国見岳
- GPS
- 08:13
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場手前ほどの道は舗装されておらず車種によっては底を破損する恐れがある |
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉2-3回 概ね整備されている |
その他周辺情報 | 最寄りのコンビニは1時間以上車を走らせてもないと思われる |
写真
感想
熊本県の最高峰である国見岳に登ってきました。
国見岳は九州脊梁の主峰で、遭難が多い山域と話に聞いていました。
それもそのはず、登山口に行くまでに2時間かかり、山道を延々と走り続け、最後の10分ほどは舗装されていない悪路を前後左右に車を揺らしながら進みました。最後のコンビニでトイレを済ませるつもりでしたが、最後のコンビニは登山口から1時間半ほど手前の場所にあり、僻地を感じました。ひたすらに続く狭く曲がりくねった暗い道への漠然とした恐怖や興奮を友人たちと共有しながら、もはや正しい道を示さなくなった車載ナビや標識を頼りに、平家山登山口を目指しました。車載ナビの目的地として緯度経度を入力したのは今回が初めてです。途中に登山客らしき車を見つけたときの安堵感と言ったら…
登山口に着くと既に車内で日の出を待つ登山客がいました。「酷道」を走った緊張を取るために到着後はしばらく休憩し、空が青くなる頃に出発しました。
序盤は少し緊張させるような細い道や伐採後の杉林の急斜面などもあり、概ね急な登りでした。登り切って振り返ると目の前には「『谷』という象形文字はこういう景色を見て作られたのだな、と思わせるどこまでも続く山々の連なりがありました。人間はこれを超えて道を作り、国と国とをつなげてきたのだと考えると先人への畏敬の念が止まりません。
急斜面を登り切るとしばらくは起伏の少ない稜線歩きが始まりました。落ち葉を蹴って撒き散らしたり、ふかふかの腐葉土を踏んだり、こんなに心地よい道は初めてでした。一方で、歩ける道は多く、ピンクのテープも気を抜くと見失ってしまい、何度か軌道修正しながら歩きました。
しばらく歩くと最後の上りが訪れ、山頂を目指しました。有名だった壊れた祠は撤去され「九州脊梁 主峰 国見岳」と書かれた木の板がおいてありました。景色は今までのどの山頂とも異なり、「国見」の名前を冠するにふさわしく、360度九州を見渡すことのできる「頂」からの景色でした。すべての山が見え、他のどの山よりも「山頂」感が強く爽快でした。山頂でお湯を沸かし、写真を撮ったり、カップラーメンを食べたりしていたら1時間も滞在していました。
下山は足早に、急斜面では膝が痛いと言い合いながら、登山口まで戻りました。明るなった道路を通って帰ると、道が狭いのには変わりありませんが、明るいというだけで随分気楽にドライブできました。行きでは気づかなかった山の茶屋でヤマメの天ぷらを買って食べ、登山口で落とした服を持ってきてくれていた登山客の方に偶然にも会って受け取るなどしたハプニングも有りましたが、爆睡する友人たちを乗せて帰路も2時間運転し、無事帰宅しました。
登山口までの道こそ夜走るには緊張を強いられますが、他は注意して地図を見れば歩きやすく、山頂からの景色も最高な、良い山でした。九州脊梁の他の山にも挑戦したいと思いました。そして友人との登山はやはり楽しかったです。冬はくじゅうに登る予定があるくらいでしょうか。それ以外はしばらく登山もおやすみです。
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