大文字山へ紅葉詣で☆晴れのち霰
- GPS
- 03:11
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 481m
- 下り
- 488m
コースタイム
- 山行
- 2:37
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 3:11
天候 | 晴れのち曇り、ときどき霰 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
紅葉が美しい条件は日照時間が長く、かつ11月に入って急に気温が下がることらしいが、今年はその条件を満たすようだ。ただ、例年と違うのは気温が下がるのが例年に比べて遅いことだろう。確かに家の近所の紅葉も色鮮やかに見えるが、例年であれば葉が散っていてもおかしくない時期に思われる。
銀閣寺道でバスを下車、バス停の前にあるスーパーの軒先では焼き鳥を焼く露店からもうもうと煙が立ち上っている。スーパーで金時芋のシュークリームを入手すると、露天でつくねとねぎまを頂く。
その隣の肉屋の大西では金曜日のみの限定販売という売り言葉につられて銀のコロッケなるものを二つ頂く。
銀閣寺に向かう参道の奥には山裾に一際、色鮮やかな紅葉が見える。銀閣寺の境内の紅葉だろう。平日にも関わらず、銀閣寺の参道は多くの人で賑わっている。週末となるといかばかりであろうか。
登山道に入ると、すぐに左手に現れる谷の堰堤を越えて、中尾の城址に進む。谷奥の右岸ではメタセコイアの樹々も茶褐色に黄葉している。雲の合間から陽が差し込むと、黄金色の透過光が降り注ぐ。
中尾城址の手前は紅葉が一際美しい場所だ。確かに今年の紅葉は色鮮やかに思える。城址を後に中尾の滝に向かう。滝の手前の左岸に紅葉した楓はこの時期はそれなりに色づいている。滝前では大人数のパーティーが休憩しておられた。「ここは大文字山きっての名所やからな・・・」と誰かの会話が小耳に聞こえる。とはいえ滝の周りは楓の樹々はさほど多くはない。
幻の滝に到着すると、ここの楓も美しく紅葉している。ここは実に雰囲気の良い場所ではあるが紅葉する樹が少ないが、真紅に色づいた一本の楓の樹が緑の楓に混じって、華やかな雰囲気を演出する。我々が到着した時には誰もいなかったが、上流から大人数のパーティーが到着すると途端に賑やかになる。時折、雲の間が光が差し込むが、空には急速に雲が広がってきたようだ。
大文字の山頂に向かう。急に風が冷たく感じられたかと思うと、パラパラと乾いた音がする。雨かと思うが、足元に落ちてくるのは白い小さな粒だった。霰だ。
山頂に到着すると、西の空は晴れているが京都の上空には暗い雲が広がっている。霰はすぐに止んでくれたので、山頂のベンチで焼き鳥とコロッケでランチにする。食後はコーヒーを淹れ、シュークリームを頂く。
山頂を辞すと下山は山科を目指す。四ツ辻を過ぎて大文字山から南に伸びる尾根を直進する。突如として再び霰が激しく降ってきた。雨ではないので濡れないのが有難い。にわか雨ならぬにわか霰だったようで、次第に小降りになってゆく。
尾根は所々に急下降がある。東側のp400を経る尾根では所々に展望があるが、この尾根は眺望は得られない。高度が下がるにつれ、登山道の周囲には一面の羊歯が繁茂するようになる。送電線鉄塔を通過すると広い林道に着地する。毘沙門堂に向かうと、道沿いにはモダンな立像の作品がいくつも展示されている。
山科聖天はこじんまりした小さな寺であり、毘沙門堂の陰に隠れた感はあるが、参道や境内には紅葉が彩り、秘かな紅葉の名所のといえるだろう。毘沙門堂に向かうと平日でもさすがに多くの人が訪れている。参道の両側を彩る紅葉はまさに盛りであり、見事な真紅の彩りを見せている。参道の階段の下では往来する人が少なるなる僅かなタイミングを狙って多くの人がカメラを構えている。とはいえ、人が途切れる時間があるのも平日であるが故だろう。
毘沙門堂の中では婚礼衣装を着た数組のカップルがおられた。境内を引き返し、山科駅に向かう。道路を行き交うタクシーは悉く濡れている。先ほどの霰はこのあたりでは雨となったのだろうか。途中で、山科駅への道を東にそれて諸羽神社に寄り道する。この山科地区の東に聳える諸羽山の山麓にひっそりと佇む神社ではあるが、歴史は古く、平安時代の仁明天皇の第四皇子であった人廉(さねやす)親王の山荘であったことに因んで四ノ宮とも呼ばれるらしい。
山科駅に向かうと再び西の空から光が差し込んでいた。
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