記録ID: 747092
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北ア 焼岳 新中ノ湯から上高地周回 紅葉の登山道
2015年10月18日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,009m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 6:50
*縦走コースタイム:新中の湯登山口〜上高地までの焼岳縦走コースで、登り約3時間、下り約2時間30分のコースタイムです(上高地からのピストンより楽で絶景のパノラマが広がる、「山ガール絶賛!」晩秋のとっておきルートです)。
*参考:焼岳(北峰)〜焼岳小屋までの下りは、山と高原地図上では40分ですが、少し厳しいです(かなりのざれ場歩行のため)。中尾峠まで40分、焼岳小屋迄1時間弱は見たほうが無難です。一方、焼岳小屋〜田代橋までは、2時間10分平均コースタイムを取っていますが、こちらは、梯子等で待ち時間が出た場合も含められているらしく、実際には、1時間45分程度です。
*参考:焼岳(北峰)〜焼岳小屋までの下りは、山と高原地図上では40分ですが、少し厳しいです(かなりのざれ場歩行のため)。中尾峠まで40分、焼岳小屋迄1時間弱は見たほうが無難です。一方、焼岳小屋〜田代橋までは、2時間10分平均コースタイムを取っていますが、こちらは、梯子等で待ち時間が出た場合も含められているらしく、実際には、1時間45分程度です。
天候 | 終日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
2.往路:平湯温泉〜新中の湯登山口 *この縦走コースは、新中の湯登山口まで、どうやって行くかがポイントです。 (方法1)平湯温泉バスセンターから上高地行のバスで中の湯下車登山口まで、 登り徒歩50分 (方法2)(同上から)タクシーで新中の湯登山口まで、15分5100円(安房 トンネル有料代込/1台 平湯温泉到着後、タクシーを探しましたが、濃飛タクシーは1日 中観光予約で一杯。夕刻からならと言われました。同会社から 宝タクシーのご紹介を受け電話してみたら、「予約で一杯だが、 偶然にも近くを走っていて、予約までの間で、往復が可能なので、 乗り場で待っていて」とのうれしいご返事。駐車場前の宝タクシー 乗り場からピックアップしていただきました。 *新中の湯登山口MUSTの場合、事前手配をお勧めします。 宝タクシー 0578-82-1313 濃飛タクシー 0578-82-1111 http://www.nouhibus.co.jp/guide_taxi/ 3.復路:上高地バスセンター〜平湯温泉 BCより平湯温泉行のバス乗車。毎時0分、30分発ですが、沢渡行の バスより混む5番乗り場から出発。但し、沢渡行より便数が少なく、 早めに列に並び乗車しなければならないかもしれません。バスは あかんだな駐車場まで行きます。 25分@1180円 時刻表 http://www.kamikochi.or.jp/access/bus-timetable_5/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.コースの状況・危険箇所 日本百名山のNo.58 「焼岳」は活火山なので、それだけで、注意を持って登る 山ですが、晴れていれば、山頂からの眺望は360°素晴らしい絶景です。ただ し、登山道の選択で、難易度が微妙に変わります。日帰り登山としては、 一般的に、‐綛眞呂ら山頂往復、⊃恵罎療鬚ら山頂往復、C罎療鬚ら 上高地縦走の3つが知られています。(逆に上高地から縦走してくると、 新中の湯から更に中の湯バス停迄道路を下る必要があります。ピーク時はバス が途中乗車できない可能性もあるので、岐阜県側から長野側・上高地への ルートの方が無難です)。 (1)新中の湯登山口〜焼岳(北峰分岐) 険路はありません。登山口の先から急登となる区間があります。前半は緑の森、 紅葉の時期は、美しい樹林帯を進む登山道が1時間半続きます。旧中の湯からの ルートと合流した先で、森が終わり、焼岳南峰・北峰とその噴火口が見える 展望広場があります。そこからは、ガレ場をつづらに登っていきますが、深田 久弥の「日本百名山」で「秋の晴れた日に登る五色の彩」とはまさに、この 風景と思える、彩りの絶景が楽しめます。 北峰したの鞍部では、お釜が見えますが、ここに、蒸気噴出口があり、その下 を巻きながら、山頂分岐にトラバースします。硫黄ガスが出ているので、長居 は無用、慎重にガスを吸わないように、進みます。 (2)北峰分岐〜焼岳(北峰)山頂 ご承知の通り、南峰は立ち入り禁止です。分岐から山頂までは、5分程岩場を 登るだけですが、混みあいます。落石を起こさぬように、慎重にステップを 踏みます。山頂のすぐ近くに噴出口があります。晴れていれば、素晴らしい 北峰山頂(2444m)からの絶景が楽しめますが、飛騨側からの冷たい風 が吹くときは、火山性ガスも巻くので、注意が必要です。 (3)北峰分岐〜新中尾峠・焼岳小屋〜田代橋(上高地側) 新中の湯から焼岳山頂より、明らかに田代橋から焼岳山頂の方が難易度が高い 登山道になります。日帰りが可能なことから、初級者用と勘違いされますが、 険路があり、3つの大きな趣の異なる登山道を歩きます。(岐〜焼岳小屋: ざれた火山の下りになります。つづら折りの途中で噴煙口もある、急な道で、 足を取られやすく、下りは慎重にです。 *できればヘルメット装着推奨 下り終えた中尾峠から展望台を上り返して下ると、程なく新中尾峠分岐の焼岳 小屋につきます。 ⊂導拆屋〜峠沢沿いの下り 焼岳小屋の直下にある峠沢が、火山の山(焼岳側)と割谷山稜(西穂高稜線) を分かちます。小屋出発直後の熊笹の道の下りは、切れた谷側の上に熊笹が 張り出した道なので、くれぐれも熊笹の上に乗らないように、注意して、 すれちがい等をしながら下る必要があります。割谷山の山腹を大きく巻き、 大正池をみながら下る道には、途中5つの梯子が登場します。いずれも、 険路ではありませんが、ぐらついた梯子もあるため、梯子チェックをした上で 利用したほうがよいです。 F渋瑤ら田代橋沿い 峠沢から大滝沢方面に、道が北東に向いてくると、ゆるやかな下りになり、 その先、林道と交わって登山道は終わりです。ただし、林道分岐(焼岳登山口) から田代橋方面に15分、田代橋から上高地バスセンターまで20分と、合計30 分以上かかります。(これがやたら長く感じます) バスセンターへ急ぐ場合は、田代橋を渡り、左岸を進むか、上高地帝国ホテル を越えた、車道の脇の木道を進むと、駐車場に早く着くことができます。 2.登山届【要注意】 新中の湯登山口には登山届個所がありません(上高地側はビジターセンター前) このルートを縦走する場合は、岐阜県側から出発しますので、登山届を出さない と岐阜県条例違反となります。(ご注意ください。) 下記のアドレスからのオンライン登山届利用も1つの手です。 https://www.kitaalpsgifu.jp/ *実際の登山ポスト(たとえば新穂高温泉などで、届を出すと、届済という カードがもらえます。オンラインではそれがないので、送信前に画面コピーを とっておけばよいでしょう。 |
その他周辺情報 | 1.温泉 上高地側におりると、上高地温泉、小梨平、沢渡温泉等がありますが、 今回は、登山の目的が、仝淇Г虜未蠑導戞↓⊂綛眞呂離ラマツ黄葉、そして、 J薪魏浩入浴だったので、平湯温泉までバスで戻りました。 ひらゆの森 とにかく広い露天風呂をもつ温泉浴場で、なんと@500円です。 *秘湯というには、商業的ですが、硫黄泉質で、疲れも取れます。 http://www.hirayunomori.co.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
ハイドレーション
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ポール
|
---|---|
共同装備 |
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ファーストエイドキット
ツェルト
スリング
カラビナ
|
備考 | 今回の装備で、使用をしなかったものはトレッキングポールでした。この縦走コースでは主に下りでの利用を想定しましたが、前述のように、火山性斜面、梯子帯を下る中では、使わない場面も多いので、使う場合は、どこで使い、どこでしまうのかを、 考える必要があります。 持っていけばよかったものは、焼岳山麓の下り時のヘルメットです。ざれているので、落石、滑落よけにあればよいと思います。 |
感想
ヤマテンでも快晴の予報の出た、秋の間隙をついて、北アルプスの紅葉と上高地のカラマツ黄葉を目的に、前日に山行を決定し「百名山」.58焼岳に登ってきました。
北アルプスの紅葉は殆ど終わってますが、唯一、上高地から登山を兼ねて2444mの焼岳までは、中腹まで今が紅葉の見ごろを迎えています。夏場は穂高の大伽藍を前に
焼岳には登る気が起きないのですが、無雪期最終で、まだ低山には早い時期。北アで、遅めの紅葉が楽しめる、2000m超峰かつ日帰りアプローチが良い釣鐘火山の焼岳は、百名山でも八ヶ岳と並び、貴重な存在です。
もちろん火山なので、そこは慎重に。しかし、秋晴れの日ですと、西穂の稜線から
穂高連峰から槍、笠そして、白山に至るまで最高の眺望が360°くっきりです。
広葉樹林の紅葉(赤・黄色)、熊笹とコケの緑(緑色)、白いガレ場と水蒸気(白色)、天空をさすような抜ける青空(青色)、そして、草紅葉とカラマツ林の黄金色(黄色と、茶色)と、もうこれ以上の紅葉がないくらいのまぶしさ。帰りは、人気のひらゆの森で入浴。同行者も大満足の秋の1日でした。今週末(10月25日頃)までがぎりぎり上高地のカラマツ黄葉までのシーズンのようです。
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