瑞牆山と魔子の山(テン泊)
- GPS
- 28:42
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,135m
- 下り
- 1,177m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 11:16
天候 | 晴れ。気温5度 風あり、夜中にアラレ降る。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土曜昼前に下山した時は山荘から駐車場までの間は左右路駐ズラリ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
瑞牆山。岩がゴロゴロしてて楽しい。 魔子。散歩散策的に楽しい山歩きできる。ただし魔子→展望台間にある分岐を本谷釜瀬林道方面に下るのは地図読みとルーファイスキルないと迷うと思う、基本コースを表すピンクテープ的な物はない、林業用のテープがあるけどそれがコースでは無いので要注意。とわいえ落ち葉積もったなだらかな歩いやすい尾根を下るだけ。1500mの等高線に沿って野生動物食害対策らしきフェンスあり巻きをせざるを得ない。巻けば林道に出る。林道を歩けば魔子入り口に着く。 |
写真
感想
金曜日有休が取れたので、テント一式を詰めて瑞牆山に向かった。
当然、夜は寒いだろうと詰め込んだ防寒用のウェアが嵩張ってザックがやたらデカくなった。
朝7時半に県営駐車場に到着。すでに3割くらい埋まってた。金曜日とは言え、平日なのにみずがきの人気が相変わらずスゴイ。
山荘横のトイレを借り、着替え、登山開始。
今回も荷物がやたら重たい。
この荷物を背負って山頂まで、、、はきっと無理だ。だがゆっくり歩いても1時間かからない富士見平の小屋までなら全然余裕、だからテントは毎回ここに来てしまう。
途中、里宮神社に寄る。無事の登山を願う。
里宮神社の裏側は眺めが良さそうだなと思って裏に回って散策してみたけど、そうでもなかった。残念。
しばし歩くと瑞牆山がドォーん!
ビュースポットのベンチの上に忘れ物のおにぎりがあった。お腹がすいて食べようと思って忘れたのか。不思議。落とし主が取りに戻るかもしれないと思ったから置いてきたけど、夜まであのままで野生動物が食べたらなんか嫌だな。と思った。
富士見平小屋に到着。小屋は準備中の看板。テント代1000円は入り口ドアにある料金口に入れれば良いのだが、多分明日の土日は小屋を開くだろうから明日朝払うことにする。
いつもテントを張る場所が先客がいたので、小屋に近いところの平な場所に張る。
テント2年目、設営の段取りはだいぶ慣れたつもり。と調子良く、つま先押し込みでペグを打っていたら1箇所やたら固かったので石で叩いたらぐにゃとペグが曲がった。このペグもう使えない。残念。まぁこんなこともあろうかと予備を持ってきてよかった。
無事にテント設営完了。久しぶりのテント、嬉しくてまったりとのんびりしてしまった、時計を見たらすでに11時だった。
慌てて出発。だけど今から金峰山だとちょっと遅い。ので、初日は瑞牆山に向かう。
瑞牆山メインルートは、もう何度も歩いてて慣れた道なので、ドンドコ歩く。
山腹をトラバース気味に進み、小川山への分岐を折れ天鳥川を渡渉するために急坂を下る。
ここはやや滑りやすい。注意が必要。
いつもは水がない天鳥川だが、今回は流れていたので石の上をトントンと渡り越えていく。
しばらく行くと桃太郎岩。横には階段。ここから山登り。木々の間を土が多い、少しえぐれ気味の道を黙々と登り、
やがて、だんだんと岩が姿を現す。進むと、岩は大きくなり、手足4本使ってよじ登るような大きな岩がゴロゴロしてくる。基本安全なルートがピンクテープで示されたてあるので普通に登れるけど、少し横にそれてあえて岩場をよじ登ってみるのも楽しい。
