守門岳(網張山)中退
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 479m
- 下り
- 466m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所は有りません |
その他周辺情報 | 吉ケ平に山小屋、キャンプ場あり |
写真
感想
登山を再開して単独行ばかりが続いたが、今日は神さんとGさん同行で守門岳の網張山を目指す。西鎌尾根をテン泊で縦走し、羽黒山から肘折温泉まで小屋泊りで縦走したことも有るメンバーである。しかし、最近は殆ど山には行っていないので二人とも完登の自信は無いようである。私は、新たに道が整備されたというので行ってみたいのだ。網張山には残雪期に登ったことが有るので、山頂そのものには執着は無い。今日の山行は、二人が途中から戻ることになった時に、私はどうするかが課題であろう。それはその時の状況次第である。
新しい道と言うのは、廃道となったものを利用し、整備し直した物だが、忠実に昔日の道を再現したものではない。旧来の道は吉ケ平からアバラシ沢を越えて入塩川からの登山道に合流していたはずである。新道はアバラシ沢右岸の尾根を登るようについている。尾根は細尾根で地図上では登り口からしばらくは急登である。この尾根は、残雪期に網張山頂から下った尾根である。細い尾根で不安定な雪庇が張り付いていた。とても進めず尾根途中からドンデンと言われる平坦地に下降して、アバラシ沢の沢口まで雪原を歩いたのであった。
廃止された分校を利用した山小屋は、瀟洒な山小屋に変わっていた。駐車場も整備されキャンプ場も併設された。炭焼窯なども整備されていて周辺は一変していた。守門岳だけでなく番屋山や雨生池、大池、旧八十里峠散策などの基地としての賑わいが期待できる。冬にここまで入るのは難しいだろうが、遅場を起点とすれば冬でも猿ケ城、蕗山、内ノ倉など標高は低いが個性的な山々で遊ぶことは出来る。里山だから作業道も発達していて、それらを掘り起こせば、年中楽しむことが可能であろう。私は、それらを歩いて一人悦に入っていた時期もある。
広くてなだらかな道を進む。昔の作業道であろう。古い道は、なだらかで安全なところをダラダラと進む。新道は、目的地に一直線に向かう短期決戦型が多い。土着の人は日々通う道だ。短期決戦とはいかないのである。負荷のかからない所を選んでいく必要があるのだ。要所、要所には、目印となる大きな木があったり水場があったり、距離は長いが安全で体には優しい道なのだ。こういう道は、何となく安らぎを覚えるものである。
お喋りしながら歩いた道は、尾根先端から急な階段である。踏面が狭く油断ならない階段だ。階段が終わると道はさらに急登となる。整備された道なのだが、灌木を掴みながらの登りである。女性陣も昔登っていた杵柄で順調だ。女性陣は、急登部分を登り切って休もうと頑張るが、ちょっと厳しいようだ。少しずつ刻んで休まなければ、と思うが良い休み場が無い。昔取った杵柄で、ついつい頑張ってしまったが、一人で行って来てとなった。だからといって、そうするわけにはいかない。もともと中退は織り込み済みで、みんなで下ることになる。少しくらい足場が悪くても刻んで休むべきであった。急登はほぼ終わったのだ。後は楽な気分で登れるはずなのだ。それが出来ないのはリーダーに責任だ。リーダーとは名ばかりであるが未熟さの露呈してしまった山行である。
登りよりも下りの方が心配であったが、そこは難なく下り歴戦の「勇士」の一端を感じさせた。大池に行ったことが無いというので、大池を回って登山口に戻る。大池は名前に反してこじんまりした池である。静まりかえっていかにも深山の趣である。
駐車場に戻って、広場で鍋を囲んで小宴会。旧交を温め、ひと風呂浴びて帰路に着く。
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