箒沢権現山ー畦ヶ丸
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,264m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:道志の湯〜月夜野(富士急山梨バス) 、月夜野〜東野(徒歩)、東野〜三ケ木(津久井神奈交バス)、三ケ木〜JR橋本駅(神奈川中央交通バス) |
感想
気がつくと、10ヶ月も山に登っていない。ブランクが長いので、短距離のルートを探す。
温泉にも入りたいなと、丹沢の地図を眺めていると「道志の湯」が目に入った。ここは使ったことがないし、ここに寄ってこよう。
道志の湯のサイトを開くと、横浜市民は、道志村民と同じ値段(390円)になるらしい。しかも、目の前にはバス停もあり、これはいい、と思ったが、バスの時間を調べると、なんとも使いづらいバスであることが分かった。
土日には、横浜方面に向かうバスが1本も運行しておらず、平日に、かろうじて14:41発の月夜野行きがあるだけだ。これを使うしか無さそうだが、月夜野のバスの時刻を調べると、こっちは、土日しか運行しておらず、平日にはバスが走っていないことが分かった。
これは、どうしたものかと思ったけれど、月夜野まで戻ってこれば、なんとかなりそうだ。登ったことのない山に登りつつ、14:41のバスに間に合うルートを検討して、西丹沢から権現山に登るルートを見つけた。
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バスに揺られて、新松田から西丹沢に向かう。久々のバスに乗り、懐かしい景色を眺めていると、山に向かっている気がしてきた。
西丹沢自然教室で、下車すると、以前と変わらず、センターの方が登山届を出すように促している。登山届を記入して手渡すと、「権現山は一般登山道がないので、十分、気をつけて楽しんで来て下さい」とのお言葉を頂く。気を引き締めて出発する。
橋を渡ってしばらくは、沢沿いの道が続く。山から離れすぎていたせいで、岩の上に足を置いていく感覚が、しばらく掴めない。
綺麗に透き通った水の流れを見ながら、歩いて行く。今日は、天気も良く、絶好の登山日和だ。Tシャツ一枚になって歩くとちょうどよい。
「西沢出合1.3km」と書かれた道標まで来た。この道標の裏から、権現山に向かう登路があると、事前に調べて知っていたので、すぐに分かったけれど、それがなければ、見落としそうな感じの道だ。この道は、登山地図に描かれておらず、1/25000地形図に描かれている登路は、もう少し川沿いを進んだ先から登っていくようだ。
林業用と書かれた道に入ると、一般登山道と比べると薄いものの、道形はしっかりとしている。しばらく、尾根の南側をジグザグに登っていく。
落ち葉に覆われた細い道を、慎重に登っていく。ここは急斜面で、下りで使う際は、気をつけないと、落ち葉で滑って転がり落ちそう。
尾根に乗ると、一安心だ。木々の隙間から、畦ヶ丸らしき山が見える。更に登ると、畦ヶ丸と権現山の向かう道の分岐地点に出た。ここに土管があり、マジックで「←権現山 畦ヶ丸→」と描かれている。
権現山に向かうと、すぐに痩せ尾根に出る。ここは左右が切れ落ちていて危険。その先の急坂をゆっくりと登っていくと、権現山の頂上に出た。
土管でできたベンチが幾つか並んでいる。ベンチに腰掛けると、南側の眺めがいい。丹沢湖を見下ろしながら、少し休憩。やはり静かな山頂は良い。山に足繁く通っていたころの気持ちが少し蘇ってきた。
分岐までの急坂を枝につかまったりしながら、慎重に戻る。この先も、道は、はっきりしていて、ひたすら高みを目指すだけなので、道に迷う心配はなさそう。
細かいアップダウンを進んでいくと、林業の作業中のようなところを通過。藪もなく、快適な道が続く。天気は、少し曇ってきた。畦ヶ丸の手前は、少し道が不明瞭。斜面を登って行くと、懐かしい山頂に飛び出した。
山頂でおにぎりを食べながら、くつろぐ。ここまでで、既に十分満足。
ここからは、普通の登山道で、道の心配がない。紅葉の進みつつある、なだらかな道を、気分よく歩く。久々に鹿の声を聞いたりして進んでいたが、白石峠の手前の登りで、足が悲鳴を上げていることに気がつく。10kmも歩いていないのに、足が疲れてしまったことにショックを受けながらも、どんぐりが敷き詰められた道を下っていき、道志の湯の手前の道に降りた。
薪ストーブ用の薪が積み上げられた材木所の横を通ると、すぐに道志の湯だ。バス停で時刻を確認してから、館内に入る。
平日ということもあって、ほとんど客がいない。人が少ないことをいいことに、釜のような一人用の露天風呂に長々と浸かり、ウトウトしながら、温泉を満喫していると、あっという間にバスの時刻になってしまう。
バスを待っていると、予想外に、多くの乗客を乗せたバスがやってきた。乗り込んでみると、乗客は全員中学生だ。このバスは、道志中学校の通学用のバスとしても使われているようだ。中学生のエネルギーに圧倒されながら、賑やかなバスに乗っていると、月夜野までに一人一人減って、最後は私だけになった。
終点の月夜野で、一人バスを降りる。バス停で時刻を確認するも、やはり、この後、バスがない。
しかし、橋本駅までの26kmを歩く必要はない。2km先の東野バス停まで歩けば、そこからバスに乗ることができる。のんびりと田舎道の散歩を楽しんでから、バスに乗り込んだ。
お元気そうでなによりです。
勝手ですが、心配していました。
バスの乗り継ぎはさすがですね。
東野から乗り継ぐ計画はなかなか思いつかないのではないでしょうか。
chinyamaさん、お久しぶりです。
心配していただいていたようで、どうも、すみません。
いつも単独行なので、記録が止まったままだと、どっかの山で遭難したままなのかと思われてしまうかもしれませんね。
こちらは、元気にやっております。山に登る時間もあるのですが、最近は、あまり山に向かう気持ちが弱くなってきてしまいました。というよりは、普段の生活で十分満足してしまって、それ以上のことを望まなくなってしまっているという方が近いかもしれません。
chinyamaさんの記録を拝見するのも、このところずっと、ご無沙汰でした。chinyamaさんが歩いた、塩山駅〜扇山〜鈴庫山は、私もいつか歩きたいと思っていたルートですが、怖くて後回しにしていました。すばらしいと思います。
私は、これからも、気が向いた時に、山に登ろうと思っております。
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