【幻の青春18きっぷ山旅計画①】中ア前衛・御嶽山登山口から傘山往復
- GPS
- 03:44
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 835m
- 下り
- 837m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もし、『青春18きっぷ』で向かうとするなら、パーク&ライド出来る平田駅、広丘駅からだと1回分2,410円の元が取れないので、駅前にやたらと広い駐車場がある白馬大池駅起点を考えた。その場合は以下のようになったか。 <ゆき> 白馬大池600━646信濃大町648━747松本755━1014飯島 <かえり> 飯島1708━1831岡谷1834━1902松本1915━2008信濃大町2020━2107白馬大池 |
コース状況/ 危険箇所等 |
急坂には補助ロープが張られるなど、よく整備されている。 |
その他周辺情報 | 塩尻市の鹿児島ラーメン桜島広丘吉田店で、みそチャーシューメン(1,400円)喰った。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
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感想
『青春18きっぷ』(以下、『18きっぷ』)のリニュウアルについて否定的な意見が多いことについて擁護の日記を以前に書いた(https://www.yamareco.com/modules/diary/225464-detail-342795)けど、従来の『18きっぷ』のルールに基づく利用でいくつかの山行計画を温めていたものが、今回の改変によって実行出来なくなったことは紛れもない事実…(苦笑)。そのうちのひとつが、「JR飯田線の飯島駅から傘山を往復する」というモノ。通常、傘山に登る場合には、町民の森登山口か御嶽山登山口までクルマで行くけど、麓に近いほうの御嶽山登山口へ、飯島駅から片道4 km弱を追加で歩いて往復する計画だった(苦笑)。真夏に車道を片道1時間も歩くのは現実的でないため、冬シーズンの第1週目か、春シーズンの最終週に実行を考えてたけど、この度の『18きっぷ』のリニュウアルにより実行困難となったから、フツウにクルマで御嶽山登山口まで行って傘山まで往復して来た。実際に『18きっぷ』利用で冬か春に傘山に登るとなると雪の状態が気になるけど、その縛りが無くなり雪が影響しないシーズンに堂々と登りに行ける。おバカな計画(苦笑)を実行に移さずに済み、『18きっぷ』のリニュウアルを断行したJR旅客6社のみなさまには心より感謝申し上げたい。
11月23日勤労感謝の日は、3時に『キャラメルハウス』(自宅)をクルマで出発。国道41号→国道471号で安房トンネルを目指す。降ってるモノは最初は雨だったけど、平湯に近づくにつれ、雪に変わる。幸い、路面に積もっては無かったけど、路面凍結の可能性があるので慎重に運転。安房トンネルを抜けても沢渡あたりまでは慎重にクルマを転がし、奈川渡ダムで県道26号に入り、木曽路を目指す。鳥居トンネルと権兵衛トンネル経由で伊那谷に抜け、中央道には乗らずに伊那中部広域農道経由で飯島町へ。途中みかけた中央アルプスの秀峰は雪で真っ白! 御嶽山登山口駐車場には6時半過ぎに到着。予定より随分と早い。駐車場は十分な広さがあり、簡易トイレもある。クルマのなかで弁当喰って、身支度を済ませてから、6:52に駐車場を出発。
登山道の標識に従い民家前の車道を進むとすぐに防獣ゲートがあって、これをくぐる。すぐに御嶽山遊歩道入口に到着。こちらから山道に入る。2週前の権現岳─鉾ヶ岳登山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7466010.html)の反省を踏まえ、今回からは指先までしっかり覆う手袋を着用(苦笑)。ひと登りすると、飯島町指定の天然記念物の御嶽山の傘松道に達し、一の松から順番に、九の松まで現れる。残念ながら二の松は老朽してたためか、すでに伐られて切株のみ。7:12に御嶽神社に到着。隣には休憩舎があり、南アルプス方面の展望が得られるけど、時間的に逆光のため展望はみずに先を急ぐ。
「御嶽山」という山のピークだったため、緩く下ってから本格的な上りに入る。登山道は緩い傾斜で、たまに角度がある箇所にはロープが張られてて、登山者に優しい。尾根上を忠実に道を通すのではなく、無駄なアップダウンが無いよう巻くように道が付けられてるところも。「入口屋」と彫られた謎の石碑を通過し、さらに進むと、横根山稜線への分岐に到着。もう連絡コース分岐に着いたか?…と思った(苦笑)。実際に連絡コース分岐に着いたのは7:57で、岩場展望台の標識が手前にあった。駐車場から1時間以上歩いてるので、ここで休憩し、巻き寿司&いなりのセットを食す。
ここまで来たら頂上までの標高差は300 mを切っており、すぐにでも頂上に到着するような気になってしまうけど、実際はそんなに甘くなく、標高にして40 mほど大下り…。急坂を緩和するためジグザグに道が切られ、補助ロープも張られてるけど、足元が不安定なので油断ならない下り。鞍部から上りに転じるかと思いきや、しばらくは緩い上りと下りが続く。時節柄枯れ枯れになった水場を通過し、ようやく本格的な上りになる。連絡コース分岐までコース全体的に緩いので、かつての林業作業道の跡か何かで車輪を持つモノや荷物を引く動物が通ったことがあるんじゃないの?…というような印象を持ってたけど、流石に車輪や牛馬もムリなような急坂が最後に現れる。「表日本」の山だけに乾いた枯れ葉の上を歩くことが多かったけど、ロープが張られた急坂の道の枯れ葉は湿って滑って歩きづらい。標識が「頂上へ35分」とか「頂上へ20分」…とカウントダウンし始める。「頂上へ10分」の標識が出てからすぐに頂上のような明るい頂がみえて来たので、「頂上だ!」と喜んだけど、実際の頂上はその先の次のピーク。傘山頂上には、8:53に到着。
「2つのアルプスが望める展望台」という触れ込みだけど、残念ながら中央アルプス方面は雲に覆われてみえなかった。しかし、南アルプス方面は鋸岳から池口岳まで丸見え。手前に広がる伊那谷の眺めも実に素晴らしい。頂上ではブルボンの『チョコ&コーヒー』喰って、インスタントコーヒー飲んで寛いだ。
頂上を9:10に出発し、往路をそのまま戻る。駐車場から他の登山者の姿をみることは無かったけど、鞍部付近で男性ソロとすれ違ったのを皮切りに、連結ルート分岐付近で複数パーティーとすれ違った。帰りも連結ルート分岐で休憩し、さらに下っていく。横根山稜線南展望台に興味があったけど、片道約1 km、40分となるとちょっと遠過ぎるので、パス。入口屋石碑付近で1パーティー、さらにその下で高齢登山者を含むパーティーとすれ違った。「連結ルート分岐はもうすぐですか?」と訊かれたけど、嘘を言っても仕方が無いので、「まだまだです」と回答(苦笑)。御嶽神社に戻り、10:34に遊歩道入口に到着。防獣ゲートをくぐって、10:36に駐車場に戻った。
全般的によく整備されてて歩きやすい道。登山口からの標高差が700 m以上あって、しかも、途中アップダウンがあるのに正味2時間かからずに頂上に着いてるのは、歩き易い証拠。展望もよく、是非今度は弟子(妻)を連れて再訪したいと思った。
帰りは、塩尻市にある行きつけのお店の鹿児島ラーメン桜島広丘吉田店に行って、みそチャーシューメン喰ったけど、そこへの移動中に一時停止無視のクルマとの接触事故に遭い、塩尻警察署へ調書作成しに行くハメになった…(泣)。
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