千葉 大原から北上する房総山岳志（三門大塚山 他2座）

2024年12月22日(日) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 27.7km
• 登り: 485m
• 下り: 490m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:40
• 休憩: 0:41
• 合計: 7:21

距離 27.7km 登り 485m 下り 490m

7:48 大原駅
8:12 8:13 最上山
8:27 最上山（新田谷ルート登山口）
8:53 9:02 深堀浅間山
9:48 10:01 三門大塚山
10:33 三等三角点「三門」
11:34 江東橋
11:55 12:04 飯綱寺
12:18 12:27 太東埼灯台
13:05 中原浅間神社
13:32 太東海水浴場
14:00 鳴山
15:09 太東駅

天候

晴れ　やや強風

アクセス

利用交通機関：

電車

往路
JR
0627千葉→0714上総一ノ宮（外房線上総一ノ宮行）
0723上総一ノ宮→0740大原（外房線安房鴨川行）

復路
JR
1528太東（たいとう）→1535上総一ノ宮（外房線上総一ノ宮行）
1539上総一ノ宮→1618蘇我（外房線東京行）

コース状況／危険箇所等

最上山
北側の大宿口、南側の坊谷口、西側の新田谷口の3つのルートがある。西側は取り付きがやや急斜面となるが、他は概ね良好。各ルートとも明瞭で迷うことはなさそう。全般に渡り眺望はない。山頂には最上神社。

深堀浅間山
いすみ線沿い、深堀地区の浅間神社のあるところ。表参道の石段を登るが、段差が大きくやや斜めに傾いており非常に歩きにくい。そこら辺の登山道よりも危険かも。山頂部は木に囲まれるが、樹間から微かに海が見える。

三門大塚山
南側の実線を辿った。かつて車も通れたのか、ガードレールも残るが廃道状態。道は明瞭だが、決して快適ではない。尾根筋を登ると、送電線下に浅間社の祠あり。西側の実線を目指して縦走したが、一部で倒木が酷く迂回している箇所もある。随所に鉄塔巡視路らしき踏み跡もあり、道迷いの要素があるかも。※多くの鉄塔巡視路は歩きやすいとも言える

鳴山
南東側の最奥の廃屋から斜面に取り付き、西側尾根を（無理やり）下った。西側には地図上の実線があるが、多くの倒木により廃道状態。踏み跡も怪しく藪漕ぎ多数。何も良いことはないのでお勧めしない。鳴山自体も不明瞭で楽しめる要素は少ない。

その他周辺情報

飯綱寺
https://www.isumi-kankou.com/isumi-kanko-tousyu/iduna.html
拝観料300円
本堂には初代波の伊八の最高傑作と言われている「牛若丸と天狗」がある。

GOGO房総デジタルポイントラリー
https://maruchiba.jp/gogobousou-pointrally/index.html
当レコのポイント対象
1.太東崎灯台
2.太東海水浴場

