安達太良山
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- GPS
- 06:20
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 783m
- 下り
- 775m
コースタイム
天候 | 晴(薄曇り) 山頂付近はガス(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
04:23自宅(東京都稲城市)発 08:32あだたら高原スキー場駐車場着(途中2回トイレ・仮眠休憩) 帰り 15:12あだたら高原スキー場駐車場発 21:05自宅(東京都稲城市)着(途中1回トイレ休憩)〜圏央道通行止めの為仕方なく都内通過ルートを選択、新宿付近の渋滞で疲れました〜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は無し |
その他周辺情報 | くろがね小屋の日帰り温泉(入湯料410円) 偶々同行させてもらったSさんの無料券で入らせて頂きました。 別途、冬期暖房協力費として一人210円かかります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
○奥岳登山口から「安達太良山」に登ってきました。
山頂付近で風が強かった以外は危険個所もなく、子供でも安心なハイキングコースでした。
○観望
登り出しの時は青空も見えたので期待して登ったのですが、生憎の天気で終始しました。特に山頂付近は風が強く、一面雲に覆われていたため四囲の観望は全く駄目でした。逆に登山客が少なく静かな歩きを楽しめたのが良かったです。ある意味期待どおりでした。
千恵子抄にある安達太良山の青空は、下山後のあだたらSAから見ることが出来ました。
○くろがね小屋の温泉
今まで沢山の温泉のお湯に浸かってきましたが、この小屋の温泉は最高級の泉質だと思います。熱め、白く濁って湯花が舞っているお湯です。入湯後は程よい硫黄臭が体に纏わりつき、いつまでも消えません。体の芯まで温めてくれ、そして保温してくれました。温泉好きにはたまらない素晴らしいお湯です。
○高村光太郎作「千恵子抄」の中の安達太良山
●樹下(じゅか)の二人
あれが阿多多羅山(あたたらやま)
あの光るのが阿武隈川(あぶくまがわ)
こうやって言葉すくなに坐っていると、
うっとりねむるような頭の中に、
ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡ります。
この大きな冬の始めの野山の中に、
あなたと二人静かに燃えて手を組んでいるよろこびを、
下を見ているあの白い雲にかくすのは止しませう。
あなたは不思議な仙丹(せんたん)を魂の壺にくゆらせて、
ああ、何といふ幽妙(ゆうみょう)な愛の海底(ぞこ)に人を
誘ふことか、
ふたり一緒に歩いた十年の季節の展望は、
ただあなたの中に女人の無限を見せるばかり。
無限の境に烟(けぶ)るものこそ、
こんなにも情意に悩む私を清めてくれ、
こんなにも苦渋を身に負ふ私に爽かな若さの泉を
注いでくれる、
むしろ魔物のように捉えがたい
妙に変幻するものですね。
あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
ここはあなたの生れたふるさと、
あの小さな白壁の点々があなたのうちの酒蔵。
それでは足をのびのびと投げ出して、
このがらんと晴れ渡った北国の木の香に満ちた
空気を吸おう。
あなたそのものの様な此のひんやりと快い、
すんなりと弾力ある雰囲気に肌を洗はう。
私は又あした遠く去る、
あの無頼の都(東京)、混沌たる愛憎の渦の中へ、
私の恐れる、しかも執着深いあの人間喜劇のただ中へ。
ここはあなたの生れたふるさと、
この不思議な別箇の肉身を生んだ天地。
まだ松風が吹いています。
もう一度この冬のはじめの物寂しいパノラマの地理を
教へて下さい。
あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
●あどけない話
智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間(あいだ)に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である。
○山バッヂ
くろがね小屋とロープウェイ山麓駅二階の売店で其々購入できました。
○Sさんに感謝
途中から一緒に歩いてもらったSさんと会話を楽しみながら歩きました。
今日の山頂付近は強風なので尾根道(牛ノ背や馬ノ背)を避け、くろがね小屋の温泉を堪能することを選択したのもSさんのアドバイスです。昼食の時間もとても楽しかったです。
本当にありがとうございました。
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