武甲山〜小持山〜大持山:歴史の名峰 武甲山から紅葉の南稜へ。
- GPS
- 06:40
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 1,206m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:40
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一の鳥居の200m程手前右に広い登山者用駐車場もある(土日はこれかな)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一の鳥居〜武甲山は参道として管理された信仰の山。その他は通常の山道だが、子持山〜大持山間はちょっと厳しい道。 |
写真
感想
武甲山はさまざまな点で人と関わり合いの多い名山である。日本武尊の伝説は江戸時代かららしいが、武甲山御嶽神社も信仰を集め、植林や山頂の神社への参道も整備されている。一方で、武甲山の北側斜面は良質な石灰岩でできているため、明治時代からコンクリート原料としての石灰岩採掘が続き、秩父市側(北側)から見ると山が半分無いように見える。植林ではあるが、自然と歴史的参道が残されている一の鳥居から山頂に登って、
西武線に沿った国道299号線で山を越え、秩父の街に入る前に武甲山登山口方向に入ると、幾つかの大きな石灰工場が道路に面してある。直進するとやや狭い林道に入り、1劼曚匹如登山口の一の鳥居である。鳥居をくぐって、その先左右が駐車場になっている。その先左には立派なトイレも新設された。現在は工事が行われているので、一部は使用不可で台数は制限される。鳥居の200m手前に広い登山者用駐車場が新設されたので、特に土日は、こちらを利用すると良い。
登山道は直進、大体沢に沿って登って行くが、足元は、しばらくは古いコンクリートの上を歩く。その内に、植林地の石がごろごろした登りになる。丁目の表示の石塔が、信仰の山の雰囲気である。七面山や相州大山もそうだった。ここの一丁目は2〜3分のようだ。途中、不動の滝があるが、その後も参道はジグザグを切って登って行くと大杉の広場に着く。中央の杉はとにかく太い。ここが標高1000m付近なので、参道は、まだ続いて行く。だんだん大きな岩が多くなってくるが、建物が見えてくると、武甲山御嶽神社である。神社右側に「順路」とあるのでその方向を先に進むと金網に突き当たり、金網に沿って左に行くと第1展望台と表示がある。北側には金網があるが、山頂標識と展望盤がある武甲山山頂に着く。展望は北側が中心だが、今日は浅間山や日光周辺の山まで良く見える。
神社まで戻り、分岐を経て、小持山の方向に進む。登路の参道は杉の植林だったが、ここからは自然林も出てきて、紅葉も見られる。武甲山からは急な下りで、小持山も同じくらいの標高なので、登り返しが思いやられる。樹林帯の急な下りが終わると、一旦、峠っぽい風景になるが、まだ下って、鞍部:シラジクボに着く。ここから、小持山までは急な登りと平坦部の繰り返しで、小持山に近づくにつれ、紅葉がきれいになってくる。小持山もあまり眺望はないが、武甲山や両神山は見ることができる。
小持山から大持山の間は、潅木の間の狭い道や、岩のトラバース、急な岩の下りなどがあって、これまでと違って、少し厳しい道となる。途中、雨乞岩という露岩があり、数少ない展望箇所である。大持山も眺望は小持山と同じようなものである。大持山からの登山道は、一転してなだらかな、広い斜面を下る道となる。ただし、落葉が多いので足元注意。この辺りも紅葉がきれいである。峠に近づくと道の斜面は急になって、妻坂峠となる。下の方はまだ葉が緑なので、この先もう少し紅葉が楽しめそうだ。峠からは、斜面をジグザグに下った後、沢沿いに出ると石で歩きにくいところはあるが、あまり急な所も無く登山口に戻る。今日出会った方は9名だった。
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