写真

12/22 7:45

大原駅にて。脱線事故のあったいすみ線は、未だ復旧の目途が立たないようだ。

12/22 8:03

坊谷口から最上山へ。

12/22 8:05

岩を削ったステップ

12/22 8:09

落ち葉は多いが、明瞭で良い道。

12/22 8:09

北側の大宿口ルートに合流

12/22 8:12

最上山山頂、最上神社。

12/22 8:22

西側の新田谷へ降りる。小規模ながら素晴らしい。

12/22 8:23

房総らしさを味わえる

12/22 8:26

西尾根はやや斜度あり。お助けロープと斜めにかけられた梯子。

12/22 8:27

新田谷ルートの登山口へ到着

12/22 8:47

下道を歩き、次の目的地である深堀浅間山へ向かう。そこまで綺麗な川ではないが、カワセミがいた。

12/22 8:50

高台より北方向。遥か奥に見えるのは、これから向かう太東崎かも？

12/22 8:59

深堀浅間山の山頂にある、浅間神社。

12/22 9:02

山頂から東方向、木の隙間から海が見えた。

12/22 9:05

下山後に撮った鳥居。地元の方が綺麗に掃き清めていた。

12/22 9:42

三門大塚山へ向かう。ガードレールの奥へ入る。

12/22 9:44

廃道感あり

12/22 9:46

落石だらけ

12/22 9:53

尾根筋へ

12/22 9:56

三門大塚山の山頂には水浅間神社。写真では見えにくいが、裏側に鉄塔がある。

12/22 9:57

北尾根方向にそこそこ明瞭な踏み跡。遠くにピンテも見える。

12/22 10:04

西側の実線を目指す。なかなかの荒れっぷり。

12/22 10:09

尾根側から巻いて突破。南側の実線（廃道）がここまで伸びているのか。

12/22 10:12

再び山道に入り、登る。

12/22 10:16

この辺りはアップダウンが少ない。意思を持って方角確認しないと迷う。

12/22 10:23

「四つ辻」に出た。今見ると、地図上には西側南側には道はない。あれ？ヤマレコ地図では道を見ていたような気がするが・・・

12/22 10:30

人工物

12/22 10:30

「留学生記念植樹」とあり、付近一帯が刈り払いされていた。人の出入りがあるようだ。

12/22 10:33

小高い丘に三等三角点「三門」。

12/22 10:47

鉄塔巡視路あり

12/22 10:57

南側に、先ほどまでいた三門大塚山。わずかに山頂の鉄塔が見える。

12/22 11:34

太東崎が徐々に近づく

12/22 11:55

今日の主たる目的の1つ、飯綱寺。大きくて立派な茅葺きの山門あり。

12/22 12:04

少し遠めから本堂。内部は撮影禁止。

参考：いすみ市観光ポータルサイトより
波の伊八「牛若丸と大天狗」

12/22 12:21

太東崎より太平洋を臨む。

12/22 12:22

太東崎灯台。ここはGOGO房総デジタルポイントラリーのチェックポイントでもある。

12/22 13:04

少し寄り道

12/22 13:05

湖畔にひっそりと中原浅間神社。堰の突端に祠でもないかと足を伸ばしたが、特に何もなかった。

12/22 13:32

太東海水浴場にてポイントGET。強風が吹き荒れる。

12/22 13:49

最後に鳴山に向かう。かつての町営住宅か。

12/22 13:51

最奥の廃屋から急斜面に取り付く。

12/22 14:01

P52の鳴山あたり。踏み跡らしきものはあったが、足場は悪く難易度高めと思う。

12/22 14:03

西側の実線を目指して降りられそうな尾根を探す。行けるか？

12/22 14:09

実線ルートあるのか？

12/22 14:13

微かに道の痕跡

12/22 14:31

古道のような道に合流した

12/22 14:33

上に建物がある

12/22 14:36

予定したルートからは外れるが、明瞭な道があったので行ってみる。上の建屋には洗濯物があった。人が生活してそうだ。

12/22 14:38

中原堰の近くで行き止まり。徒歩であれば北側実線まで行けるかもしれないが、戻る。

12/22 14:44

山側に戻って建物を迂回する。明瞭な道があった。

12/22 15:09

太東駅に到着。電車で帰る。

撮影機器：

SOG14 Sony

感想

makovoo

　日記にも書きましたが、この日は房総半島横断レースがありました。朝4:40スタートなので当日電車移動の人はいませんが、当該コースを外して外房側に出かけます。前日雨だった可能性もあるため、ロード寄りとしています。

　未だ運転再開できないいすみ線を眺めつつ大原駅から北上し、最上山と三門大塚山を経て飯綱寺へ。ここには葛飾北斎にも影響を与えたと言われる初代「波の伊八」の彫刻があります。拝観料300円を納め、本堂へ。撮影禁止のため写真はありませんが、素晴らしい彫刻でした。凄まじい立体感と迫力。彫刻なので立体であるのは当然なのですが、口をあんぐりとしてしまいます。京都や日光なら大行列間違いなしですが、この日は境内には私だけ。料金ゲートがある訳でもなく、呼び鈴を押して住職さんに支払いました。商売っ気がないとも言えますが、もっと宣伝すれば良いのに、と感じます。

　終盤の鳴山から下山した後の実線（軽車道）は、不明瞭な廃道となっていました。鳴山そのものも、斜度が大きく道は悪いです。今回の下山ルートはお勧めできせんので、くれぐれも参考にしないようご注意ください。