多摩丘陵新春展望散歩 大松山→ありがた山→小沢城址

2025年01月01日(水) [日帰り]

• GPS: 05:44
• 距離: 19.5km
• 登り: 437m
• 下り: 496m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:52
• 休憩: 0:52
• 合計: 5:44

距離 19.5km 登り 437m 下り 496m

10:01 小田急永山駅
10:39 10:44 大松山
10:50 10:53 谷戸の丘
10:56 多摩市営連光寺公園
11:11 11:14 天王森公園
11:22 11:27 稲城市みはらし緑地
11:42 若葉台公園
11:54 11:55 上谷戸親水公園
12:20 12:25 稲城駅
12:43 妙覚寺
12:56 13:10 ありがた山
13:16 妙覚寺
13:34 13:35 球場口
13:40 13:42 小沢城址(天神山)
13:57 浅間山
14:08 小沢城址入口
14:16 14:28 菅薬師堂
14:35 菅北浦緑地公園
15:21 15:22 日向山
15:37 向ヶ丘遊園駅
15:45 登戸駅

天候

快晴！　風も弱く穏やかな新春日和！
昼過ぎから時折翳る。

アクセス

利用交通機関：

電車

START……小田急多摩線及び京王相模原線、永山駅から。
GOAL……小田急小田原線及びJR南武線、登戸駅まで。

途中、京王相模原線の稲城・京王よみうりランド前を通ります。
また、大松山・連光寺界隈へは、聖蹟桜ヶ丘と永山を結ぶ路線バスがあります。菅薬師如来へもバスがあるはずです。

コース状況／危険箇所等

危険なところはありません。
ただし車に注意。
横断歩道青信号で渡っていたところ、新年早々酔っ払って見落としているのか、私に気づかず左折で突っ込んでくる車もいました (滝汗
里山といっても侮るなかれ、ふつうに高尾山よりもハードなハイキングコース多数ですので、少なくともスニーカー以上、できればトレッキングシューズの方が良いです。

写真

1/2 17:16

01. 母と二人暮らしなため、元日の朝食は簡単に。
うちのにゃんこ雪丸殿に「焼かつお」を特別サービスした後、日本酒は軽く一杯だけ。元日と2日は美食が続くため、腹ごなしも兼ねて「多摩100山」のうち多摩丘陵のピークを攻略することにしました。

1/1 9:44

02. 小田急多摩線の栗平にて、ちょこっと新春一発目撮り鉄おみくじ……その結果はデザインがつまらない3000形でハズレ w
まあ自分、くじ運悪いっすから ww
（でも年末ジャンボは3,000円が3,300円になりました ^o^)

1/2 17:40

03. というわけで、元日の午前10時前で人影が少ない小田急永山から歩き始めます。

1/1 10:09

04. 乞田川の永山橋から蛭ヶ岳を望む。
今年こそ久しぶりに蛭様に登りたいですが……体力に自信が持てず、どうなることやら。

1/1 10:15

05. 多摩市役所にて鎌倉街道上道の赤線から枝分かれするかたちにして、本日の多摩丘陵北東部ピークハント行スタート！

1/1 10:32

06. 馬引沢1丁目・聖ヶ丘1丁目の住宅街をゆるゆると登り、都立桜ヶ丘公園の一角にある大谷戸公園に到着〜。
ここは芝生の広場が広がる明るい空間です。

1/2 21:22

07. 大谷戸公園の東から、ふつうに濃いぃ目なハイキングコースを登ります。
「都立桜ヶ丘公園」と記すと、如何にもおしゃれなイメージを抱かなくもないですが、その実態は里山そのまんまの中にある迷路のようなハイキングコースの総称！

1/1 10:42

08. 大松山ピーク＝多摩聖蹟記念館に到着〜！
明治天皇が鷹狩りで何度も、山桜が多数あるこの地を訪れたからこその「聖蹟桜ヶ丘」なわけですが、ほとんどの京王利用客や鉄ヲタはこの駅名の由来を知らないことでしょう w
中には明治天皇の像が置かれ、参観は無料ですが、年始は閉館ですので外観のみです。

