真の冬季燕岳を体験出来た年越し燕山荘

2024年12月30日(月) ~ 2025年01月02日(木)

• GPS: 15:18
• 距離: 38.7km
• 登り: 2,859m
• 下り: 2,864m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:19
• 休憩: 0:02
• 合計: 3:21

距離 12.4km 登り 969m 下り 283m

8:57 宮城ゲート
9:24 有明山表参道登山口入口
10:19 10:20 観音峠
11:05 中房第五発電所
11:59 12:00 有明荘
12:14 中房温泉バス停
12:18 中房温泉

2日目

• 山行: 3:36
• 休憩: 1:03
• 合計: 4:39

距離 5.2km 登り 1,299m 下り 53m

7:02 中房温泉
7:05 中房温泉登山口
7:42 7:47 第１ベンチ
8:03 8:17 第２ベンチ
8:50 8:55 第３ベンチ
9:19 9:26 富士見ベンチ
9:54 10:25 合戦小屋
10:42 10:43 合戦山
11:41 燕山荘

3日目

• 山行: 1:13
• 休憩: 1:58
• 合計: 3:11

距離 4.3km 登り 228m 下り 231m

8:01 燕山荘
8:05 いるか岩
8:20 8:21 めがね岩
8:23 8:35 燕岳
8:45 10:12 北燕岳
10:31 10:44 燕岳
10:47 10:49 めがね岩
11:06 11:09 いるか岩
11:12 燕山荘

4日目

• 山行: 3:39
• 休憩: 0:42
• 合計: 4:21

距離 16.8km 登り 363m 下り 2,298m

6:55 燕山荘
7:20 合戦山
7:28 7:34 合戦小屋
7:46 7:47 富士見ベンチ
7:57 第３ベンチ
8:11 8:22 第２ベンチ
8:32 第１ベンチ
8:49 8:50 中房温泉登山口
8:51 9:14 中房温泉
9:24 有明荘
10:00 中房第五発電所
10:24 観音峠
10:58 有明山表参道登山口入口
11:16 宮城ゲート
11:16 ゴール地点

天候

1日目 12/30：快晴
2日目 12/31：吹雪 中房温泉から雪で森林限界より上は爆風
3日目 01/01：午前中は快晴 午後から雲が増えて夕方には雪
4日目 01/02：朝から吹雪 麓は晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

穂高駅と宮城ゲートの間はタクシーを利用。
4千数百円程度。

下山時は中房温泉から電話をして大まかな下山予定時刻を伝えれば良いです。
前年の経験を元に約2時間後を指定しました。

コース状況／危険箇所等

歩いた時の積雪状況

■宮城ゲート〜中房温泉
1年前と異なり最初から雪道。
チェーンスパイクを装着すると歩きやすい状態でした。

■中房温泉〜合戦小屋
1年前より雪が多い。
最初からアイゼンを装着して歩きました。

■合戦小屋〜燕山荘
合戦小屋から尾根に上がると爆風で足跡はすぐに消える。
足跡は消えるけど踏み固められた場所はあります。
ストックやピッケルで足を置く前に調べてから進むと踏み抜かずに歩ける。
登りの時は目印の旗の右側が踏み固められてます。（下山時は左側）

■燕山荘〜燕岳
アイゼン装着で歩いたけど新雪が多い状態だったので無くても良かったかも。
ピッケルは不要。

■燕岳〜北燕岳
自分以外に歩く人はいなかった。
燕岳までと同様にアイゼン等は無くても良い。
山頂へ行くには私は危ないと感じたので少し登るだけにしました。

その他周辺情報

中房温泉
https://nakabusa.com/
日本秘湯を守る会から予約をするとチェックイン時間は14時からですが、午前中から入れます。
日程変更は電話で可能です。

