菅沼より日光白根山往復
- GPS
- 04:58
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 864m
- 下り
- 866m
コースタイム
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:58
天候 | 快晴 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から山頂までずっと積雪の上を歩く。アイゼンやピッケルの使用推奨。 |
写真
感想
菅沼の登山口には7時頃に到着。平日なので先客も数台と少なめ。ここまでの路面はやはりあちこちで圧雪凍結路で、滑り止めがないと通行不能だった。天気快晴で樹林帯の登山口付近は風もない。しかし気温はマイナス10度とかなり低い。標高1800メートルに近いので仕方ないが、いきなりの氷点下なので体がついてこない。厚着して車外に出て支度する。7:21に行動開始。アイゼンはつけないでつぼ足で歩く。ありがたいことにトレースがあり利用させてもらう。冬の金精峠が閉じる前の日光白根山は過去に何度か来ているが、ここ何年かは自分の休みの都合と天気が合わず久々だった。歩き始めは緩やかだがじきに傾斜がついてくる。トレースばっちりなのでラッセルはないが、アイゼンなしなので所々で滑りながら登る。アイゼンを早めにつけたかったがZさんが弥陀ヶ池まで行くというのでそれに習うことにする。標高を上げると樹上の積雪も増え、いよいよ雪山らしくなってくる。久々の雪山なのでテンションも上がる。天気予報では晴れは間違いなさそうだが風が強そうなので、その点は気がかりだった。樹林帯で時々休みつつ進む。平日のせいか天気は良くても歩いている人は少なく、渋滞などは皆無。快適に標高を上げ距離を伸ばす。出発から1.5時間程で弥陀ヶ池に到着。なんと無風。ここで大休止しつつアイゼンを装着する。ここから上は岩場もあるしつぼ足よりもアイゼン歩行のほうが安全だと思う。風がない中なので休憩していても寒さは感じないが、この先は風の通る稜線も歩くので、ジャケットを着たりグローブもインナーアウターの二重にする。冬山装備を整えてから行動再開。弥陀ヶ池から先で少し吹き溜まりがありトレースが消えかかっていたが、そこをこなせば後はルートは明瞭だった。とは言え歩きにくい急坂の岩場もあるので気は抜けない。Zさんはアイゼンピッケルで進むが、自分はストックで進む。途中一箇所ストックでは厳しいところもあったが何とかこなす。前後左右人がほとんどいないので自分達のペースで進めるのはありがたい。斜面の途中では尾瀬の燧ヶ岳や至仏山がよく見えた。どちらも白く冠雪していた。岩場の難所を乗り切ればあとは比較的楽。風は所々冷たくて寒いが、冬山として考えればそよ風程度。一応冬山完全装備なので特に問題なく進めた。山頂に近づくと一回下ってから登り返す。最後は雪のついていない岩場を登って10:17に日光白根山の山頂に到着。無人。ここまでトレースはあったが、トレースの主は見えず。山頂は狭いものの展望は良い。日光の男体山と中禅寺湖はすぐ近くに見えた。五色沼も見えたが今日は行かないのでここから眺めるのみ。風も案外弱くて山頂にいても寒くて仕方ないほどではなかった。とは言っても後続は登ってくるので適当なところで下山開始。避難小屋方面へ降りてから五色沼を回るルートも魅力的だが、来た道を戻ることにする。一旦下ったあたりで風が凌げたのでここで座って休憩する。至仏山と男体山が見えるスポットだった。休憩後は下山再開。登りの登山者とすれ違いつつ進む。登りで苦労した岩場も下りは案外簡単に進むことができた。今日の時点では凍結が全くなかったのでそれが良かったと思う。下りではさすがにピッケルを取り出して使う。アイゼンもピッケルも今シーズン初なので、慎重に扱う。割と良いペースで下って弥陀ヶ池に到着。ここは広くて風が抜けそうなところではあるのだが、何故か無風で暖かく、休憩に適したところだった。ベンチもまだ利用できたので、それに座りつつ下りの装備を整える。山頂からここまでアイゼンピッケルで下ってきたが、さすがにこの先はどちらも不要と考えられたので、ザックに取り付ける。既に日も高くなり帰りはずっと樹林帯歩きで風もないので、ジャケットも脱いでフリース姿になる。これで休憩していても寒さを感じなかったし、下りの途中では暑ささえ感じるほどだった。風が強いと寒くて仕方ないが、時間の経過とともに弱まり今日は当たりの日だと思った。装備を換装したら下山再開。弥陀ヶ池から下ってもこれから登る人と何度かすれ違う。山頂往復のみであれば今日は終日好天予報なので特に問題なく下山出来るだろう。下りのペースはは速い。登山道は雪で適度に平されて歩き易く、登山者の数も少ないので自分達のペースで進むことができた。今シーズン最初の雪山としては良い滑り出しだと思った。弥陀ヶ池からは特に休憩を取ることもなく歩いて12:15に登山口へ到着。山頂から2時間かからなかった。久々の雪の日光白根山は天気に恵まれて楽しく終えることができた。今シーズンの雪がどうなるかは分からないが安全第一で楽しみたい。帰りの金精道路は既にシャーベット状になっていたし、場所によっては乾燥路にもなっていた。
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