1/1 10:44

09. いわゆる幕末勤王の志士の像を納めた「五賢堂」。
左の石碑は人生これバリバリの儒学魂という内容 (汗

1/1 10:49

10. 桜ヶ丘公園の一帯は本当に見事な里山の森。

1/1 10:51

11. 芽吹き・新緑の頃に来れば最高でしょう。

1/1 10:52

12. 素人はヤマレコMapなどのGPSが必須なほどの迷路の森ですが (私も今回、スマホがなければ超〜迷子でした ^^;)、それだけに大都会のすぐ脇とは思えないほどの森林浴気分を味わえます。
このあと、都道137号線をユルユルと登り、標高151mの三角点に着くと……

1/1 11:05

13. 丹沢から奥多摩まで屏風のように広がる、最高に壮大な山岳パノラマ！　新春の富嶽が見えて良かった！　
手前の稜線は姫次界隈で、その手前の低い位置に見えているのは宮ヶ瀬の南山です。

1/2 23:18

14. (上) 南高尾の峰々の奥に三ッ峠山・本社ヶ丸界隈！
中間に見えているのは倉岳山。
(下) 高尾山・小仏城山・景信山ゴールデンエリア！

1/2 23:42

15. (上) 陣馬山界隈の奥に小金沢〜大菩薩界隈！
(下) 奥多摩三山！　中央の奥は国師ヶ岳！

1/1 11:17

16. 天王森の八坂神社。
ここに、「相模野基線」に関わる栄えある一等三角点「連光寺」があります！ (画面左奥)

ここは以前来たことがあります。その際に都立桜ヶ丘公園をスルーしてしまったのが痛いですが、それを挽回するために今回こうして訪れ、絶景パノラマを眺めていますので 、まぁ結果オーライでしょう w

1/1 11:20

17. 丹沢の眺めは、天王森からちょっと南の陸橋からがベストです☆

1/1 11:23

18. 「多摩よこやまの道」の稜線に入り、秋の忘れ形見を眺めます。

1/1 11:26

19. 連光寺給水所のすぐ東にあるみはらし台にて小休止。
ここは西の眺めは×ですが、都心方面や川崎方面が良く見えます。今日はスカイツリーも東京タワーもバッチリで最高！

1/1 11:31

20. 青空に映える巨大電波塔☆
このあと若葉台の住宅街を下って若葉台公園に向かいます。

1/1 11:42

21. 若葉台公園は桜が多数植えられ、春は見事だな……ということを確認しつつ、三沢川支流源頭部を造成した巨大スロープを下って行きます。

1/1 11:45

22. ここにも秋の忘れ形見。

1/1 11:46

23. 三沢川支流源頭の池。滾々と水が湧いています。

1/1 11:49

24. 奥の斜面を階段で下って来ました。

1/1 11:52

25. のどかな谷戸の風景が残されています。

1/1 11:54

26. 見事な屋敷門もあります。

1/1 12:04

27. 昔ながらの谷戸の寺という風情が残る宝蔵院。

1/1 12:07

28. 京王相模原線の線路が近づき、かなりきつい勾配を駆け下る都営新宿線の電車をパチリ。

1/2 17:43

29. 稲城駅前のファミマにてアイス最中を購入し簡単な昼食 w

1/2 17:53

30. 稲城駅からは住宅街を1.5kmほどトコトコ進み、京王よみうりランド前駅の西にあるガードをくぐると、小田急バスの免許維持路線のバス停があります w
6月の日曜日のみ運転って何やねん ww
このすぐ南、妙覚寺の脇から、ありがた山への登りが始まります。

