大杉谷からの日出ヶ岳、西大台利用調整地区
- GPS
- 10:40
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,576m
- 下り
- 1,307m
コースタイム
- 山行
- 2:32
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 2:54
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:00
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:奈良交通バス「大杉谷」から「橿原神宮前」、近鉄「橿原神宮前」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大杉谷コースは整備されていて、危険箇所には鎖がある ただし、苔で滑りやすくなっている箇所もあり注意 西大台利用調整地区は、人数制限されているが、コースは水色テープとロープなどがあり整備されている(入口とコース内2箇所でチェック有) |
その他周辺情報 | 西大台利用調整地区は人数制限があり申請が必要(事前申請の場合1,000円と要手数料) 人数に空きがあれば当日も受付可(11月4日は入口の店で受付を行なっていた) |
写真
感想
3連休の2日目で天気が良いこともあり、大杉谷までのバスは3台用意されていた。全員で60人くらいはいたのだろうか。1時間半かけて登山口まで向かう。
登山口からはいきなり岩を削ったかのような大日堯すぐ左手は谷になっており、鎖をにぎりながら歩く。川はエメラルドグリーンで透き通っている。また、多くの吊り橋が架かっていて、谷間の秘境という感じが高まる。
危険なコースではあるが、安全策はきっちり取られていて、写真を撮るときはきちんと立ち止まって取る、鎖のある個所は鎖をつかむなど、注意をしていれば特に問題はない。ヘルメット着用者は3分の1程度。
前日の雨の影響だろうか、水量が多いので、滝の迫力が違う。昨年は雨だったものの、これほどの勢いがなかったので、絶好の機会に来られた。個性豊かな滝はどれも見応えがある。中でも、シシ渕から見たニコニコ滝は水のカーテンのようで、その美しさに目を奪われた。
ここで遅めの昼食をいただき、初日の宿泊地、桃の木山の家へ。
小屋では、到着早々に熱々のお風呂をいただき、まったりとした時間を過ごしたのち、午後5時半、夕食のカツカレーをお代わりしながらいただく。トイレも水栓で、手洗い場の水も飲めるので、山小屋とは思えないありがたさ。早めに就寝して明日に備える。
2日目はまだ暗い中、午前6時前に出発する。空は少し明るいが、谷間のせいか、足元は暗く見えにくいのでヘッデンを使う。コケが湿っている個所では滑ってしまった。特に問題がない場所だったが、場所によっては大変なことになる。
前半は様々な滝を見ながら鎖を片手に、起伏のある登山路を注意深く歩く。崩壊地の手前はかなり道幅が狭くなっているので、より注意深く足場を確認しながら歩く。緊張感で疲れもさほど感じない中、堂倉滝で滝巡りは終了。ここからは川筋を外れて、大台ケ原山を目指す。
緩やかな個所も多く、上りやすい登山路で一定のペースを守れば、それほど疲れない。上がるほど涼しくなってくるが、汗も乾いてきてちょうどいい感じで山頂に到着した。
今回の目的の一つに西大台利用調整地区があり、事前登録は済ませていたが、講習があるとのことで、間に合わせるために、走ってビジターセンターに向かう。講習の時間はあらかじめ決まっているようだが、臨機応変にしていただけるようで、30分刻みで案内されていたが、10時10分頃から受け付けていただき、研修ビデオを見て受講完了。
同地区は入り口に監視員、コース上にも二人の監視員がおられ、利用者のチェックとコースのチェックをされている。コースは水色テープが至る所に用意されていて、また、ガイドロープなどもあり、迷うことはほぼない。また、人数を管理しているとはいえ、相当な人数が入っているようで、ある程度進むと誰かに遭遇するので、手つかずの山といった感じはない。紅葉と苔、様々なキノコなど、素晴らしい光景に出会えたことは非常に良かった。
また、展望所から対岸の大蛇瑤鮓たが、どこが目的の場所かガイドを見てもわからなかった。双眼鏡があったらよかったのだろう。のちほど、写真で確認すると、多くの人が映っていた。
流石に、ここまで来ると、早朝から歩いていたので、疲れで足が上がらなくなってきた。少し、欲張ったが、満足のいくトレッキングができた。
帰路は、臨時バスが出て、午後3時45分頃(午後4時が定刻)出発で、途中休憩以外は停車しなかったので、予定よりも1時間近くも早く橿原神宮前に到着できた。
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