穂高神社
http://www.hotakajinja.com/

穂高駅前の安曇野ブルワリー
https://azumino-brewery.com/

松本駅近くにある松本つなぐ横丁
https://matsumoto-yokocho.jp/

写真

12/30 8:47

宮城ゲート。去年とは違って雪がある。

12/30 9:18

歩き始めるとすぐに真っ白な山の姿が見えてくる。たぶん燕岳〜大天井岳の間のどこか。

12/30 9:19

この日、上にいると最高だろうなと思いながら見てました。

12/30 9:19

有明山方面。前日に雪が降ったのか目の前の木々も白い。

12/30 9:23

少し撮影位置を変えて真っ白な稜線を眺める。

12/30 9:23

翌日は天気が悪い予報だったので、ここで長い時間眺めてました。

12/30 10:12

有明山方面。真っ白で良い。

12/30 10:22

観音峠。

12/30 10:36

観音峠を過ぎると再び真っ白な山の姿が見えた。

12/30 10:42

良い景色。今年は林道歩きも楽しい。

12/30 10:57

ここは林道歩きの中で一番好きな所かも。

12/30 11:04

発電所。ここからも真っ白な山の姿が見える。

12/30 11:34

発電所の先はより白さが増す。

12/30 11:48

真っ白。

12/30 12:01

有明荘。

12/30 12:15

中房登山口に到着。

12/30 12:18

この日の宿。中房温泉に到着。

12/30 14:16

標高1400m以上の所にある温泉。

12/30 17:01

夕食時には山小屋限定のクラフトビールを飲みました。

12/30 17:02

中房温泉の夕食。

12/31 6:06

中房温泉の朝食。

12/31 7:41

第一ベンチに到着。

12/31 7:41

一年前より明らかに雪が多い。今年は登山口からアイゼン装着で歩きました。

12/31 8:09

第二ベンチに到着。一年前はベンチが見えていたけど今年は完全に雪の中。

12/31 8:46

第三ベンチに到着。ほぼ埋まっている状態。

12/31 9:52

合戦小屋に到着。富士見ベンチに気が付かずに来てしまった。

12/31 10:41

合戦小屋からの急登を登って合戦山に到着。

12/31 10:41

この辺にベンチがあるはず。

12/31 11:44

一時間くらい歩いて燕山荘に到着。西側に開けた場所は爆風でした。

12/31 12:15

チェックインして昼食。今年もチキンインドカレーを食べました。

12/31 12:25

数量限定の日替わりケーキがあると聞いたのでケーキも頂きました。

12/31 14:33

麓から担ぎ上げたお酒。安曇野の地酒とBACCAさんのクラフトビール。合計で2kgくらいになるので重かった。

12/31 16:16

燕山荘の玄関。一年の締め括りは燕岳で。

12/31 17:01

燕山荘の夕食。大晦日なのでお酒が振る舞われました。年越しそばも美味しかったです。

12/31 18:11

夕食時には燕山荘の大ボス、赤沼さんのお話とホルン。

12/31 18:34

今年はチェックイン時に水とチョコレートを頂きました。袋には手書きのメッセージとイラスト。スタッフさんに感謝。

12/31 19:19

大晦日は赤沼さんからスタッフさんの紹介があります。この時紹介されていたのは大天荘のさかきさん。

1/1 5:56

元旦。穏やかな一年を。

1/1 6:03

燕山荘の朝食。元旦なので特別メニューです。みかんは冷凍みかんになってました。

1/1 6:36

朝食後に外に出るとこの景色。

1/1 6:36

今年も美しい燕岳を見れて満足です。

1/1 6:39

槍ヶ岳方面。とても美しい景色ですが、西側に開けた場所は強風で寒かった。

1/1 6:40

表銀座縦走路と槍ヶ岳。

1/1 6:40

槍ヶ岳と穂高連峰、大天井岳。降雪直後は槍ヶ岳の穂先まで白いので良い。

1/1 6:51

再び燕山荘の正面に戻って燕岳。ビーナスベルトが出現する時間で美しい。

1/1 6:51

燕山荘前で初日の出を待つ人達を撮影してみた。

1/1 6:56

雪庇の辺りにも人が集まりだす。

1/1 6:57

2025年の初日の出。

1/1 6:57

初日の出と富士山。一年前は地吹雪の中の日の出だったので、今年は富士山も見れて良かったです。

1/1 6:58

朝日を浴び始める燕岳。

1/1 6:59

有明山。

1/1 7:00

数分で色が変化する。朝焼けの燕岳が最高。

1/1 7:01