1/1 12:46

31. 青空に枯れススキ。
大規模墓地造成中につき、道が切り替わったりしていますが、順路として示された通りに進めば問題ないです。

1/1 12:57

32. 上へ行くほど石仏が所狭しと並んだ凄い光景となり、ありがた山に登頂です！

1/1 13:00

33. 山頂西側・北西側の展望が素晴らしい！
左から御前山・飛龍山・大岳山・雲取山！

1/1 13:09

34. 奥多摩東部〜奥武蔵西部〜武甲山が連なる大パノラマの中を、京王線の電車が駆け抜けます！

1/1 13:13

35. 新宿副都心とスカイツリーを遠望！

1/1 13:14

36. 下る途中でやって来た京王8000系。
スロープを駆け下っている感がたっぷり w

1/1 13:15

37. さてお次は、よみうりランドのスカイシャトル（ゴンドラ）が通っているあの斜面へと向かいましょう！

1/1 13:22

38. 京王よみうりランド駅。
電車から外国人観光客が大勢降りて来たのには超ビックリ！
そういえばどこかで、よみうりランドのイルミネーションが超人気とかいう話題を目にしたのを思い出しました……(リア充度ゼロぼっち人生のため、自分が行こうという認識にはならず w)。

1/1 13:26

39. 京王線の駅とよみうりランドを結ぶスカイシャトル、なかなかどうして、完璧に本格的じゃないですか！
ここは以前「動く歩道」だったものですが、90年代末から今のゴンドラとなったということで……。
子供の頃、親に連れられて何度かよみうりランドを訪れたとはいっても、小田急沿線民につき、京王側とのアクセスは気にしたこともなかったですので、こんな急勾配なのか！ということは、実際に歩いてみて初めて理解しました w

1/1 13:29

40. 上へ行くほど眼下には絶景！
そして、ゴンドラのすぐ下に並行する階段は地獄！ w

1/3 10:56

41. 階段がやっとこさ終わると、目の前には
「巨人への道」by 長嶋茂雄！
そして283段制覇乙！の表示 w
いや〜スポ根そのものな階段でございました！！

1/3 11:12

42. 大洋ホエールズが川崎から横浜に移ったときから一貫して横浜を贔屓にしておりますもので、ジャイアンツ球場には興味なく (とゆーか巨人は権威主義的なので好かんです。巨人ファンだった親への反抗心も ^^;)、小沢城址への入口へ。
突き当たりの門の左側に入り、すぐ左折します。

1/1 13:41

43. しばらくハイキングコースを進むと、明るい森の中の別天地・小沢城址 (天神山) に到着！
のんびりするのも良さげな雰囲気です！

1/1 13:44

44. 小沢城址の最高点はこちらのミニ富士塚。

1/3 11:23

45. 竹が生い茂る中に、「ここにも武士の館があったのかも」と思わせる空間が広がる中を進んで行くと、浅間山のピークに到着！

1/1 13:57

46. ここも大絶景！
新宿副都心＆スカイツリーを望む。
多摩川が目の前に (？) 近づいて来ました！

1/1 13:58

47. 日比谷〜虎の門〜麻布〜六本木あたりに林立するビル街と東京タワー。
二ヶ領用水の取水堰も見えます。

1/1 13:56

48. 都心を目指す京王7000系とともに大パノラマをキレイに撮れてメッチャ嬉しい！！

1/1 14:04

49. しばし、晩秋の雰囲気が残る森をめぐります。

1/1 14:04

50. 辛うじて残る紅葉もキレイですが、新緑は絶対にもっとキレイですよこれ！

1/1 14:17

51. 一旦下りきったあと、しばし菅仙谷・菅北浦地区の住宅街を進み、菅北浦緑地の竹林を登ります。

1/1 14:21

52. 菅北浦緑地の小ピークに登頂〜。
展望はないですが、住宅街に囲まれた貴重な里山の眺めであることが、背後にうっすら写る街並みからお分かり頂けるかと……。

1/3 11:58

53. 別の道を下るといきなり菅薬師堂の本堂前に出ました。

眼に良い薬師如来として地元の篤い信仰を集めているとのことで、次から次へとやって来る初詣客に甘酒が振る舞われていましたので、私も堂内に上がって参拝した後、ほっと一息。ありがたや……♪　ラストスパートする気力が湧いて来ました。
このあと、菅北浦緑地の東半分を抜け、菅馬場3丁目の住宅街を過ぎると、寺尾台への登りとなります。

