またもや名山(笠取山)スルーの暴挙!🤣黒槐の頭・唐松尾山・西御殿岩
- GPS
- 04:02
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
数年前に初めて笠取山に登った時もここから上がりましたので、分岐までの状況はある程度憶えていましたが、この笠取山周辺の登山道はとにかく道がいい!分岐までは急登も無く、頑張れば全部走って上がれると思います。笠取小屋への分岐のシラベ尾根から先は傾斜がキツくなりますが、道は悪くないので割とサクサク上がって行けます。水干への分岐、その先すぐの笠取山への分岐を過ぎて黒槐の頭へ向かう辺りは一面の笹原。足元が見えづらいですので木の根などにはご注意を。最初のターゲットは黒槐の頭ですが、それとは別に黒槐山のピークも、コース外れて数分登るだけでありましたので、非選定峰ではありますが、今後また何かのシリーズに選定される可能性もゼロではありませんので、ここは保険で登頂しておきました。(笑)笹原の斜面を適当に下ってコースに戻り、目指す黒槐の頭のピークとの間の鞍部の地点をヤマレコアプリで確認すると、黒槐のコルと表示されており、タップすると黒槐の頭のページに飛びます。なのでその辺りが目指す黒槐の頭なのかと一瞬思ったのですが、どう考えても頭じゃありませんし、その先にピークがありますのでそちらを目指すことに。黒槐の頭のピークはちょっと分かりづらい位置にありました。登山道から右に少し外れているのですが、分岐に特に表示もありません。分岐点にある木に赤いペンキのようなラインがありましたが、掠れてきていて分かりづらいです。それと菱形の看板が立っていますが、案内のものではありません。一応踏み跡はありますので、それを辿って緩く上がって行けば、すぐにピークに到着します。一応山頂表示と三角点の杭がありますが、ヤマレコの解説ページの記述によると、ここがホントの黒槐の頭なのかどうかはハッキリしないみたいで、三角点と思われた杭もどうやらホンモノではないみたいです。とは言え地図を見ると、黒エンジュの分岐から始まる尾根を登り詰めた位置にあるのがこのピークですので矛盾は無いと思うのですが、確かにこの辺りにはほかにもピークがいくつかあって分かりづらいみたいですね。 ここまでは割と広い笹原を抜けて来る感じでしたが、この先は稜線を辿る感じになっていきます。もうしばらくは笹原トレイルが続きますが、その先突如大きめの岩が現れます。そこから先は岩場のアップダウンが多くなります。それほど危険な箇所はありませんが、まあ普通に注意は必要です。そんな感じの道をしばらく進むと唐松尾山のピークです。残念ながら山頂はその名の通り木に覆われていて眺望は期待できません。でも地図を見ると、そのまま少し尾根を進んだ先端に展望台を表す目玉のマークが。なのでちょっと寄り道して行ってみることに。ものの数分で開けた岩場に到着しましたが、残念ながらタイミング悪く、周囲全面的に雲に覆われてしまいここでも眺望ゼロ!諦めてすぐに戻りました。 次なるターゲットの西御殿岩を目指して進むと、一旦は下って行きます。最初は尾根を下ってその先で尾根を外れてさらに下ってから、その先で再び西御殿岩を目指して登るのが正規のコースなのですが、尾根を外れる辺りでふと尾根方向を見ると、短い笹原だしそのまま行けそうに見えたのでアプリで地図を確認すると、やはり同じように考えた先人が多くいらっしゃったようで、そのまま尾根を直進する踏み跡がたくさんありました。やっぱりねと安心して尾根を進みましたが、とは言え正規の登山道ではありませんので、途中にはシャクナゲジャングルを掻き分けて進むようなところもあったります。まぁとは言えそれほど密に生い茂っている訳ではありませんので、進むのはそれほど難しくはありません。自分的には以前八幡山でとんでもないシャクナゲジャングル突っ切った経験がありますので、それに比べたら全然楽でした。(笑)少し進むと正規のコースと合流し、そのもう少し先で岩場が出てきます。最後は岩場の急登も少しあったりますが、手足の置き場をしっかり確保すればそれほど難しくはありません。登り切って少し岩場を横移動すると、先のピークのところに西御殿岩の山頂表示板が置いてあります。そこからの眺望はサイコーです!360度の大パノラマが満喫できます。この時にはすっかり晴れ渡っていましたので、思う存分景色を堪能できました。 ピークを後にして下り、唐松尾山への登山道との分岐に出ます。以前唐松尾山から戻る際、この分岐を間違って西御殿岩方向へ進みかけました。分岐に一応西御殿岩を示す案内表示あるのですが、笹に埋もれる感じで置かれているだけなので分かりづらいんですよね。 山ノ神土の分岐まで来ると、ここから先は個人的にとても楽しみにしていた等高線トレイルを緩く下って黒エンジュの分岐を目指します。 地図で見るとほぼほぼ等高線沿いに道が引かれている感じに見えるので、快適にガンガン走れるトレイルを期待していたのですが、さすがに全部そんな感じで走れるほど甘くはありませんでした。多摩川源流に程近いエリアですので、細いながらも川を横切る箇所もいくつかありましたし、涸れた川や崩落跡など、広めの窪みを横断するところもあります。なので期待通りとまではいきませんでしたが、それでも半分ぐらいは快適に駆け下ることができました。 黒エンジュの分岐からは最初に登って来たいい感じの登山道をひたすら駆け下るのみ! |
