奥高尾の氷華いろいろ

2024年12月25日(水) [日帰り]

• GPS: 04:37
• 距離: 8.8km
• 登り: 721m
• 下り: 544m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:44
• 休憩: 0:53
• 合計: 4:37

距離 8.8km 登り 721m 下り 544m

7:29 小仏バス停
7:34 7:36 南浅川上流端(宝珠寺口)
8:20 宝珠ノ頭
8:57 9:07 城山
9:09 五十丁峠
9:36 9:43 一丁平展望台
9:45 9:50 一丁平
10:09 荻原作業道口（上部）
10:16 大垂水峠(学習の歩道)分岐
10:28 10:29 もみじ台
10:32 10:33 逆沢作業道口（上部）
10:43 10:47 高尾山
11:26 11:30 飯盛杉
11:40 11:59 神変山
12:04 霞台園地
12:06 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

〇行き　JR高尾駅から小仏バス停(スタート)
〇帰り　ケーブルカー高尾山駅(ゴール)
※一部でGPSログから外れて寄り道しました。

コース状況／危険箇所等

宝殊寺尾根〈仮称〉につきましては、墓地の最上部から取り付きますが、墓地でもありますので人目を気にし、迷惑を掛けないような配慮が必要と思いました。すぐに踏み跡が現れ、立ち木には頻繁にマーキングもあり、高みを目指せば特段の問題はないと思います。

写真

12/25 7:36

小仏バス停から歩き始めて、まもなく宝殊寺があります。

12/25 7:36

カゴノキは、東京都天然記念物に指定されています。

12/25 7:37

堂々たる樹勢でした。

12/25 7:44

宝殊寺尾根〈仮称〉に取り付くと、シモバシラがかなりの密度で氷華を咲かせていました。

12/25 7:44

冬で茎は枯れていても根とつながっているため、地中から茎を通して水を吸い上げることができます。この水は外側に染み出し、それが結晶化したものです。

12/25 7:44

気温が氷点下になると、茎から染み出た水が凍り始めますが、その時に体積が増え、凍った水が茎の外に押し出されるとのことです。

12/25 7:45

染み出した水分が次々と凍ることで、茎の周りに氷が層を成して伸びていきます。

12/25 7:46

この過程で、氷が薄く繊細な形を作り、それが花弁のような姿になります。

12/25 7:47

形成される氷の形や大きさは、気温、湿度、茎の構造によって異なるようです。

12/25 7:47

植物がもつ生物学的な特性と物理的な現象が融合して生まれる「自然の美」です。

12/25 7:47

触れれば、儚く消えてしまいそうです。

12/25 7:48

凍てついた空が吐き出した「柔らかな息」が、形を成しているようにも見えます。

12/25 7:51

これは「氷の音楽」のようです。

12/25 7:51

冬の静寂が奏でる「透明なメロディー」を可視化したかのようです。

12/25 7:53

これは「北極の宝石」

12/25 7:54

北極の氷山を凝縮したようにも見えます。

12/25 7:54

「冬の妖精」が落としていった羽根のようです。

12/25 8:13

冬の柔らかな陽射しが、宝殊寺尾根に差し込みます。

12/25 8:22

樹間には景信山を垣間見ます。

12/25 8:27

マーキングは頻繁に出てきます。

12/25 8:43

宝殊寺尾根の出口です。

12/25 8:46

東に関東平野を一望しました。

12/25 8:46

南には相模湾が光っています。

12/25 8:47

城山の巻き道に入ると、ススキが朝の光を浴びていました。

12/25 8:48

ここでも大量の氷華が出迎えてくれました。

12/25 8:50

優美な曲線の流れは、途切れることなく滑らかです。

12/25 8:50

空を飛翔しているようです。

12/25 8:52

風がそっと撫でた痕跡のようにも見えますが、今にも壊れそうな曲線です。

12/25 8:52

12/25 9:01

城山からの富士

12/25 9:26

クリスタル感は、「凍てついた光」そのものです。

12/25 9:26

曇りのない純粋な透明感

12/25 9:27

12/25 9:34

スカイツリーも確認できました。

12/25 9:39

一丁平近くの展望地からの富士

12/25 9:42

北側の巻き道にも、氷華が咲いていました。

12/25 9:43

微細なカットが、一層の煌めきを演出します。

12/25 9:43

陰影が立体感を際立たせ、滑らかな美しさをさらに引き立てます。

12/25 10:01

繊細な糸で織られているかのようです。

12/25 10:06

12/25 10:40

高尾山の頂上からの富士は、雲がわずかに掛かっていました。

12/25 10:48

やまびこ茶屋のフェンスの中にも、氷華がありました。

12/25 11:17

3号路では紅葉が残っていました。

12/25 11:19

燃えるような華やかさとは異なり、静けさと落ち着きを湛えています。

12/25 11:22

12月という季節が描く、淡い余韻のようです。

12/25 11:38

控えめでありながらも、深い味わいを持っています。

12/25 11:52

静かな魅力でした。

撮影機器：

RICOH WG-7 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

OLTA

奥高尾を訪れ、冬の静けさの中に多くの感動と出会いました。
氷華が織りなす繊細で幻想的な光景が広がり、日差しを受けてきらめく様子はまるで宝石のようでした。
富士山の堂々とした姿に改めて感動を覚え、晴天と相まって荘厳さを際立たせていました。
3号路では紅葉の名残りを鑑賞することができ、季節の移りを静かに伝えてくれました。