子ノ権現 表口参道の「丁石」を訪ねて (中藤から吾野駅)

2024年12月01日(日) [日帰り]

• GPS: 05:41
• 距離: 12.6km
• 登り: 702m
• 下り: 712m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:26
• 休憩: 1:19
• 合計: 5:45

距離 12.6km 登り 702m 下り 712m

8:55 中藤バス停
9:25 中沢バス停
9:32 9:36 権五郎神社
10:58 11:52 子ノ権現
11:54 11:59 阿宇山
11:59 12:10 子の権現駐車場
12:23 久久戸山
12:28 12:29 スルギ
13:26 高反山
13:47 栃屋ノ頭
14:13 14:17 前坂
14:40 吾野駅

天候

快晴 / 6〜13℃

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

■飯能アルプス: 一部、細いトラバースや岩場もあります。落ち葉で分かりにくいところもありますが概ね明瞭です。泥濘や滑りやすいところはありませんでした。

その他周辺情報

■お手洗い: 子ノ権現(参道右側の売店の裏)
■靴洗い場: 吾野駅にありますが、ブラシは消耗して使えませんでした
※見晴休憩所(吾野駅前): 営業していました
※子の山売店: 土日祝日営業だが不定休。Xで確認してください
　https://x.com/nenoyamabaiten

写真

12/1 7:53

素晴らしいお天気!! 奥武蔵へ行くときは車窓風景も楽しみです。奥武蔵の代表選手(大持山、小持山、武甲山、二子山)も良く見えています。飯能アルプスはその手前です @入間市駅付近