大きな奇岩を横に見ながら普段使わない筋肉を使って岩を乗り越えて登っていくのは楽しい。
途中、左に木々の間に入っていくルートがあり、ここは虎ロープが貼って通行禁止のような感じがするが、実はパノラマルートの合流分岐のポイント。
※パノラマルートは、瑞牆山荘と自然公園の間の林道横から入山し、カンマンボロンを横に急峻な岩場を乗り越えるルート。ルーファイや地図読み、鎖やロープ場で確実に3点支持できる必要があるがメインルートの瑞牆山荘ルートとはまた違ったハードな一面もあり、ハマると楽しいルート。
しばらくすると、テラスのようなビューポイントに出る。そそり立つろうそくのような巨石がなんともかっこいい。ここまで来ると山頂まであとわずか。
最後の岩場を乗り越え、短いはしごを登ると山頂下の不動滝コースの分岐に着く。
もう一つの鉄梯子を登ると、もう僅かで山頂に。
木々を抜けると岩の向こうは絶景なり。
後ろには小川山、右手に金峰山。晴れていれば富士山が見える。
すぐ横にそびえる大ヤスリ岩。
かすかに望む南アルプスの山々と八ヶ岳。
でもそれは朝だけで昼前からはガスガスで残念だったりする。
山頂は風が強く冷たい寒い。のんびり座って食事でもしようかと思ったけど、やたら寒いからすぐ下る。
下りも楽しい岩場。ただし無理は禁物、コースタイムは短いけど瑞牆山は舐めたらいかん。
最近は岩場でも鎖場でも上りも下りもトレッキングポールを使う人が多くて見てて怖い。
尾根や稜線歩きでバランス取りに使うにはいいけど、体力なくて松葉杖のようにトレッキングポールを使う人が多い気がする。トレッキングポールには全体重を預けるだけの強さはないし、まして岩場で預けてもし先端が弾いたら頭から落ちてしまう。あまりにもひどいと声かけるんだけど、たいていは嫌な顔される。嫌な世の中だ。トホホ。
気分転換に桃太郎岩の上に立ってみた。本当にパックリ割れている。どうしたらこうなるのか不思議。自然はすごい。
再び渡渉し登り返してしばし歩き、無事にテント着。
まだ明るいがやたら寒い。
小屋に小屋番さんが居たのでテン場代を払いに行くと、手が離せないからと夕方来てくださいと言われたので、テントに戻ってシュラフに入って一休みする。が、寝てしまったようで、ふと起きたら8時過ぎてた。気温はかなり下がってるようで、シェラフから出る気がしない。寝袋に入ったまま予備食のコンビニおにぎりを食べ、満足したのでまた寝る。
夜中にパラパラテントを叩く音がするので雪でも降ってるのかなと思ったが寝袋は暖かいので、また寝る。
富士見平小屋は携帯の電波があるので、YouTubeで雑学系の番組の音だけ聞きながらうとうとしてたら熟睡。
明るくなって、周りがガサガサ騒がしくなって起きる。
入口を開けると地面が白くなっていた。夜に降ったあられみたいだ。
寒いが我慢してサンダルを履いてトイレに行く。男子トイレのしょんべん器がパイプが折れたとかで使えなくて、大の個室の方に行く。ここはバイオトイレなんだけど普通のボットンみたいなんで臭いがきつい。
この手の環境に耐性がない私はほんとにきつい。小便器が直ったらまた来ようと思った。※あるだけ有難いのだが。うむうむ。
ガスで湯を沸かして、コーヒーを飲み体を温める。
二日目は金峰山に登りに行こうかと思ってたけど、登山道凍っててもいいように一応チェーンスパイクは持ってきたんだけど、手袋がこの寒さに対応してないやつなのと、靴のインソールも、保温性のない夏用なので悩む。
一旦寝袋に入って、今の装備で登って問題ないのか、考えていたら、寝袋はやたら暖かくて、ぬくぬくで、寝落ちしてしまった。
ハッと起きたら9時前だった。もういいやと思ってテント撤収。荷物をザックに詰め込んで。下山する。
こんなことかと思って、第三の目標である「魔子」に向かうことにする。
