唐櫃越（京都・本能寺への道） 嵐山散策と併せて...

2024年12月17日(火) [日帰り]

• GPS: 07:31
• 距離: 20.9km
• 登り: 698m
• 下り: 643m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:19
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:32

距離 20.9km 登り 698m 下り 643m

7:50 渡月橋
9:01 嵐山駅（嵐電）
9:11 阪急嵐山駅前公衆トイレ
9:27 9:40 松尾大社
10:10 10:13 西芳寺（苔寺）
10:19 10:32 西芳寺川林道入り口
10:45 10:47 丁塚
12:05 12:33 沓掛山
14:16 14:30 みすぎ山
15:22 JR馬堀駅

天候

晴れ 後 時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

●スタート地点：　「嵐山」バス停
「四条河原町」から京都市バス11号系統「嵐山・嵯峨・山越行き」に乗車しました

●ゴール地点：　JR嵯峨野線「馬堀」駅
JR「京都駅」までは所要25分ほど

コース状況／危険箇所等

（唐櫃越（からとごえ）のコース状況）
　特に危険箇所は無く、よく踏まれた明瞭なハイキングコースです。途中に、3kmにも及ぶ林道歩きも含まれています。分岐点は少なからず有りますが、道標等により案内されている場合が多く、迷う恐れは少ないと思われます。
　

その他周辺情報

●The 嵐山（散策マップ）　https://cdn.prod.website-files.com/63a1392123a6b72e988a2ea5/6569606ff04fb39f72cf7266_231116_arashiyamamap.jpg


●世界遺産「天龍寺」　https://www.tenryuji.com/season/index.html


●「宝厳院」　https://hogonin.jp/event/index.html


●紅葉名所「二尊院」　https://nisonin.jp/photo


●「松尾大社」　https://www.matsunoo.or.jp/guide01/


●「鈴虫寺（華厳寺）」　https://www.suzutera.or.jp/photo/autumn/


●世界遺産「西芳寺（苔寺）」　https://intosaihoji.com/saihoji/keidai/

写真

12/17 7:37

「嵐山」バス停で下車すると、眼前に朝陽を浴びた「渡月橋」が...

12/17 7:45

早朝から人通りは少なくありません。
外国人観光者が多いかも...

12/17 7:46

放射冷却で結構寒い。
ウォームアップがてらに、周辺を散策してみます。

12/17 7:48

「渡月橋」から望む「小倉山」と「愛宕山」

12/17 7:58

「宝厳院」前の色付き

12/17 8:04

大堰川（桂川）沿いにも...

12/17 8:14

竹林の小径

12/17 8:27

紅葉の名所「二尊院」前までやって来ましたが、まだ閉まっていました 😅

12/17 8:36

私邸の紅葉も鮮やかです

12/17 8:38

メタセコイアがこんな所に...

12/17 8:39

ちょうど見頃なのでは？
12月も後半に入ったのですが...

12/17 8:48

「天龍寺」北門から中を覗いて...
此処は色褪せと落葉がありました。
さて、そろそろ「唐櫃越（からとごえ）」へ向かわなければ...

12/17 9:38

住宅街を歩いて「松尾大社」まで来ました。
折角なので、お詣りしていきましょう。

12/17 9:34

「楼門」

12/17 9:33

「拝殿」
初詣の準備が進んでいるようです。

12/17 9:32

この神社はお酒の神様として知られており、奉納された酒樽が並ぶ様子は壮観です

12/17 9:35

此処にもまだこんな光景が...

12/17 9:53

「鈴虫寺」の前を通るので...

12/17 9:59

ちょっと覗いてみます

12/17 9:58

中まで拝観している余裕が無いのが残念

12/17 10:03

お隣の公園も良い雰囲気

12/17 10:01

まだまだ綺麗かも...

12/17 10:09

「西芳寺（苔寺）」の前も通過。
此処の拝観は予約制なので、立ち入れません。

12/17 10:10

通り沿いのモミジだけ鑑賞

12/17 10:12

まだこれから赤くなるつもりかなぁ...
もう12月も後半に入ってるんですけど...

12/17 10:15

竹林沿いに進み...

12/17 10:17

「古墳群」の案内板と

12/17 10:17

「古墳・史跡地図」を見送ると...

12/17 10:19

間もなく「西芳寺谷林道」の入口ゲートへ到ります。
ようやくハイキングらしくなってきました。

12/17 10:19

右方へ、「京都一周トレイル 西山コース」が「松尾山」や「嵐山」方面へ分岐していますが...

12/17 10:29

左方の川原に降りて

12/17 10:30

対岸へ渡り、赤い矢印にしたがって進むと「唐櫃越（からとごえ）」へ通じます

12/17 10:26

なお、参考までに少しだけ「西芳寺谷林道」真っ直ぐ進んでみました。
清らかな流れが印象的で、暑い季節ならば川遊びなど楽しめそうでした。

12/17 10:35

「唐櫃越」への出だしは谷沿いの小径。
丸木橋がちょっと朽ち気味なのが嫌な感じでしたが...

12/17 10:38

明瞭で歩き易く

12/17 10:39

コース案内もしっかりしてそうです

12/17 11:09

明るい尾根道へ合流してしばらく行くと、思いがけない展望スポットが...

