大変な山行でしたね。
今回の遭難事故を忘れず、教訓にしてこれからも安全登山を続けていきましょう。
その節はありがとうございました。もし会うことがなければ一旦小屋まで降りていたと思います。わたしたちにとっては救世主のパーティに見えましたし、今もそう思っています。
またどこかの山でお会いしましょう。
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