槍ヶ岳も朝日を浴びて美しい。

1/1 7:01

槍ヶ岳をズームして撮影。槍ヶ岳から南岳方面の稜線は風がより強そう。

1/1 7:02

朝焼けのピーク。やはり燕岳は美しい。

1/1 7:02

鷲羽岳や水晶岳方面。早朝は雲がかかっていた。

1/1 7:05

富士山と八ヶ岳、南アルプス。向こう側も最高の元旦を迎えてそう。

1/1 7:05

初日の出を見る人が去った後。

1/1 8:01

青空と真っ白な燕岳が美しい。

1/1 8:01

降雪直後しか見れない景色。

1/1 8:14

西風が強い状態が続いていたので槍ヶ岳方面は風雪で少し霞む。

1/1 8:14

槍ヶ岳と大天井岳。

1/1 8:14

槍ヶ岳と双六岳方面。

1/1 8:29

燕岳山頂から眺める槍ヶ岳、穂高連峰と大天井岳、常念岳。

1/1 8:30

大天井岳と常念岳。

1/1 8:30

燕岳の山頂。

1/1 8:31

北燕岳方面。

1/1 8:31

北燕岳と立山。

1/1 8:32

槍ヶ岳から鷲羽岳。

1/1 8:32

鷲羽岳、水晶岳方面は真っ白な壁。

1/1 8:32

北側ほど山頂付近に雲がかかっていた。

1/1 8:32

鷲羽岳と水晶岳。

1/1 8:32

野口五郎岳。

1/1 8:32

烏帽子岳、立山、剱岳はギリギリ見えていた。

1/1 8:33

北燕岳と立山、剱岳。

1/1 8:33

槍ヶ岳と穂高連峰。

1/1 8:33

槍ヶ岳。

1/1 8:39

北燕岳。こちら側は誰も歩いてないので、雪がより綺麗に見える。

1/1 8:39

燕岳を振り返る。風が強いので雪が舞っている。

1/1 8:49

担ぎ上げたビールと燕岳。

1/1 8:50

担ぎ上げたビールと槍ヶ岳と大天井岳。この景色を眺めながら飲むビールは最高でした。

1/1 8:51

太陽と燕岳。

1/1 8:51

北燕岳に来ると燕岳と槍ヶ岳を一望出来るのが良い。

1/1 8:51

燕岳。

1/1 8:52

槍ヶ岳と大天井岳。

1/1 8:52

美し過ぎて眺めては撮影をしてしまう景色でした。

1/1 8:52

燕岳と有明山。

1/1 8:52

槍ヶ岳から鷲羽岳。

1/1 8:53

槍ヶ岳と穂高連峰、大天井岳。

1/1 8:53

燕岳と大天井岳。

1/1 8:53

槍ヶ岳と穂高連峰。

1/1 8:53

槍ヶ岳と笠ヶ岳。

1/1 8:54

槍ヶ岳。

1/1 8:54

笠ヶ岳。

1/1 8:54

北燕岳の山頂。目の前の雪は私が少し掘りました。

1/1 9:10

樹氷と槍ヶ岳。

1/1 9:10

北燕岳から眺める燕岳と槍ヶ岳。

1/1 9:11

燕岳と富士山、八ヶ岳、南アルプス。

1/1 9:11

燕岳。

1/1 9:11

槍ヶ岳と穂高連峰、大天井岳。

1/1 9:11

北燕岳の樹氷。

1/1 9:12

燕岳と大天井岳。

1/1 9:55

少しだけ掘った所。ここは風を防げるので最高の場所でした。

1/1 9:56

時間の変化で色や影の付き方が変化するのが眺めていて楽しい。

1/1 9:56

槍ヶ岳と穂高連峰、大天井岳。

1/1 9:56

燕岳と大天井岳。

1/1 10:17

シュカブラと燕岳。

1/1 10:40

燕岳に戻って北燕岳を振り返る。

1/1 10:40

蓮華岳と爺ヶ岳辺りが少し見えた。

1/1 10:40

北燕岳と蓮華岳。

1/1 10:41

北燕岳と三ッ岳。

1/1 10:41

水晶岳と野口五郎岳方面。

1/1 10:41

双六岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳。

1/1 10:41

槍ヶ岳から鷲羽岳。

1/1 10:42

燕山荘から大天井岳、槍ヶ岳。風が強いので谷は地吹雪状態。

1/1 10:42

槍ヶ岳と笠ヶ岳。

1/1 10:42

槍ヶ岳と大天井岳。

1/1 10:42

鷲羽岳と水晶岳。

1/1 10:42

野口五郎岳と三ッ岳。

1/1 10:42

真っ白な鷲羽岳と水晶岳。

1/1 10:42

水晶岳。

1/1 10:42

鷲羽岳とワリモ岳。

1/1 10:49

めがね岩。

1/1 10:54

めがね岩の辺りで燕岳を振り返る。

1/1 10:54

青空と燕岳。

1/1 10:54

燕山荘から大天井岳、常念岳。

1/1 10:54

大天井岳と槍ヶ岳。

1/1 10:55

槍ヶ岳。

1/1 10:55

槍ヶ岳と笠ヶ岳、双六岳方面。西側から山頂付近が雲に覆われ始める。

1/1 10:55

鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳。この辺はまだ山頂が見えていた。

1/1 10:59

槍ヶ岳方面も奥の方から雲が。

1/1 10:59

燕山荘や大天井岳の辺りはまだまだ綺麗に見えている。

1/1 11:07

イルカ岩と槍ヶ岳。

1/1 11:08

イルカ岩と鷲羽岳方面。

1/1 11:09

イルカ岩と槍ヶ岳、大天井岳。

1/1 11:09

イルカ岩と槍ヶ岳。

1/1 11:14

燕山荘。

1/1 11:14

燕山荘前から燕岳。北の方の雲が増えてきていた。

1/1 11:14

燕岳と三ッ岳方面。

1/1 11:15

槍ヶ岳と笠ヶ岳方面。

1/1 11:15

槍ヶ岳。

1/1 11:15

双六岳方面は山頂付近の雲が増え始める。

1/1 11:15

鷲羽岳や水晶岳はもう分からない状態。

1/1 11:15

野口五郎岳辺りはまだ見えていた。

1/1 11:15

燕岳は綺麗に見えている。

1/1 11:15

白くない場所は風の直撃を受ける所。

1/1 11:16

燕山荘の冬季登山ツアーの方々が山頂を目指して歩いている。

1/1 11:51

昼食はビーフカレーを頂きました。

1/1 14:04

14時頃から餅つき。

1/1 14:05

赤沼さんは大きいので迫力がある。

1/1 14:07

極寒の中、返し手役の人は素手です。

1/1 14:14

つきたてのお餅。美味しかったです。

1/1 14:26

餅つき2回目は室内で。

1/1 17:02

燕山荘2泊目の夕食。

1/1 20:25

書き初め。

1/2 6:13

燕山荘2泊目の朝食。

1/2 6:54

2日は朝から吹雪。大晦日ほどではないけど風も強かったです。

1/2 8:49

サクッと下山。

1/2 8:51

中房温泉で預けた荷物を回収。

1/2 11:00

稜線上は晴れたりガスったりという状態だったのだろうか。

1/2 11:01

出発時は吹雪いていたので麓から見れて嬉しい。

1/2 11:01

30日に歩いた時より木々の雪は少なくなっていた。

1/2 11:16

宮城ゲートに到着。

1/2 11:54

穂高駅へ移動して安曇野ブルワリーへ。

1/2 13:23

穂高駅ホームからの眺め。

1/2 17:31

松本駅へ移動した後は日本酒で〆。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

Galaxy A55 5G samsung

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン チェーンスパイク 行動食 飲料 レジャーシート ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 ゴーグル タオル ストック カメラ ピッケル ワカン バラクラバ インナーシーツ 枕カバー 水筒（保温性）

感想

sola

一年前が楽しかったので今年も燕山荘での年越し。

■12/30
宮城ゲートから中房温泉へ。
冬靴はザックに入れてローカットの靴で歩きました。

昼頃に到着した後は温泉に何度も入ったりお酒を飲んだりして過ごしていました。

■12/31
朝から雪。
積雪量は一年前よりも確実に多く、富士見ベンチの道標に気が付かないほど。

合戦小屋でフリース等を着込んで防寒対策をしてから合戦尾根へ。
合戦山まで登ると強風（吹雪）で足跡は全く見えない状態。
何度か耐風姿勢を取ることがありました。

天候の悪い日は燕山荘の裏口から入れるけど、あえて表玄関へ。
西側に開けた場所は爆風で凄かったです。

燕山荘では一年前に話をした方と再会。
22時頃までお酒を飲んだりして楽しい大晦日となりました。

■01/01
早朝から快晴。
とても綺麗な初日の出を楽しんだ後は燕岳の山頂へ。

前日の吹雪のおかげで北アルプスの峰々はより白くなり、素晴らしい景色を堪能出来ました。
その後は北燕岳へ。

北燕岳の山頂までは危険を感じたので登頂せず。
少し登った所で雪を掘って風を防げる場所を作り、快適な空間で担ぎ上げたビールを飲みながら過ごしてました。

この日は14時過ぎから餅つき。
今年もつきたての餅はとても美味しかった。

■01/02
朝から吹雪だったので明るくなるのを待ってすぐに下山。
風の強さは31日と比べると大したことはなかったので楽々。

下山後は安曇野ブルワリーで美味しいビールと食事を頂きました。

今年も燕山荘での年越しは最高。
去年と違うのは厳しい条件の中で登ったこと。
厳しかったけど真の冬季燕岳を体験出来ました。