四ツ又山から2つの岩塔を擁する鹿岳 (かなだけ)へ:西上州の個性的な岩峰(2)
- GPS
- 07:09
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 998m
- 下り
- 997m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は整備されている。鎖やロープは随所にある。鹿岳の岩峰だけでなく、四ツ又山やマメガタ峠〜鹿岳コルにも岩稜のアップダウンが多くなかなかきつい。険しい山容、藪岩、眺望と西上州を代表するお勧めコース。 |
写真
感想
前回の西上州、紅葉と奇岩は良かったのだが、もう少し周囲全般の眺望が良い岩峰はないかな、と思った。その時も見えた印象的な岩峰、鹿岳はどうだろうか。四ツ又山と組み合わせた適度なコースが良さそうなので、まだ紅葉の名残のある内に行ってみることにした。
鹿岳駐車場からゴルジュを通って大久保集落まで戻り、四ツ又山、鹿岳登山口の表示に従って左折する。舗装道路を少し行くと登山口で、すぐ先に大きな堰堤が見える。堰堤は左から越え、きれいな沢の脇を登って行く。少し登ると、天狗峠〜四ツ又山(右)とマメガタ峠〜鹿岳(右)の分岐があるので、右へ進む。山仕事場や植林地の中を登って行くと、明るくなって天狗峠に着く。天狗峠からは稜線上の急登となって、山頂分岐まで達する。
四ツ又山は名前の通り、頂上が4つの峰から成っている。天狗峠から山頂分岐までは普通の山道だったのだが、4つの峰は岩峰である。きっちり4つ登ることになる。I峰は分岐から往復する。ある程度眺望もある。妙義山が意外に近くに見える。II峰、III峰にも石像がある。III峰の登りが岩場である。己の辺りで、鹿岳の眺めが素晴らしい。マメガタ峠までの下りも、最初は急でロープあり。その後もかなり下る。峠からは登り返しで、最初の急登が終わると、傾斜は緩くなるが岩稜のアップダウンとなる。四ツ又山からは遠くに見える鹿岳の岩峰が、徐々に近づいてくるという感じがいい。コルに近くなると尾根状になって、一ノ岳の岩壁に近づいて行く。岩壁の下を登りのトラバース(ロープ有り)で鹿岳のコルに着く。
二ノ岳の登りは、少し登ってから木製の梯子、鎖などの急登、その先もまだ登る。藪があったりして高度感は少ない。藪岩魂だな、これは。二ノ岳が最高地点1015mの様で、山頂に鹿岳の標識がある。さすがに、周囲は何もない岩峰なので、眺望は最高である。とても目立つテーブルマウンテン荒船山から、浅間山〜鼻曲山〜浅間隠山、妙義山、榛名山、赤城山などきれいに見える。妙義山の後ろの雪山は、谷川連峰。荒船山の左には八ヶ岳。
コルに戻って一ノ岳である。麓から見ると、一ノ岳が突き出していて、奥が二ノ岳だから、その名が付いたのかな。遠くから見るとすごい岩壁だが、最初に短い木製の梯子、その後ロープだが、急登は短い。山頂の少し前に眺望の良い場所がある。
一ノ岳からコルに戻りハシゴの下を左の谷へ下る道をとる。ザレが主体で石の多い急斜面に枯葉が積もっているので歩きにくい道だ。しばらく下ると植林地に入り、少し歩きやすい所もあるが、岩ごろごろの所もある。植林地から出ると登山口で、舗装道路を歩いてすぐに鹿岳駐車場となる。快晴で岩峰での素晴らしい眺望を得ることができたが、岩稜のアップダウンや急な登り下りで、標高差や距離の割に疲れるコースだった。さすがの西上州か。今日、出会った方は4名だった。
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