1/1 14:44

54. 寺尾台への登りは見事な竹林。(来し方を振り返る）
このあと、如何にも昭和な雰囲気が残る寺尾台団地を抜けます。

1/1 14:51

55. 次に残るピーク・生田寒谷緑地の初音山が真正面に迫ってきました。
いい加減、谷戸ごとの上がったり下がったりが面倒臭い w

1/1 15:00

56. 初音山のピークはまぁありふれた里山そのものですが、ここのすぐ北西側にある生田配水池の展望台が凄い！

1/3 12:16

57. 暗い雲で手前が翳る中、斜光線に照らされた都心部の眺めが圧巻！
寝正月の腹ごなしのために、地元民の皆様が三々五々登ってきて、この眺めを楽しんでいました。
恐らく、早いもので5年前となったステイホーム期間中に、皆さん近所を散歩しまくって地元の魅力に気付いたのでしょうか？
ここからまた下って登り、生田8丁目北の稜線を進みます。

1/3 13:14

58. 南側に明治大生田キャンパス・理工学部の建物を望みつつ、最後のピーク・東生田緑地の日向山へとゆるゆる登ります。
山頂の眺めはないため通過〜(ここも新緑が最高のはず)。

1/1 15:27

59. 浄水場通を跨ぐ歩道橋から、府中あたりの街並み、そして武甲山を望む。

1/1 15:30

60. 最後に見事な竹林の中を下って行き、多摩警察署前の交差点に出ます。

1/3 13:47

61. 小田急線開業時の駅舎が残る向ヶ丘遊園駅に到着〜。
そして、駅東側の踏切にて、枡形山方面との赤線とドッキング！

1/1 15:50

62. 登戸15時47分の快速急行藤沢行きに乗りたい！と思い (乗れなければ帰宅は20分遅れ -_-;)、最後は登戸駅まで500mほどダッシュ！
列車が少々遅れていたこともあって無事セーフ！
新宿行きの発車を撮ってシメとしました。
小田急登戸駅の駅名板はドラえもん仕様です w

1/2 20:39

63. 帰宅すると姉一家・弟夫婦が来ており、トロットロなマグロとプリップリなタコで乾杯！

64. うちのにゃんこ雪丸殿。
「今年も下僕のマニアックなレコをお楽しみ頂ければ幸いですニャ☆」

撮影機器：

Canon EOS R7 Canon

iPhone 15 Apple

感想

ゆきまる@bobandou

皆様あけましておめでとうございます m(_ _)m
年末の多忙による運動不足、そして年末年始の飲食立て続き問題を緩和するため、近場で新年ヤマレコ活動初めをしようと思いまして、山リスト「多摩100山」にエントリーされている多摩丘陵のピーク3座をつなぐ里山ハイクをして参りました。

このエリアは一見すると、小田急線・京王線周辺のすっかり都市化された地域となっていますが、ところどころ里山的景観が保存され、芽吹き〜新緑の頃は車窓を眺めていても絶品です。しかしなかなかどうして、冬枯れの森もなかなか悪くないですし、むしろ空気が圧倒的に澄んでいて山岳大パノラマを満喫出来るという意味で、年始に歩いて良かった！と思った次第です。

運動不足な中でのアップダウン続きで、結構疲れたのも確かですが、まぁ所期の通りに腹ごなしは出来ましたので良しとします w
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました。本年も宜しくお願い申し上げます！