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記録ID: 7468927
全員に公開
沢登り
京都・北摂

【京都北山】針畑川・染ヶ谷の枝谷散策

2024年11月09日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 滋賀県 京都府
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GPS
--:--
距離
3.7km
登り
489m
下り
481m

コースタイム

日帰り
山行
5:30
休憩
0:00
合計
5:30
10:30
90
染ヶ谷橋
12:00
90
430m二俣
13:30
130
稜線
15:40
20
370m二俣
16:00
染ヶ谷橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
染ヶ谷の出合付近に案内板のある空き地があり,そこに駐車(3〜4台駐車可能)。
コース状況/
危険箇所等
・ 染ヶ谷は,それなりの規模にも関わらず林道が入っておらず自然林の割合が多く(大半は二次林だが),トチやカツラの大木も見られ,気持ちのよい谷歩きが楽しめる,この山域では珍しい谷。穏やかな谷で,特別な装備は必要なく,やろうと思えば登山靴でも歩けるが,言うまでもなく沢靴か沢足袋のほうが楽しい谷歩きができる。
・ 染ヶ谷本流の標高420m付近に出てくる2段15m滝は左岸巻きするがやや急傾斜なので注意。今回歩いた枝谷では,下流側にある370m二俣の左俣のほうが変化があってオススメ。15m滝や20mナメ滝などいくつかの滝と出会える。
・ なお,染ヶ谷の本流の記録については,以下をご参照ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7190199.html

※ 流域的には滋賀県ですが,以前の記録との整合性からタイトルを「京都北山」でくくってます。滋賀県民の皆様すみません…。
※ 以前の記録でも触れましたが,この谷の名称については,山と高原地図では「染ヶ谷」,北山分水嶺トレッキングマップでは「柳ヶ谷」となっており,食い違いが見られますが,地元の協議会が発行している文化財に関するパンフレットでは「染ヶ谷」となっており,出合に掛かる橋の名前も「染ヶ谷橋」と言うようなので,「染ヶ谷」を採用させていただいています。
染ヶ谷の本流に掛かる2段15m滝。前回は20mとしたが,改めて見てみると15mくらいかも。それでも立派な滝だ。
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染ヶ谷の本流に掛かる2段15m滝。前回は20mとしたが,改めて見てみると15mくらいかも。それでも立派な滝だ。
上段の滝の滝壺が立派
上段の滝の滝壺が立派
大滝から上は素敵な世界
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大滝から上は素敵な世界
今回はこの430m二俣の左の枝谷に入ってみます
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今回はこの430m二俣の左の枝谷に入ってみます
残念ながら,小滝が出てくるのみ
残念ながら,小滝が出てくるのみ
それでも自然林に包まれて,気持ちの良い散歩コース
大カツラ1号
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それでも自然林に包まれて,気持ちの良い散歩コース
大カツラ1号
大カツラ2号
源頭では敢えて岩っぽい右へ。軽い気持ちで取り付いたら意外に悪くて肝を冷やす(沢登りあるある)
源頭では敢えて岩っぽい右へ。軽い気持ちで取り付いたら意外に悪くて肝を冷やす(沢登りあるある)
帰りは370m二俣の左俣を下りましょう。と,いきなりナメ滝出現
帰りは370m二俣の左俣を下りましょう。と,いきなりナメ滝出現
狭い岩溝に挟まれたような長いナメ滝
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狭い岩溝に挟まれたような長いナメ滝
全長20〜30mほどの,それなりのナメ滝でした
全長20〜30mほどの,それなりのナメ滝でした
その後も小滝が続く
その後も小滝が続く
450m二俣には,15mほどの滝が。ここでテルモスに入れてきた紅茶を飲んで休憩。温かい飲み物が嬉しい季節になりましたなぁ
450m二俣には,15mほどの滝が。ここでテルモスに入れてきた紅茶を飲んで休憩。温かい飲み物が嬉しい季節になりましたなぁ
大トチや
大カツラもあります
大カツラもあります
その後も小滝とたわむれつつ
その後も小滝とたわむれつつ
本流と合流する直前にこんな装置が出てきてびっくり。水量計?
本流と合流する直前にこんな装置が出てきてびっくり。水量計?
370m二俣に戻って来た。楽しい散歩でした。
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370m二俣に戻って来た。楽しい散歩でした。

装備

備考 ・ フェルトソール沢足袋使用
・ 念のため補助ロープ20mのみ携行。使用場面なし。

感想

 地元の山というのは本当にありがたい。朝,明るくなってから起き出して,朝食を摂ってコーヒーをゆっくり飲んでから出発しても,2本くらい沢を歩くことができる。これが,普段よく行く越美山地や白山,それから大峰・台高といった山々となると,納得のいく登山をしようと思ったら夜中に起き出して,最低3〜4時間のナイトドライブをしなければいけないのだからえらい違いだ。登山というのはきわめて地理学的な営為で,ある山域の山や谷を本当の意味で深く知ることができるのは,そこに住んでいる登山者だけなのかもしれない。
 ということで,遠出する時間のない今週末は,地元のお山へ。先日登って好印象だった針畑川の染ヶ谷の枝谷が気になったので入ってみた。
 染ヶ谷は,穏やかな谷なのに全く林道が入っておらず自然林の割合が高いという,この山域では珍しい谷だ。資料によって染ヶ谷や柳ヶ谷,さらには桑ヶ谷(最近,滋賀県の防災関係の資料にこう書かれているのを不幸にもたまたま見つけてしまった)とバラバラで,結局どれが本当の谷名か分からないという,不思議な谷でもある。
 今回歩いた枝谷も概ね自然林に包まれて,トチやカツラの大木も顔を出し,楽しい散歩のできる谷だった。下流側の370m二俣の左の枝谷は,それなりの滝場も2か所ほどある。
 テルモスの熱い紅茶がうれしい季節になった。温かい飲み物がザックに入っているというだけで,どうしてこんなに楽しい気分になるのだろう。冬が来る前の,寒くて小さな谷歩きが好きです。

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