美ヶ原 〜三城・王ヶ頭・牛伏山・物見石山
- GPS
- 06:52
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 859m
- 下り
- 851m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
落ち葉が滑りますが、危険箇所はありません。 |
写真
感想
文化の日は前日の雨が上がり、晴天予報だったので、どこに行こうか考えていたが、8月に行ってほとんど展望がなかった美ヶ原へもう一度行こうと決めた。
ところが、朝起きてみるとどこの山も見えないくらいの天気。雪の北アルプスが見たかったが見えるんだろうか。
三城に着くと、7度ほど結構寒い。11月の2,000mは氷点下の可能性もある。三城牧場からは広がるカラマツ林が紅葉している。ここに日が当たったら綺麗だろうな。ダテ河原コースで登山開始。カラマツの落ち葉でフカフカの道を登っていく。
林道に出合い、河原に出た後は、再び森の中へ。ここは広葉樹の落ち葉ばかり。岩が隠れ、昨日の雨のためか滑る。廃屋を過ぎて、西への水平道が終わるところで、ガスを通して青空が覗く。山頂の岩稜が見える。
林が切れ、眼下に三城牧場が見えるが、すぐにガスに隠れてしまう。高度をさらに上げると、やっとテレビ塔が見えた。
先日、マイペース登山体力測定というのがここ美ヶ原で行われた。調べたらコースは若干違っていたが、我々より高齢の人がたくさん挑んで、ほとんどがもっと早いペースで登頂したようだ。皆の健脚にちょっと自信をなくす。
山頂から雪の北アルプスが見えるはずだったが、雲が多く残念な展望だった。その中で、巨体を堂々と見せていた荒船山が私たちの目を楽しませてくれた。
山頂、ホテルではチェックアウトした方々が、写真を撮っていた。月曜日休んで4連休なんて人もいたのだろう。なんともうらやましい限り。しかし、そうは言っても11月の美ヶ原高原は寂しい限りで、台上を歩く人はまばらだったし、登山中会った人は登り0組、下りで1組だった。
思いの外早くついたので、腹ごしらえの後どこに行くか考えた。展望がないのに王が鼻に行くのもなんだったので、行ったことのない物見石山を目指してみた。まず、台上を横切り、牛伏山で展望を楽しむ。上田から佐久方面はよく見えた。浅間山も見え隠れした。
こうしてみると、上田から美ヶ原はよく見えることだろう。一部しか見えない松本からよりも、上田にとって親しい山と見えるのではないだろうか。
整備された木道を美術館に向かって下る。駐車場まで来て、案内図を見たが、現在地の表示が違って混乱する。牛伏山から来たら、美術館の橋をくぐる前に、ビーナスラインに一番近いところで、草原を横切って、上田市と長和町の境界を見ながら道を渡って、踏み跡を進むのが正解だった。
物見石山に行く人は少ないようで、道も草原の一本道で、荒れてないくて良い。一旦、引き込み道路に降りて、すぐにレンゲツツジ自生地の方へ入る。山頂はなかなか見えず、この辺り踏み跡程度の道なので、ガスの時はやめたほうが無難と思う。
視界は良かったので、人がいるピークが山頂だろうとそちらに向かっていく。時々、踏み跡を外している。よく見ればわかるんですが。山頂の人は、移動無線を趣味にしている人のようだった。
山頂から、ビーナスラインの景色が一望できた。少し離れて美ヶ原高原をみると、改めてその広さに驚く。ピークから鉄塔が一部しか見えないので、物見石山のピークを美ヶ原側からも見つけにくいだろう。
車道を歩いても良かったのだが、牛伏山経由で山本小屋へ。美しの塔を過ぎて、塩くれ場のトイレへ。結局、南アルプスはとてもよく見えたものの、富士山も八ヶ岳も裾しか見えず。北アルプスはほとんど見えず。展望コースを帰るまでもなく、百曲りを下ることにした。
鉄平石がカラコロと音を立てる。心地よい音だが、歩きにくい。カラコロ、カラコロ。落ち葉が乗るとより滑る。カラコロ、カラコロ。
広小場で先行者の二人が休んでいた。我々も、淹れていったコーヒーを飲み、相方の手作りのサツマイモのケーキを楽しんだ。取れたばかりの信州りんごのフジで締めくくった。
三城までは沢沿いの道で、沢は昨日の雨で水量を増し、苔むした岩の周りを流れ落ちていく。紅葉の木漏れ日も美しい。三城に着くとカラマツが光を浴びていた。
帰り道、入山辺地区の紅葉はピークを迎えており、得をした気分だった。
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