都津路山とその存在 (正丸駅〜西吾野駅)
- GPS
- 05:56
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 895m
- 下り
- 953m
コースタイム
天候 | 終日曇天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ツツジ山へ向かうルートはコースの所々に道標か設置されていますが、なぜか必要と感じるところにはありませんでした。 取り付き点、それから三田久保峠の先の林道と交差するところでちょっと迷いました。 三田久保峠からは尾根を外すことなくほぼ真北に進めばツツジ山に辿りつくことができます。 |
写真
感想
今回目指すのは奥武蔵の都津路山です。
一般的にはツツジ山と表記してますね。
私の持っている「昭文社・山と高原地図22奥武蔵2010年版」でもカタカナで表記されています。
そしてそこに通じる道は破線となっているのです。
ちょっと不安がありますが、とにかく行ってみることにします。
正丸駅から国道に沿って歩き取り付き点を目指します。
しかしよくわからないんですよね。
地図を頼りに探してみるんですが私の持っている「昭文社・山と高原地図22奥武蔵2010年版」には(結果的に取り付き点に通じる)林道・北川正丸線が載っていないのです。
しかし、どうみてもこの林道・北川正丸線を進むしか選択肢がなかったのでとりあえず進んでみると、あるじゃないですが登山口。
登山口を示す小さな道標を見つけてひと安心です。
登山口からひと登りすると三田久保峠です。
立派な道標が建っていますが目指すツツジ山を示すものはありません。
けれども地図をみると北に進めばよいことがすぐわかります。
しばらく進むと三つ又に分かれている林道らしき道に出てしまいました。
ここには道標がありません。
迷ったあげく一番登山道らしい幅の狭い道を進むことにします。
この道はすぐに斜面にぶつかってしまいました。
この先に登山道が続いているのかいないのか、よくわからいまま強引に斜面を登ることにしました。
とにかく北に進めばいいのですから。
斜面を登ってみるとアンテナが建っていました。
アンテナの前には林道が走っています。
先ほどの三つ又で左の道を進めば素直にここに辿り着けたのでしょうか?
結果オーライ的にこのアンテナまで辿り着いたのですが、この先道に迷うなところはありませんでした。
所々落ち葉が積もっていて一部わかりにくいところもありましたが、基本的に登山道は明瞭でした。
ただこの先地味な急登が延々と続くこととなります。
そんなこんなで小ツツジ山に辿りつきました。
ここで本日初めてハイカーと出会うのでした。
小ツツジ山から急斜面をひと登りするとそこは「小都津路山」でした
「?」
「あれ、小ツツジ山さっき通ったはずじゃん」
、と訝しんでいると道標の下に手書きで「ここがホントのツツジ山」と書いてあるではありませんか!
念のため、私が持っている「昭文社・山と高原地図アプリ22奥武蔵2013年版」で確認してみると、確かにGPSは「ツツジ山」を示しているのでした。
ちょっと、「やられた感」がありますが本日の目的は達成されたのでした。
しかし山頂名が間違っている標識ってどうなんでしょうね。
設置した人はこのことを知っているのでしょうか?
あるいはその根拠となる他の資料か何かがあるのでしょうか?
あるいは私の持っている「昭文社・山と高原地図22奥武蔵2010年版」や「昭文社・山と高原地図アプリ22奥武蔵2013年版」が間違っているのでしょうか。
この辺りのことを関係者の皆さんに聞いてみたいと思ってみたりもしますが、たぶん聞くことはないと思います。
それから「ツツジ山」と書かれた立派な標識がある横見山にいってみましたが、この事実を環境省や埼玉県は把握しているのでしょうか?
あるいはその根拠となる他の資料か何かがあるのでしょうか?
あるいは私の持っている「昭文社・山と高原地図22奥武蔵2010年版」や「昭文社・山と高原地図アプリ22奥武蔵2013年版」が間違っているのでしょうか。
改めて私が持っている「昭文社・山と高原地図22奥武蔵2010年版」をよく見ると山の名前は書いてなく「ツツジ山の標識あり」とだけ書いてあります。
そして私が持っている「昭文社・山と高原地図アプリ22奥武蔵2013年版」には「ツツジ山の標識あり」の注意書きはなく「横見山(二子山)」となっています。
この辺りのことを環境省や埼玉県の皆さんに聞いてみたいと思ってみたりもしますが、たぶんこちらも聞くことはないと思います。
「ツツジ山」の立派な標識を前にしてそんな思いを巡らすのでした。
そのあと近くまで来たついでに刈場坂峠に寄ってみました。
こちらも「刈」と「苅」の二種類の表記があっていい加減というか大らかというか、そんな感じがします。
とにかく奥武蔵らしい「地味」な山でした。
そしてどんより曇った天気が一層地味さを引き立てているようでした。
奥武蔵の懐の深さを感じます。
やっぱり山歩きは楽しいですね。
久しぶりに充実した1日でした。
山の神様に感謝です。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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アプリ使っているんですね、便利ですよね。
でも登山道の道標の間違いも味がありますよね、
遭難にならない程度なら。(^^ゞ
どーもです
使えるものは使いましょう
でも、地図とコンパスも忘れずに(^_^)/
ninotsugiさん、こんばんは
レコを拝見するのが、すっかり遅くなりました
ツツジ山がどこなのか、いろいろな人にいろいろなこだわりがあるようです。
私は、どこでもいいのですが
刈と苅ですが、私の推測では、本来は「苅」だったのが、苅は常用漢字外であることから、異体字かつ常用漢字の「刈」に置き換えられたのではないだろうか、と思うのですが、どうでしょうか?
ちなみに、奥武蔵のナゾをもう1つ。
旧名栗村の有間山、有間ダムのいずれも「有間」なのですが、林道の名前だけ、何故か「有馬林道」なんです。
この「間」と「馬」の違いのことを、旧名栗村出身の知人に聞いてみたことがあるのですが、
「へぇ〜、そうなんだ...そんなこと、気にしたことない」
と言われました
それ以来、私も気にするのをやめました
hirohisaさん、
ありがとうございます(^_^)/
いつも色々教えて下さいまして、本当にありがとうございます。
やっぱり奥武蔵といえは「hirohisaさん」ですよ!
ツツジ山をはじめとする奥武蔵の数々ナゾを未来に語りついでいきたいですね!
寒さ厳しき折りから、お風邪など召されませねよう、くれぐれもご自愛ください。
また復帰されることをお待ちしております。
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