平標山
- GPS
- 09:17
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
天候 | 早朝雪がちらつくも日が出てからは快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
出発前のソフトフラスク水漏れザックびしょ濡れ事件から始まり、ワカン取り付け方忘れ、コンビニでお湯貰い忘れ、ペットボトル紛失水不足とまだまだ失態に次ぐ失態の忘れがたい年末登り収め登山となった。
登山開始1分後、ワカン取り付けに難儀し大きくタイムロスに続き、昨晩に降ったらしい新雪のモフモフはワカンで向かうのはドン・キホーテのごとく無謀な挑戦だった。 今日の山行では登山者完全アウェーの登山者。しかも登山者はもれなくスノーシュー。今日は絶対にワカンじゃなかったね。だってさぁスノーシューの踏み後トレースしてるのにガッツリ踏み抜く。一回踏み抜くとそっから抜けるのに精神的ダメージと体力ゲージがぐんぐん減っていく。開始2時間でもーいやとばかりに撤退を決意。とぼとぼと戻り始めると、二人連れの登山者にすれ違いの僅かな会話で勿体ないじゃないですか~言われつつ二人の後姿を呆然と見送り暫し逡巡。
まだ時間も早いと気持ちを取り直し再チャレンジ。途中親切なスキーヤーにも励まされ何とか目的地の平標山登頂! やっぱ景色最高だった。どっちにするか寸前まで散々悩んだ赤岳を見るとガスって見える。やっぱ正解だったなとほくそ笑む。
山頂うどんの励みに登ってきたが、あまりの強風にうどんは平標山ノ家で食べる事に変更。 山頂からの荘厳な景色をもうちょっと楽しみたかったが熱々うどんを胸に小屋を目指す。
小屋泊りの登山者のトレースに助けられなんとか小屋まで来ちゃったが、そこから先の下山ルートはすっかり雪で隠されノートレースしかもここまでは先行者のトレースを踏ませてもらったが、ひとりワカンでこの深雪をラッセルで下山?!絶対無理。
とは言え、今来たルートを登り返すなんて考えただけど吐きそう。気持ちを落ち着かせ地図を広げるとコースタイムで100分。倍かかったとしても何とか日暮れ前には下山できるだろうし、ルートはダウンロードしてあるし、携帯のバッテリーも残量オッケー。とは言え今までの踏み抜きを考えると不安は拭えない。 うどんを作ってる時間は無さそうと判断。取り敢えずポッケに入れたチョコを口に放り込み心もとないがこれを下山のエネルギーとする。 持ってたスポドリが少ないのも気になっていたので、雪を溶かして取り敢えず500mmのペットボトルを満タン装備。そうこうするうちに下山者が現れた。どうやら母親と息子の親子登山者で以前にもこの先の下山ルートは歩いたことがあるそうで、踏み後が全くない事にさして動揺している様子もなく雪だるまを作るほどの余裕っぷり。このチャンスに縋るように一緒に下山して貰う事をお願いさせてもらい一安心。
スノーシューでお二人に先行してもらうが、それでも何回か激しく踏み抜き大きく遅れる事しばしば。しかも踏み抜いてもがいている時に雪を溶かして作った貴重な水を落としたみたいで、胸ポケットにペットボトルが無い。途中のどの渇きが限界に達すると雪を固めて口に入れる始末。1時間近く降りたあたりで完全に親子をロスト。その後再会出来る事もできずお礼も言えず失礼致しました。 大変心強かったです。ありがとうございました!
林道に出れば、この踏み抜き地獄も終わると思ったが状況はあまり変わらない。谷あいで次第に薄暗くなる林道を恐る恐る進み、一人立ち往生している自分のネガティブな想像を振り払いながら黙々と歩を進めるが嫌になるほど歩みが遅い。
永遠に思えた時間が終わり除雪された道まで戻ってきたときには心底ほっとした。
記録を見るとたった11km新雪の登山の怖さを思い知った山行だった。
途中で離れてしまって心配してました…待ってなくてすみませんでした( ´ー`)
無事に下山できたようで何よりです!やっぱり冬の平元新道は降りてからの林道がキツかったですね(*≧艸≦)
お疲れ山でしたー!
お陰様で無事下山出来ました!
小屋でお会いした時は神様に見えました。
充分に助けて頂きましたよ!本当にありがとうございました!
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