12/17 11:10

「京都市街」。
「比叡山」から続く「東山連峰」と、右方の「音羽山」を背景とする景色でした。

12/17 11:15

この先、この案内板に何度か遭遇

12/17 11:22

こんな手作り感があふれる道標の所まで来ると...

12/17 11:21

展望所が設けられており

12/17 11:23

再び「京都市街」が...
「桂川」の流れや、「京都タワー」等も視認出来るので、昔なら「本能寺」も見えていたのかもしれません。

12/17 11:23

「比叡山」の左方には、白く雪化粧した「比良連峰」も...

12/17 11:24

京都南部の山々も一望出来る絶景でした

12/17 11:35

さらに次の展望所では...

12/17 11:36

「京都西山」の「大暑山」や「小塩山」方面が...

12/17 11:52

その後も緩やかな道が続きますが...

12/17 12:05

この特徴ある分岐点から右方へ上がると...

12/17 12:09

直ぐに「沓掛山」の山頂広場へ到着です。
ピーク感はあまり有りませんが、綺麗に整地されていて、心地良い雰囲気です。

12/17 12:07

山頂標識がこちら...

12/17 12:08

三等三角点
点名「下山田」

12/17 12:10

周囲を見回すと、南方の「落西ニュータウン」方面が覗いています

12/17 12:29

その他、立木の隙間を探ってみると、「愛宕山」や...

12/17 12:32

雪化粧の「蓬莱山」も覗いていました

12/17 12:47

山頂から先もあまり下ること無く、尾根道を進みます。
倒木が現れ始めますが、通過出来るように処置されています。

12/17 13:14

此処で突然、舗装道路へ合流

12/17 13:16

「老ノ坂峠」や「西山団地」から来た車道を辿って、先へ進みます

12/17 13:26

ほぼ平坦な車道歩きが長く続きました

12/17 13:35

「P404」の手前に大きな駐車スペースが...
ここで舗装は途絶えますが、さらに林道は続きます

12/17 13:36

「P404」の傍らを通過する際、ちょっと気になってピークへ寄り道すると...

12/17 13:40

こんな標識は有るものの、プレート等は見当たらず...
何だかホッとしました 😅

12/17 13:48

引き続き稜線上の林道を進みます

12/17 14:08

「みすぎ山」が近くなると、林道から雄大な展望が広がります。
北方の「愛宕山」と山麓の「保津峡」。

12/17 14:10

林道歩きは此処まで...
左方の小径へ進むと

12/17 14:13

「保津峡」の尾根を貫いて延びるJR線も見降ろすことが出来ました

12/17 14:28

鉄塔の立つ所まで来ると、其処が山頂になっていました

12/17 14:26

「みすぎ山」山頂

12/17 14:27

二等三角点
点名「篠村（しのむら）」

12/17 14:26

鉄塔の送電線が南北に延びています

12/17 14:29

周囲を見渡すと、「亀岡市街」の南端、国道9号線の沿線を見降ろす展望が有るほか、逆方向には「愛宕山」や「牛松山」などが山頂部を見せていました。

12/17 14:48

さて、後はJR「馬堀」駅へ向かって下るだけ...
少し急な箇所も有りましたが、明瞭な道が続いています。

12/17 14:49

落葉で覆われた道。
浮石等が隠れていることもあり、慎重に歩きます。

12/17 14:57

防獣ゲートを開閉して進むと...

12/17 15:00

住宅地の片隅に下り着きました

12/17 15:00

入口に「唐櫃越」の道標が立ち...

12/17 15:00

文化庁選定「歴史の道百選」であることが案内されています

12/17 15:09

駅へ向かう途中に振り返った「みすぎ山」

12/17 15:21

JR「馬堀」駅へ到着してレコを終了。
お付き合いありがとうございます。

12/17 15:24

付録1
「唐櫃越」が「本能寺への道」と呼ばれる歴史的背景が案内板に

12/17 16:03

付録2
JR「馬堀」駅から望む「みすぎ山」。
間もなく冬至なので日没が早い‼

撮影機器：

SC-53C samsung

装備

個人装備

日よけ帽子 雨具 ヘッドランプ 食料 飲料 モバイルバッテリー スマホ

感想

pine-village

　紅葉シーズンもそろそろ終わりかなぁ...　と思った途端に冬型気圧配置が強まり、京都市街からは「愛宕山」や「蓬萊山」が雪化粧している姿も見られました。未だに雪山ハイクへ向かう準備や心構えが出来ておらず、今週は近場の低山で季節の変化を様子見することにしました。

　「唐櫃越（からとごえ）」は、京都と亀岡の間に延びる標高400m余りの尾根道。戦国時代、「明智軍」は主君「信長」を討つため、この道を通って「本能寺」へ向かったことから、道標などにも「本能寺への道」と記されています。実際に歩いてみると、急な上り下りがほとんど無いので比較的楽なコースではありますが、距離が結構長いので少々くたびれました 😅

　「明智軍」はこのロングトレイルを歩き、さらに「本能寺」まで歩いて戦ったのだと考えると、昔の人々の健脚ぶりを思い知らされる一日になりました。そんなハードワーク出来る人は現代にどれぐらい居るのかなぁ〜

　なお、嵐山周辺の紅葉シーズンは終了と思いきや、未だに見事な色付きを見せている箇所も少なくなく、我が国の四季はこれからどうなってしまうのかと、一抹の不安を感じたのでした。