写真
感想
日の出時間が遅くなり、気温もグッと下がって山行には辛い季節となって参りました。近々林道も冬季閉鎖となってしまいますので、それまでに行けなくなりそうな奥地の山を少し攻めておこうかなと考えまして。まだ富士山以外はそれほど目立った積雪は見られないものの、あんまり高い所はヤバいかなと思い、そんかことを考えて今回の目的地となりました。
この山域も過去に数回訪れています。最初は笠取山を目指して今回と同じ登山口から。二度目は今回も登った唐松尾山と竜喰山を目指してもう少し先の三ノ瀬の集落の民宿に車を停めて。三度目は今年のGWに笠取山と雁坂峠の間に位置する古礼山・燕山、そしてオマケで笠取山を目指して王道の作場平橋から。全部別の登山口から登ってますね。(笑)
もうこの辺りの山域は制覇し切ったつもりでいたのですが、例によって最近になってまた新たなシリーズが追加されてしまいました。しかも2つも。。。
1つは「富士の見える山223」に選定された、唐松尾山の横に位置する西御殿岩。
その存在は知っていましたし、唐松尾山に登った帰りに間違えて行きそうになりましたが、非選定峰だったのでパスしたのを憶えています。
もう1つが「2000メートル以上の642山」に選定された黒槐の頭。コチラはその存在を知らないどころか、名前を見て「え?これ何て読むの?えぇ!?くろえんじゅ?」てなもんです。(笑)でもフツーに変換で出て来るんですよね。こちらも笠取山への分岐からそれほど遠くはありませんが、当時まったく眼中にありませんでしたし、今でも非選定峰のままだったらついでに行くとは思えません。(;^_^
そんな感じのやり直し山行。最近こんなんばっかですね。(笑)
とは言え今回は、そんな後悔とめんどくせぇという気持ちばかりではありませんでした。と言うのも、初めて笠取山に行った時から気になっていた、山ノ神土から黒エンジュまで繋がる等高線トレイルをコースに組み込めたからです。一応トレイルランナーの自分的には、やっぱりこういう良さげなトレイルを見ると駆け抜けてみたくなるんですよね。結果として期待通りに駆け抜けられたのは半分程度だったと思いますが、でもなかなか良かったです。似たような道が八ヶ岳の南端にもありますが、ここは一見等高線トレイルのように見えて、実は谷を横切るたびにアップダウンを繰り返すハードな設計になっていました、スリーピークス八ヶ岳トレイルのコースとなっているのですが、随分と苦しめられました。それに比べたらこっちのトレイルは全然楽しいです!
そんな感じで等高線トレイルまでは楽しく駆け抜けることができたのですが、ここまでのところ、寄り道や想定外の悪路区間などで計画よりも遅れ気味だったこともあり、少し急いでいました。そんな状態で残りの下りトレイルを駆け下る様子をGoProで撮影していたのですが、胸の位置に専用バンドで付けていたGoProが、ネジが少し緩くて下を向いてしまい、足元を撮る感じになっていることに気付き、進行方向から視線を外してカメラを元の位置に戻したりしていたら、笹原トレイルから右足が外に出てしまい、バランスを崩して転倒!崖などではなかったので横転しただけで済んだものの、木に後頭部をぶつけてしまい、背中も地面に叩きつけられた感じに。痛みで唸ってしばらく立ち上がれなかったものの、ぶつけたダメージはそれほど大したことはなく、少し休めば動けましたし、この季節ですので肌の露出が顔以外に無かったのでどこかを擦りむいたりのケガも無し。そして衣類の損傷もありませんでしたので、結果的にはノーダメージで済みました。ある意味奇跡ですね。ちなみにこれ以外にも、駆け下る途中で左右の足首を1回ずつ捻りました。これも捻った瞬間は痛みで止まってしまいましたが、割とすぐに痛みも引いてまた走り出すことができました。
色々とアクシデントはあったものの、結果としては無傷で無事に下山することができました。それはそれでもちろん良かったのですが、一歩間違えば大怪我で救助が必要な事態になっていた可能性もあったと思います。
今まで山に入る際、誰かと一緒に行く場合は、大体ハードコースということもあり、また何かあったら一緒に行く人に迷惑をかけてしまうので、基本的に1日単位で加入できる旅行保険に入っていました。また単独行の場合でも、半日以上かかると思われるようなハードコースの場合は同じく保険に入っていました。で、今回はそこまで長時間でもなかったので保険は入っていなかったのですが、距離的には20匱紊罰笋板垢瓩任靴燭里如△笋呂蟲離が長くなればそれだけ危険も増えます。なので次からは、サクっと終わるようなお気軽山以外は、一応保険に入った方がいいなと、今回考えさせられました。保険料はたかだか200円程度ですからね。それをケチって骨折したりで動けなくなり、救助を呼んで費用100万とかかかったらアホらしいですからね。
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