魔子は無料駐車場の向こう側なので、一旦車に戻ってザックからテント一式と明らかにいらないものを全部出して、とても身軽になって再出発。
駐車場から山荘へ向かい、バス停で左に。車道をしばらく行くとカーブの先に魔子の入り口がある。
今は林道の工事でバリケードがあるけど、工事の人に声をかけて通らさせてもらう。
魔子の山って、不思議な名前だなと思ったけど、調べてみたら昔魔子と呼ばれる体の大きな針のような剛毛の巨人が住んでいて、獣を生で喰らい、ときには人里におり家畜をさらうので恐れられていた者がこの山に住んでいたらしい。なるほど。
カンマンボロン、まないたぐら、魔子。山の名前は楽しい、
言われは恐ろしいが、魔子の山はいたって、普通の山。森の中を淡々と登る。
やや急登もあるが、それもわずか。すぐに山頂に着く。
山頂は一旦戻る感じで看板がある。が、先に進むと、また魔子の山の山頂の看板がある。これも不思議。
さらに先に行く。展望台があるらしい。
ここから先はアップダウンは緩く尾根をまっすぐ歩く。この道は瑞牆山展望歩道と言うらしい。
途中道標があり、折れると本谷釜瀬林道に出るらしい。登山コースでは無いみたいだが、面白そうだ。帰りに寄ってみよう。
尾根を進むとやがて視界がパッと開ける場所に出る。ここが展望台らしい。振り返ると瑞牆山がドゥーン!とそびえてるの眺められる。
素晴らしい。
富士見平の手前のビューポイントからの眺めも素敵だが、この真正面からの瑞牆山の山体全体が見通せる眺めはなんとも美味だ。
しばし眺めと心が満腹になったので下山する。
引き返し分岐に戻り、左に折れて下る。
ここはコースではないので、地図にもルートが示されてない、踏み跡もほぼない、ピンクテープはたまにあるけど、これはどうやら林業の伐採の目標のテープらしい。地図で方角を確認しつつ自分の感を頼りにルートを選んでいく。特別危険な場所は無いように思った。ちょっとだけ冒険気分で楽しい。
ただ、予想外で。
地図で見ての等高線の1500mのあたりにネットがあり進めなくなる。植林されてるようだから、野生動物からの食害を守るためのフェンスだと思う。
ここで右に行くか、左に行くか戻るか、少し考えたが、フェンス沿いに右に巻くことにした。
しばらく進み、やや回り込みながら1500mの等高線に沿って歩くと遠くに開けた空間が見えたのでフェンスから離れて散策に行くと、正解、林道に出た。
よかった、これで後は帰るだけ。
林道歩くと向こうにクレーンやトラックの重機が見える。魔子の入口の工事現場だった。
工事の人に挨拶して、無事下山。
車に戻って、ザックを降ろして終了。
今回は、寒さ対策を怠ってしまった。
夜寝るときに冷えないように防寒着は多めに持ってきたのだが、登山中の冬用の手袋や保温性のあるインストールや顔や首周りの寒さ対策が用意できてなかった。今後の課題としよう。
てゆうか、気がついたらもうすぐ年末なんだもん。今までが暑かったからうっかりしてたけど、冬用のギアを準備しとかないとならない。あと車のタイヤも冬タイヤに取り替えないと。
寒さのおかげで金峰山には行かなかったけど、そのかわり魔子と言う不思議な山歩きができた。これはよかった。収穫だ。
今年のテントはもう最後だと思うけど、いい山行だった。
よかった。よかった。
※だが!しかし、またヤマレコが最後の最後でアプリが落ちてた!GPSのログがラスト僅かだが消えてる。
前は古い第二世代のiPhone SEだったから、機種の問題なのかなと思ってたけど、買い換えて今はは最新のiPhone 16でプロの512GBの性能的には全く問題ないはずだ、なのに、ログが取れてない、アプリが落ちる、なぜだなぜなのだ。この現象が直らない限り、ヤマレコのプレミアムには課金できない。何とかしてくれ運営さん。
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