12/1 8:52

【中藤(なかとう)バス停】飯能駅から中沢行(竹寺入口)バスで約30分。左のガードレールの外に3基の「表口石碑」があります

12/1 8:54

【表口石碑】ここに表口の起点であることを示す道標です

12/1 8:54

【表口 石碑】「子の山表道口　五十二丁」とあります。一丁=109mなので5.7kmほどの山道となりますね

12/1 8:55

【南無阿弥陀仏 石碑】

12/1 8:55

【子ノ山四ツ谷講社 石碑】「是ヨリ五十二丁」とあります

12/1 9:06

中藤川の所々に石積みがありました

12/1 9:12

中沢(竹寺分岐)までのほぼ中間地点ですが、ここまでに丁石は発見できませんでした

12/1 9:19

【製材所】この地域は「西川材」で有名です

12/1 9:26

【竹寺分岐】バス終点(中沢バス停)があります。ここは右に行きます。崖の上(電柱の右)に道標があります

12/1 9:27

【道標(三十五丁目)】達人ユーザーさんのレコによると、右は「ミぎ ねのごんげんみち 是より三十五丁」左は「ひだり ごづてん王みち 是より十五丁 」だそうです

12/1 9:28

鈴を下げているお地蔵様は初めて見ましたね

12/1 9:30

12/1 9:33

【権五郎神社】ここの分岐は左に行きます。

12/1 9:40

【三十丁目】今日初めて見る丁石です。@宗穏寺の石段手前

12/1 9:41

【三十丁目石】

12/1 9:42

【曹洞宗 宗穏寺】

12/1 9:42

燃えるようなモミジ

12/1 9:43

【天神社】川を挟んだ向かい側にありました

12/1 9:49

【二十八丁目】ここの数字表記法はいわゆる"減算方式"ですね。目的地まで残り「〇〇丁」という考え方です

12/1 9:50

【二十八丁目石】

12/1 9:55

【二十六丁目】五十二丁のちょうど半分まで来たことになります

12/1 9:55

【二十六丁目石】

12/1 9:59

【二十四丁目?】埋もれるように…

12/1 9:59

【二十四丁目石?】

12/1 10:01

"浮彫り"のお地蔵様

12/1 10:02

【二十三丁目】ここから先に「丁石」は発見できませんでした。まだ民家が点在しています

12/1 10:03

【二十三丁目石】

12/1 10:07

民家の脇に「ヒメツルソバ(カンイタドリ)」

12/1 10:17

子の権現が近づいてきました。このあたりは17丁目位に該当するでしょうか

12/1 10:24

薪の燃える香りが朝の山里に漂っています

12/1 10:26

12/1 10:28

【供養塔】「奉納 諸國神社佛閣供養塔　 現世安穏 後生善所」

12/1 10:33

【庚申塔】「浅間神社庚申塔」。昔の往来が偲ばれます

12/1 10:38

12/1 10:43

さあ、このあたりから斜度がきつくなってきました
時折、自転車が通り過ぎます

12/1 10:46

竹林を見ながら、つづら折りを登ってゆきます

12/1 10:49

最後の民家が見えると、道はまもなくトラバース気味になり…

12/1 11:01

【子ノ権現 名勝「二本杉」】茶店の裏からここに到着します

12/1 11:04

こんな石碑も…　判読できませんでした

【子ノ権現 天龍寺】

子の山売店の「子の山うどん(600円)」。「舞茸の天ぷら」も入っていてとても美味しかったです。里芋と八ツ頭のお茶請けが嬉しいですね。ストーブもありがたや〜

12/1 11:18

【奥の院からの展望】都心方面やスカイツリーも良く見えています。眼下はこれから行く飯能アルプスです

【子の権現 天龍寺】初めて「阿字山」へ立ち寄りました(左下)

12/1 11:08

奥多摩「川乗山」が間近に見えていました

12/1 11:29

【子ノ権現・裏手の紅葉】ここはとっても好きなポイントです。近くのベンチでランチタイムの人もいました

12/1 12:07

駐車場の東端から「飯能アルプス」に入ります。最初は道幅の広いはっきりとした山道だったので驚きました。

12/1 12:46

【六ツ石の頭】今回はこのあたりの紅葉に期待してきました。鬱蒼とした植林帯を抜けると…

12/1 12:49

目の覚めるような紅葉が待っていました！

12/1 12:50

イロハモミジが多いようですね

12/1 12:52

見上げると…　空が見えません！

12/1 12:53

手の届くところにも…

12/1 12:54

豪華絢爛

12/1 12:55

こちらは赤い子に変身中

12/1 12:58

オオモミジかな?

12/1 12:58

黄色い"先割れスプーン"はダンコウバイ

12/1 13:05

【堂平分岐】堂平山方面へ向かうと、今朝歩いてきた「権五郎神社付近」に出ることもできます

12/1 13:54

@522mピークの先

12/1 13:55

このあたりの黄葉も素晴らしい輝きでした

12/1 13:55

12/1 14:14

【前坂】小広い峠のような場所でした。ここからはあっという間に…

12/1 14:37

【吾野駅】前坂からあっという間に到着。「あれ、頑張ればこの電車に乗れたかも;;」　駅でゆっくり帰り支度をしました。風もなく穏やかな初冬の一日でした

撮影機器：

Canon PowerShot G5 X Canon

iPhone 14 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 帽子 ネックウォーマー 手袋 防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 水 テルモス 保温コップ レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山ボーイ

足腰の神様として有名な「子ノ権現(ねのごんげん)」には5本もの参道があります。それだけ多くの人の信仰を集めていたのでしょう。

今日は「飯能子ノ山道(小瀬戸−子の山)」のうち、中藤(なかとう)集落から子ノ権現迄の「表口52丁」を歩き、残されている「丁石(丁目石)」を訪ねました。また、この道は参詣者だけでなく交易の道でもあり、多くの人、荷車、牛馬ででにぎわった道だそうです。

さて、肝心の「丁石」のうち、今日見つけられたのは23,24,26,28,30,32,35,52丁(道標石碑での記載を含む)でした。なお。境内にある「各参道の起点碑(1丁目)」は探すのを忘れてしまいました;;。この「表口」は現在すべて舗装されている林道ですが、古人を想いながら歩くのはとても味わいがありました。子ノ権現が近づくと坂道はきつくなり、荷車での苦労が偲ばれました

また、下山は別の参道ではなく、「六ツ石の頭」付近の紅葉を目当てにスルギ尾根(飯能アルプス)を利用しました。植林の中の山道が多い奥武蔵ですが、その付近の紅葉は素晴らしいものがありました。

さすがに師走です。朝は霜が降りていましたが、日中は穏やかな陽気でいい山旅になりました。感謝