雪の谷川大岩壁を愛でる♪ 白毛門を目指すも9合目位で撤退
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- GPS
- 06:38
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 985m
- 下り
- 968m
コースタイム
天候 | 午前中は曇後晴れ、午後は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口には雪ない 松木沢ノ頭までは、足首上くらいの積雪。湿雪ですぐ下の木の根や岩が濡れていてよく滑るので、通過にけっこう気を遣いました。 ロープや鎖が張ってある急登箇所は、まだロープも鎖も出ていました。 松ノ木沢の頭から先は、膝下から膝上(30~40センチ位)の積雪となり、木々は埋まってないので夏道の痕跡を辿る感じ。 3日前まで積雪は殆どなかった(←他の方のレコによる)ので、新雪を踏むとすぐに斜めの岩などがあって足元が不安定のだめ通過に時間がかかりました。 1660メートル付近の斜度45度位ありそうな急登は、薄く湿った新雪がのっていてすぐ下が湿ったスラブっぽい岩場で、ホールドもスタンスも安定しないので直登は難しかった 岩の右を巻く夏道にロープが張ってあったが、吹き溜まりで腿半ばまでの新雪が深く溜まっていて、踏むと足元に斜めの岩があってとても足場が不安定だった。 |
写真
3日前まで殆ど雪が付いていなかったので、この2日間に少なくとも30~40センチは積もったみたい
上のオレンジマークの大岩にホールドが見つけられず、足場も不安定なのでこのまま直登するのは無理と判断
右側にロープが見えたので右から回り込むことに。。。
時間も12時半を回ってきていて、この先はもっと雪深くなることが予想されるので、後30分で山頂に着くのは無理と判断。 残念ながら撤退することに
感想
今季初の雪山は、白毛門へ
先週末の土日に上越国境稜線は降雪予報だったので、山行予定日の25日(月)には雪の付きたての谷川連峰の大岩壁を望めると期待して計画
土日が悪天(特に土曜が大雪予報)で、土日に人が入ることは期待できないので、25日は新雪ラッセルも覚悟しての山行に
(とはいえ、スタート予定が9時位なので、先行してくださる方のトレースにも期待はありました 笑)
この日は、午後には晴れる予報だったので、9時スタートで順調に進めば山頂に着く頃に晴れることが期待できる計算で、予報通り松木沢ノ頭に着く頃から青空が広がりだして、期待通りの展開に
ただ、この日に白毛門に向かったのは自分も含めて4人のみで、しかも自分以外の3人は松木沢ノ頭で撤退してしまったので、松木沢ノ頭からは、単独ラッセルすることになり。。。
松木沢ノ頭までは足首上くらいの積雪でしたが、松木沢ノ頭を過ぎる辺りから積雪量が増していき、膝下(深い所で膝上位)のラッセルで進むことに
まだ木々が埋まる程でないので、夏道の痕跡を辿りつつ進むも、踏み抜いた雪の下に斜めの岩がある等で足場が不安定なこともあり、歩くスピードは上がらず、標高1660m位にある斜度45度位の急坂を上手く上がれずに時間を消費して、時間切れ(遅くとも13時に下山開始予定)で撤退しました
撤退箇所は、緩い新雪が中途半端に乗っているスラブっぽい岩場
踏むとすぐに岩なのと雪の締まりがないので、足元は12本付けることはせずにツボ足のまま。斜度が急なので手も使ってオレンジマークの大岩にホールドを探しましたが上手く見つからず直登は断念。
右を巻く夏道にフィックスロープがあったのでそれを頼り上がろうと思いましたが、腿半ば位の深雪吹き溜まりで、踏み抜くと不安定な岩が下にあってなかなか足場が決まらないうちにタイムアップ
山頂まで標高差60メートル程度だったので撤退は残念ではありますが、撤退箇所を上れても下るのに困難しそうなのと、その先は更に積雪量が増えることが予想されたので、撤退は妥当だったかと
撤退は残念でしたが、その代わり「雪の付いた谷川大岩壁を愛でる」という元々の目的は十分に楽しめたので、十分に満足できる山行でした♪
初冬の雪山の難しさを実感できた意味では、よいスノトレとなり、今回の経験を今後の雪山行に活かしていきたいと思います!
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